電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

LinuxデスクトップPC-audioにサウンドブラスターのDACは問題なしだった

2017年09月18日 06時01分33秒 | コンピュータ
某密林に注文していたサウンドブラスターのDACが届いていたので、台風接近の影響で降りだした雨をいいことに、メインのデスクトップPCにセットアップを試みました。



まず、箱から取り出して付属品を点検し、説明書をざっと眺めて格別に変わっているところはないと確認します。次にDAC本体(型番:SB-DM-PHDR2)に添付のUSBケーブルを接続し、さらにRCAケーブルのL/Rを間違えないようにデスクサイドのミニコンポONKYO:CR-555のライン入力に接続します。あとはミニコンポのアンプとPCの電源を入れるだけで、特に添付のCDからドライバを導入するような手順は全くありません。



ただし、一応 Ubuntu Linux の「システム設定」から「サウンド」を呼び出し、出力をアナログ出力に変更してやる必要があります。これは、デジタルな音楽データをアナログな音声信号に変換して送り出す装置を接続したのですから、当然のことです。



これで、簡易なデスクトップPC-audioが復活です。ハードディスクに貯めこんだ音楽データのなかから、いくつか曲を選んで聴いてみました。

  • R.シューマン 交響曲第3番「ライン」 ジョージ・セル指揮クリーヴランド管
  • 同 同上 コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管



いいですね〜! 懸案だったノイズの発生もピタリとなくなりました。ミニコンポを含め、音の面で難しいことを言わなければ実用上充分でしょう。セル指揮クリーヴランド管の演奏と比較すると、コンヴィチュニーの録音は、オーケストラの音のバランスがだいぶ違いますね〜。第4楽章の出だしなどは、まさにズザーっとずらした始まりです。重々しさというか、悲劇性を意識した表現でしょうか。個人的な好みから言えば、例えば終楽章のように、パワフルだけれど華やかな中に軽やかさがあるセル盤ですが、素人音楽愛好家の融通性で、コンヴィチュニー盤の表現もこれはこれでなかなか面白いです。

夏の終わりから秋の始め頃、なぜか聴きたくなるのがシューマンの「ライン」です。私にとっては、この豊穣なる音楽が、晩夏〜初秋のシンボルのようなイメージなのです。

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