電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

伝統的駄洒落の保存について

2006年06月07日 21時22分24秒 | Weblog
今や絶滅の危機に瀕しているものがあります。駄洒落(だじゃれ)という文化がそれです。この文化の中心的な担い手であった心優しき中年おじん族は、女性と若者を中心とする「寒~い」という画一的反応を前に、彼らの凍死を恐れるあまり、すっかり萎縮してしまったのでしょうか、この文化の普及と継承発展を意図的に抑制しているふしがあります。
この文化は、他のだれをもけなさず貶めず、純然たる言葉の遊びを楽しむという、高度の精神的背景を持っております。にもかかわらず、少子高齢化を背景にその社会的な伝承が途絶えようとしているのは、残念至極であります。伝統的駄洒落を愛する同志のみなさん、名誉会長であるN響アワー池辺晋一郎氏を中心に、この貴重なる文化を末永く保存いたしましょう(^o^)/

「ねぇ、この花、何の花?」「シラン。」

いえ、単にそれが言いたかっただけなんですけどね。
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4 コメント

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はじめまして。 (AKI)
2006-09-02 21:38:54
はじめまして。

えーと・・・「シラン」、笑いました(笑)。

書き出しからの解説を真面目に読んだ後には効きました・・・。
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AKIさん、 (narkejp)
2006-09-02 22:00:11
いらっしゃいませ。「農家の嫁の事件簿」を楽しく読んでいますよ。引っ越してからは初めてかもしれませんが、旧ブログのときは何度かコメントをいただいています。エッシャーのだまし絵が題材のときとか、自分で戸を開けて入って来るネコの話とか。駄洒落は反応よりも考えるのが一番楽しいのですね。

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駄洒落 (5381naninani)
2024-09-18 15:40:14
こんにちは。

 なるほど、駄洒落は「高度な精神的波形を持つ、貴重な日本の文化」だったのですね。(訂正:波形→背景)
 日本人のこの文化は、ギスギスしている世界中に広めたいですね。
 でも、無理かな。
 "What's this flower?"- "I don't know." では、いっそうギスギスしてしまいそうですから。


 
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5381naninani さん、 (narkejp)
2024-09-18 16:38:07
コメントありがとうございます。そうですね、「シラン」のダブルミーニング性が共通に理解されていないと難しいでしょうね。でも、欧米でも飛行機で友人ジャックくんを見つけ「Hi! Jack!」って言ったら逮捕されちゃったなんていうジョークがありますから、意外に共感されるかも(^o^)/
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