評価 (3点/5点満点)
日本の人口問題や、農産物・畜産物・海産物の自給問題など、各種統計資料をグラフ化することで「日本の現状」を分かりやすく把握できるようになっています。
現状を踏まえた「日本の未来像」は、日銀保有国債の活用による防衛力増強や100%自給化など、著者の意見が述べられていますが、それにとらわれずに各自で考えてみましょう。
評価 (3点/5点満点)
日本の人口問題や、農産物・畜産物・海産物の自給問題など、各種統計資料をグラフ化することで「日本の現状」を分かりやすく把握できるようになっています。
現状を踏まえた「日本の未来像」は、日銀保有国債の活用による防衛力増強や100%自給化など、著者の意見が述べられていますが、それにとらわれずに各自で考えてみましょう。
評価 (3点/5点満点)
「どうすれば、シングルの人たちは幸せに生きられるか?」
この本が目指すのは、シングルの時代の到来を示す世界の動きと、その背後にあるメカニズムを正しく認識することです。
シングルの人たちは、よりフレンドリーで、物質的なことにはあまり執着せず、ほかの人たちより多くの意味を仕事から見出す傾向がある。たとえば、シングルの人たちは、結婚している人たちと比べて、よりおもしろく、挑戦しがいがあり、達成感のある仕事を探すこと、また、仕事をつうじて結婚している人たちより多くを内在的に得ていることが、研究によってわかっている。(P203)
シングルの人たちには、結婚している人たちよりも多様な親友がいる。特に、シングルの人たちの場合、その親友には親戚以外の人たちも含まれる可能性が高いからだ。信用してなんでも話せる人たちのグループを多様化することで、シングルの人たちは、結婚している人たちよりも、もっと強いコアなネットワークを作ることができ、孤独を感じることが少なくなっている。(P250)
シングルの人たちは、結婚している人たちに比べて、自分のキャリアに多くを投資することで、よりたくさんのものを得ていた。家族志向の人たちや、早い時期に家庭を築いた人たちは、付加的な意味を与えてくれる仕事よりも、雇用の安全と収入の安定を優先できる仕事を選ぶかもしれない。対照的に、結婚したことのないシングルの人は通常、このような義務を背負っていないので、気持ちのうえでもっとやりがいが感じられるが、安定しているとはいえないキャリアの道を選択する自由がある。(P309~310)
年金制度の問題も、老人介護の問題も、少子化のせい、すなわち結婚しない人、子どもを作らない人が悪いという論調で語られますが、夫婦であることを前提とする社会はすでに成り立たなくなっていますよね。
評価 (3点/5点満点)
個人が会社を買う環境はどんどん整っており、「サラリーマンが会社を買うなら、いますぐ動き出すべき」というのが本書の趣旨です。
・後押しをしてくれる公的機関も出てきている。
・融資制度も整い、自分でお金を1円も出すことなく、会社を買うことが可能。
・経営者保証(会社の借金をオーナー経営者が個人的に保証すること)を引き継ぐこともない。
起業に比べて、もともとある会社を買って経営するほうが難易度は低い。
資本家になるための新たな選択肢として考えていいですね。
【my pick-up】
◎株や不動産投資より低リスク
300万円を投資して会社を買い、1億円を報酬として回収するのはそれほど難しいことではありません。事実、中小企業経営者お平均年収は、中小企業庁や民間のデータなどによると、1700万円ほどになります。そんな会社を買って10年ほど経営すればいいのです。それどころか、その間に会社を成長させたり、次の人が買いやすい会社にしたりして売却すれば、売却代金が1億円を超えることも珍しいことではありません。つまり、1億円の報酬に加えて、さらに億単位のボーナスを手にすることも可能なのです。そういう投資をしませんかということです。
◎サラリーマンが持つスキル
たとえば、大手・中堅企業のサラリーマンが培ってきた営業力、交渉力、調整力、プレゼンテーション力は、どれもレベルが高く、多くの中小企業の社長や部長とはレベルがまったく違います。これはなにも、中小企業の社長やそこで働く人たちを馬鹿にしているのではありません。決まったお得意先、決まった商品、全員が顔見知りで長年その企業で働いている人ばかりといった環境では、そうした能力が必要とされてこなかったわけです。対照的に、日本の企業の1%未満しか存在しない大手・中堅企業のなかで、それらの能力は優秀な先輩たちが試行錯誤して、何百回とPDCAを回してアップデートを繰り返して築き上げたスキルを継承したものです。個人が自分で考えて努力して身につけられるスキルではありません。当たり前に思えて、一生一夕では身につけられない貴重な能力であり、多くの中小企業にはないものです。