電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

シランに関する伝統的駄洒落保存会的雑学

2009年06月05日 05時45分37秒 | 散歩外出ドライブ
写真の花、シランが今年も咲きました。この季節に、美しい紫の花を付け、ほったらかしでもたいへん丈夫です。野生のものは、準絶滅危惧種なのだ(*1)そうで、それもびっくりです。わが家のシランは、雪融けの一番遅い北側にあるヒマラヤユキノシタの隣で、ひっそりと可憐に咲きますが、以前の職場には、ほとんど野生のシランの、かなり大きな群落がありました。あそこが今はどうなっているのか、当時の大先輩のお顔とともに、懐かしく思い出します。

ちなみに、草花に興味のない化学屋と「シラン」について話をすると、ときどきとんちんかんな会話になることがあります。それは、「シラン」という化学物質(*2)があるからです。分子式 SiH4 がそれで、半導体などの洗浄などに使われることもあるのだそうですが、空気中に安易に放出すると、自然発火して事故になることもあるのだそうで、「わしゃ知らん」とは言えないようです。ついでに言えば、Si2H6 は「ジシラン」といいますので、これと区別するために、SiH4 をモノシランと呼ぶこともあるとのこと。なんだか「字知らん」「物知らん」と言われているようで、恐縮してしまいます(^o^;)>poripori

シランに関する記事は、たしか以前にも掲載(*3)した記憶があります。やっぱり伝統的駄洒落保存会系なしろものだったような。発想の根本が、まったく変わっておりませんなぁ(^o^)/

(*1):シラン(植物)~Wikipedia より
(*2):シラン(化合物)~Wikipedia より
(*3):伝統的駄洒落の保存について~「電網郊外散歩道」より
コメント