電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2020年2月号を読む

2020年02月13日 06時02分51秒 | 手帳文具書斎
偶数月の初日に発行されているステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』の2020年2月号(通巻88号)を入手、遅ればせながら丹念に読みました。今号の特集は、

2020年の注目文具

というもので、パイロットのシナジー・チップ、三菱鉛筆の0.28mmジェットストリーム、ゼブラの巻けるグリップなどの筆記具関連のほか、ランドセルに収納しやすい筆入れのコンパクト化や梱包用テープの柄入り「マステ化」など、最近の動向を取り上げています。このあたりは、巻けるグリップは和弓の握り皮を巻き直すみたいな考え方で多少の興味がありますが、筆記具は中〜太字志向ではあっても極細志向ではありませんし、とくに強く関心を引くものではありませんでした。

特集以外の記事で興味深かったのは外海君子さんの「ニューヨーク文具レポート」で、「大統領とペンの関係」でした。とくに「大統領は、通過した法案を複数のペンを使って署名して成立させ、立役者に贈る」慣例になっているのだそうで、1964年、ジョンソン大統領は72本のペンを使って公民権法案に署名したのだそうです。ケネディ大統領の暗殺の黒幕ではないかと言われたり、ベトナム戦争拡大の当事者だと批判されたり、内政面での業績の割にとかく人気のないジョンソン大統領ではありますが、大統領自身は人種差別を嫌い、公民権運動を支持していたらしい(*1)です。法案成立の立役者として大統領からペンを贈られたとき、キング牧師はどういう心境だったのか、興味深いものがあります。

(*1):リンドン・ジョンソン〜Wikipedia の記述より



今回、文具店に行ったのは、固形糊「消え色PiT」の詰替え用を補充することと、これから確定申告などたくさんの紙をめくらなければいけないとき、あるいはたまに「逆さ爪」が痛いときなどに使う「指サック」を購入するのが目的でした。お目当てのものを購入し、ついでに『Bun2』も入手して、当面の ToDo リストはだいぶ減りました(^o^)/


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