小学校以来、鉛筆で書き間違えた文字は、消しゴムで消すものでした。当時、ふつうのゴムの消しゴムは、経年劣化で固くなると、目立って消字性能が低下するものでしたが、プラスチック字消しの登場は画期的なものでした。

学生時代、万年筆やボールペンを多用するようになると、誤字の訂正は大ごとになりました。万年筆の場合は、二液式のインク消しというのがあって、A液を塗った後でB液を塗ると、少し塩素臭がして色が消えますので、吸い取り紙で水分を吸収して乾燥させるのでした。
これに対して、製図用黒インクやボールペンの場合は、インク消しという手段が使えません。砂消しというもので紙をガリガリと削るようなこともやりましたが、後からは修正液とかホワイトコレクターとかいう名前の白いペンキのようなものを塗布して乾かした後に、正しい文字を再び書き入れるというやり方を取るようになりました。

それ以外の方法としては、正しい字を別の紙に書いてハサミで切り取り、糊とピンセットで誤記の部分に貼付するというやり方がありました。この方法だと、一文字だけの訂正ではなく、パラグラフ全体を書き直すという荒技も使えるため、先細ピンセットと固形糊が筆箱に常備されている時代がかなり続きました。
こうした字消しの手法が根本的に変革されたのが、ワードプロセッサや表計算を中心とするOA化の進行の時期です。訂正すべき箇所は画面上で訂正し、プリンターで出力するというやり方で、字消しは不要になるかと思われました。ところが、手書きがなくならない以上、やっぱり誤記はなくならない。

今の字消しの主流は、修正テープでしょうか。当方のデスクにも、使い切りのものや詰め替え式のものなどいろいろと備えてあり、便利に使っていますが、実のところ取消線を引いてその下に訂正してしまう安直なやり方も少なくない今日この頃です(^o^;)>poripori

学生時代、万年筆やボールペンを多用するようになると、誤字の訂正は大ごとになりました。万年筆の場合は、二液式のインク消しというのがあって、A液を塗った後でB液を塗ると、少し塩素臭がして色が消えますので、吸い取り紙で水分を吸収して乾燥させるのでした。
これに対して、製図用黒インクやボールペンの場合は、インク消しという手段が使えません。砂消しというもので紙をガリガリと削るようなこともやりましたが、後からは修正液とかホワイトコレクターとかいう名前の白いペンキのようなものを塗布して乾かした後に、正しい文字を再び書き入れるというやり方を取るようになりました。

それ以外の方法としては、正しい字を別の紙に書いてハサミで切り取り、糊とピンセットで誤記の部分に貼付するというやり方がありました。この方法だと、一文字だけの訂正ではなく、パラグラフ全体を書き直すという荒技も使えるため、先細ピンセットと固形糊が筆箱に常備されている時代がかなり続きました。
こうした字消しの手法が根本的に変革されたのが、ワードプロセッサや表計算を中心とするOA化の進行の時期です。訂正すべき箇所は画面上で訂正し、プリンターで出力するというやり方で、字消しは不要になるかと思われました。ところが、手書きがなくならない以上、やっぱり誤記はなくならない。

今の字消しの主流は、修正テープでしょうか。当方のデスクにも、使い切りのものや詰め替え式のものなどいろいろと備えてあり、便利に使っていますが、実のところ取消線を引いてその下に訂正してしまう安直なやり方も少なくない今日この頃です(^o^;)>poripori