電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

太字の万年筆の使用頻度

2012年08月15日 06時05分40秒 | 手帳文具書斎
愛用している万年筆のうち、ペリカンの400は、叔父にもらったものです。中字<M>とはいうものの、太々とした文字は日本製品のBに相当するのではないかと思うほどで、独特の迫力です。一時、この太字の味を好んで、手紙を書くときなどに愛用していました。ところが、備忘録など日常的な用途に使おうとすると、意外に不便です。

(1) 字画を省略せずに書こうとすると、文字が大きくなる。
(2) 文字が大きくなると、A罫(7mm)でも狭すぎる。
(3) インクの消耗がはやく、書いているうちになくなる。

そのため、太字の味わいには魅力を感じながらも、太字の万年筆の出番は減少ぎみで、日常用途には使わなくなってきています。

いっぽう、国産の細字<F>や中字<M>の万年筆、たとえばパイロットのカスタムなどでは、A罫のノートにちょうど良い大きさで書けますし、老眼世代にも視認できます。インクの消耗もそれほど急激ではありません。文字を書くときにあまりに極細すぎるのも、繊細さが痛々しいほどで中高年おじさん世代向きではありません。私の場合、細字かせいぜい中字程度でゆったりと書くのがよろしいようです。



さて、本日もまた、お盆の帰省から都会へ戻る道路や交通機関の混雑が予想されます。移動される予定の皆様、どうぞ道中のご無事をお祈りいたします。

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