電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

懐かしさと歴史

2010年06月02日 06時02分20秒 | Weblog
子供の頃、祖父母や父母が懐かしさを感じるものは、すでに歴史的な存在になっておりました。同様に、当方が懐かしさを感じるものは、子どもたちにとってはどうやら歴史の遺物のようなのです。

オープンリールのテープレコーダ、LPレコード、計算尺、対数表、デバイダ、T定規など、中には何に使うのかさえもわからないものもあるそうな。

なるほど、少年期、青年期に使った経験のあるものは懐かしく、それ以前のものは歴史的存在なのですね。すると、団塊の世代が少年少女期を過ごした時代よりも前は、すでに歴史の範疇に入り、戦後の高度経済成長期あたりが、懐かしさから歴史の範疇へ移行しつつある、ということなのでしょう。そして、歴史の範疇に入ったものは、ある程度の知識がなければ、理解できないのは当然です。

うーむ、そういう認識ができないと、自分自身が過去の遺物になってしまう、ということか。若い人に昔の話をするときは、気をつけましょう(^o^;)>poripori
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