厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年20冊目 『なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?』は、メンタルを整えてリトルC(小さなクリエイティビティ)を実践する

2023-09-08 07:51:53 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

クリエイティブな人たちが実践している「クリエイティブ・メンタルマネジメント法」の全体像を示し、メンタルリソースの整え方、リトルC(小さなクリエイティビティ)の実践方法、仕事のやりがいを高める方法、そしてウェルビーイングになるにはどうすれば良いかについて説明します。

 

信頼できる学術的エビデンスや著者自ら実際に測定したデータなどに基づいていますが、1つの考え方として参考にし、実践に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

【my pick-up】

◎座りすぎと不安の関係

クリエイティブな人は、仕事の内容や時間帯によって、仕事の場所を変えることが得意です。一個所に止まっていると思考が凝り固まり、クリエイティブな発想を阻害することを知っているからです。その結果、座りすぎも回避できるのです。

◎マルチタスクを避ける

クリエイティブな人は一見割り込みタスクにも嫌な顔をせずに対応する傾向がありますが、本来は、やっているタスクを中断されることを好みません。特にクリエイティブな思考をしているときはなおさらです。そのようなときには、場所や時間を工夫することで、割り込みが入らない環境をつくり上げることにとても長けています。

◎クリエイティブな人はサウナを習慣にする

実際にサウナをよく利用する起業家の方の感想を聞くと、サウナに入った瞬間、熱気でごちゃごちゃと考えることができなくなるので、重要性や緊急性の低いことは一切考えなくなり、本当に考えるべき本質的なことだけを考えるようになるといいます。

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2024年19冊目 『その選択が健康寿命を決める』は、正しい情報をもとに病気のリスクを下げる方法

2023-09-08 07:44:10 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

健康、老化、病気、寿命という普段から何気なく使っている言葉から、改めて健康寿命の本質を考えます。

 

「避けられない老化を受け入れながら、正しい情報を元にできることをする」

 

健康寿命を延ばす方法=病気のリスクを下げる方法は、大きな努力が必要だったり大金がかかる作業はありません。

それは、誰もが気持ち次第でいつからでも実行できることが、本書で理解できるでしょう。

 

【my pick-up】

◎健康寿命を延ばすには運動

私は「健康寿命を延ばす方法を1つ上げろ」と言われたら「運動」と答えます。生活の中で手助けを必要とする要支援1~2、杖や車いすが必要な要介護1~2の人は筋肉、骨、関節に問題があることが多いようです。裏を返すと、筋肉の衰えを防ぐことで、いつまでもひとりで楽しく暮らせる可能性を上げることができます。

結論から言えば「毎日15分、日光を浴びながら散歩してください」。転倒が怖いからと歩くことをやめると、どんどん筋肉が落ち、体が弱くなってしまいます。すると、かえって少しの段差につまずいて転倒しやすくなり、骨折から寝たきりになる危険が高まります。

◎お酒はまったく飲まないにこしたことはない

お酒は「体に良い」というわけではなく、医師が積極的にすすめるものではありません。アルコールは発がん物質の一種だということは忘れないでください。また、大量にアルコールを接種し続けると、認知症のリスクが上がることもわかっています。顔が赤くなるタイプの人は無理に飲まない、飲むときは少量を心がけるようにしましょう。分解酵素の強弱は遺伝子によるもので、いわば先天的なもの。ですから「練習すればお酒は飲める」というのは間違いです。毎日浴びるほど飲んで週に一度の休肝日を設けてもリスクが下がることは期待できません。

◎認知症の予防は脳トレより筋トレ

認知症の予防に効果があるのが人とのコミュニケーションです。積極的に人と関わっていきましょう。家族だけでなく、近所のコミュニティやサークルなどに参加して人と話す機会を作ってください。「脳トレ」は認知症予防にはあまり意味はありません。脳に刺激を与えるには、思考を巡らせるより、体を使った運動です。

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2024年18冊目 『自分の本を出すためのバイブル』は、1100冊以上の本を出してきた中谷彰宏さんが伝授

2023-09-08 07:30:51 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

29歳で最初の本を出してから、34年間で1100冊以上の本を出してきた中谷彰宏さんが、自分の本を出すための「オリジナリティーの出し方」「書き方」「編集者との出会い方」について伝授します。

 

1項目1ページでエッセンスが抽出されていますので、それらを一連の具体的行動に繋げる必要があると思います。

 

【my pick-up】

◎意外性があって、理由付けがあること。

アドバイスは意外性がないと刺さりません。誰でも言いそうなことはただの身の上相談です。誰でも言いそうなアドバイスはお金を払ってまで読みません。意外性にロジックのある理由があることも大切です。

◎伝えたいことを1行で書けないのは、本質をつかめていない。

長々と書かないと伝えることができないというのは、書き手が本質をつかんでいないということです。手術は短い時間でできないと合併症が起こります。読者は時間つぶしに読んでいるわけではないのです。

◎精神論ではなく、具体的な行動を書く。

抽象的な精神論は読者にはまったく参考になりません。本を書きたい書き手の多くが精神論を書きたい人です。精神論にオリジナリティーはありません。なくても書けるのです。精神論を書いている書き手には自覚がありません。まずこれは具体的行動ではないなと気づくことから始まります。

◎コツコツ努力ができない人は、本を出すことも、仕事もできない。

「仕事が面倒くさい仕事なので好きな本でも書きたい」という書き手がいます。本を書くとは仕事と同じくらい面倒くさい作業を伴います。コツコツ努力が嫌いな人に本を出すことはできないのです。

◎企画書ではなく、100項目の見出し目次を持っていく。

「企画書を見てください」と迫る書き手がいます。企画書では判断できません。1つのテーマで見出しが100個あれば判断できます。企画書を書くヒマがあったら見出しを100個書くことです。

◎見出しは、草野球式。強い項目順に並べる。

「構成の仕方がわかりません」と悩む書き手がいます。こういう書き手にかぎって大事なことを後ろに持っていきます。100個の見出しは最初の5個が勝負です。強いものから順に並べることです。

◎1冊目が売れなかったら、「あの人は売れない」という烙印になる。

「とりあえず1冊目が出れば後は次々と依頼が来る」というのは実際は逆です。最初に本が売れなかった負の歴史は未来を閉ざします。だから最初の1冊目はとりあえず出してはいけないのです。

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2024年17冊目 『聞いてはいけない スルーしていい職場言葉』は、曖昧な言葉や後ろ向きな言葉を遠ざける

2023-09-06 14:50:39 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、さまざまな職場言葉についてその背景を分析しながら、そうした言葉との「付き合い方」について考えます。

基本的には「とりあえずスルーしてもいいんじゃないか」という切り口で論じられています。

 

1.本来の意味が曖昧になってどこか怪しげになっている言葉を再定義する

「机上の空論」「寄り添う」「やればできる」など

2.負のパワーを持つ言葉との付き合い方を見直す

「老害」「劣化」など

3.仕事の「新しい動き」を止めようとする言葉を追い払って、前向きな気持ちを持てるようにする

「絶対大丈夫か?」「迷惑かけるな」など

 

人間関係をめぐる問題の多くは、言葉のやり取りが原因となっています。

 

本当は無視してもいいような言葉に影響されたり、流行り言葉に振り回されたりして消耗してしまう。

そういうことをできる限り減らしていくためにも、本書を参考に言葉との付き合い方について、いま一度考えてみてはいかがでしょうか。

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2024年16冊目 『ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち』は、介護保険制度を正しく活用すれば仕事を辞める必要はないことを知ろう

2023-09-06 14:35:39 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

介護で仕事を辞めてしまうと、介護する人の人生は大きく変わります。

この本は、将来ビジネスケアラー(働きながら介護する人)となる予備軍の方が仕事と介護をうまく両立させ、パフォーマンス低下および介護離職のリスクを下げるためのノウハウ・指針を提示します。

 

・ビジネスケアラーの中心となる現代の40~50代は、過去の40~50代とは異なり、未婚率も高く、兄弟姉妹が少ない。

・企業もまた、介護離職や介護によるパフォーマンスの低下を恐れている。

・親が認知症になる前に、家族信託などの対応をしておけばお金の問題は減らせる。

・認知症の在宅介護に苦しんでいるとするなら、小規模多機能型居宅介護を検討する。

 

親の介護は、子どもの人生が親の犠牲になるという話ではなく、親が子どもに与えてくれる重要な変化のチャンス。子どもに真の自立をもたらすものです。

 

ビジネスケアラー予備軍の方だけでなく、経営者、管理職、人事担当者も人的資本経営・健康経営の一環として、一緒に従業員の介護問題を考えましょう。

 

【my pick-up】

◎離職する人は介護に関する知識不足

すでに存在する、世界最高ともいわれる日本の介護保険制度の介護サービスを正しく活用すれば、介護離職は解決してしまう問題に過ぎません。多くの介護者が、自治体の介護窓口を利用していません。たくさんのビジネスケアラーが、おトクに使える介護サービスを知らないままに仕事を休み、大損をしているのです。介護のおトク情報を得る旅は、親の暮らしている市区町村の役所の受付で「介護の相談がしたいのですが」と言ってみることから始まります。自治体の介護窓口だけでなく、地域包括支援センターにも足を運んでみることも強くオススメします。「えっ、そんなサービスがあったの?」「えっ、そんな支援があったの?」という発見が、きっとあると思います。この背景には、自治体の相談窓口は、数年で部署異動をすることの多い公務員によって運営されているのに対して、地域包括支援センターの多くは、民間の信頼できる介護事業者に委託されていることが多いことがあります。

◎親と同居で認知症のリスクが増える「リロケーションダメージ」

高齢者にとって、住み慣れた環境を離れることは、認知症のリスクを高めてしまうという事実についても理解しておく必要があります。また、田舎にあった人間関係のネットワークがすべてなくなってしまうことの影響は、本人が想像している以上に大きなものだったりもします。リロケーションダメージは、高齢者により顕著に発生するのです。親本人は大丈夫だと言っても、医学的にはそれは正しくないという事実は、どうしても知っておく必要があるでしょう。ずっと一緒に暮らしていなかった親にとって実は、子ども以上に重要な人間関係が田舎にあったということを、それを失ってから知るのは厳しいものです。

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