電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

プレッピー万年筆(中字)の書き味の不満の原因は

2017年09月28日 06時01分43秒 | 手帳文具書斎
プラチナ社の古典ブルーブラック・インクの長所を発見するきっかけとなった、同社の廉価万年筆「Preppy」ですが、当初は細字(0.3mm)を使っていて、まったく問題を感じませんでした。ところが、便利さに味をしめて中字(0.5mm)のプレッピーも購入し、その書き味に不満を持ち、なんとかならないものかと試行錯誤して来ました。最も不満に感じたのは、ときどきインクが途切れる現象があり、たまたまインクフローに問題のある個体にぶつかったためではないかと考えておりました。

ところがあるとき、ふとインクフローに問題があるのではなくて、ペン先と筆記方向との角度に問題があるのではないか、言い換えれば、私自身の「書き癖」のせいなのかもしれないと考え、試してみました。

  • まず、筆記方向に対してペン先が斜めにねじれており、ペン先の平坦部が水平よりもだいぶ斜めになっているような筆記角の場合、インクがうまく流れず、途切れることがあります。

  • これに対して、ペン先が筆記方向に対して直角に近い、ペン先の平坦部も水平に近い場合、インクが途切れずにスムーズに書くことができます。


私の場合、書きぐせはこの中間にあり、少しねじれて、少し斜めにかしいでいる状態で書くことが多いようです。長年使っているパイロットのカスタム・グランディなどは、この書きぐせに馴染んでしまっており、問題なく使えますし、近年になって入手したTWSBIダイヤモンド580ALラヴァー(M)も、書きぐせに対する許容角度が緩やかなのかもしれません。しかし、プラチナ万年筆のプレッピーの中字では、いささか筆記角度に対してシビアに設定されているのかもしれないと感じています。

わかってしまえば話は簡単です。要するに、ペン先を筆記方向に対して直角に近づくように、またペン先の平坦部が斜めにならないように意識して書くようにすれば良いということになります。ふーむ、プレジールも含めてもう少しじっくり使ってみることにしましょう。

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