評価 (3点/5点満点)
「4つ以上の選択肢を用意する」「本来とるべき選択を容易にできるようにしておく」「必ず後戻りできるようにしておく」
これが本書で言う超ロジカル選択術の鉄則です。
私たちの悩みの大半は、選択肢の少なさによって生じるそうです。鉄則の1番目ですね。
私たちが精神的に追い込まれたり、鬱になってしまうのは、選択肢がないためで、他の手段があるかどうかは人生において大きな意味を持ちます。
この本では、現状バイアスを意識的に外すために、毎日の生活の中で少しだけ意識を変えたり、工夫を積み重ねるヒントが多数紹介されています。
いつまでも選択を先送りにし、現状にしがみついているつもりで衰退を続けているのが日本の30年間です。
選択して失敗しても、最後には「忘れる」という方法がありますのでチャレンジしましょう。
仲の良い友人と食事に行くでも、仕事やスポーツに打ち込むでも、とにかく別のことに専念することで、新しい記憶が上書きしてくれます。
【my pick-up】
◎節約したければ8時間眠ろう
睡眠を毎日8時間とっていると、お金を使ってストレスを解消しなくとも交感神経と副交感神経のバランスがとれ、幸福感を抱けるようになります。つい無駄遣いしてしまう人は、睡眠時間を8時間とってみてください。ストレスが減り、無駄遣いしようという気持ちが消えていきます。
◎音楽を浴びるように読書しよう
本を読む習慣を身につけると、びっくりするぐらい人生が好転します。もし月に1冊でも読めば上位50パーセント、月に5冊読めば上位10パーセントに入ることになると考えられます。つまり、もし他人より有利な地位を得たい、社会でうまくやっていきたいと考えるのであれば、1週間に1冊、本を読むことが早道です。私はアポイントの間にカフェに入ったとき、美容院で髪を切ってもらうときなど、スキマ時間にひたすら読書しています。
◎早い時間に行く方がコスパがいい
私は病院に行くとき、なるべく午前中を選びます。昼から夕方にかけて誤診率が増えると言われているからです。病院だけでなく、美容院やまつ毛エクステなど、人が施術してくれるサービスは、なるべく開店直後に行くようにしています。これも同じ理由で、夕方や夜になると、どうしても疲れてサービスレベルが落ちるからです。