厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年15冊目 『勝間式 超ロジカル選択術』は、選択肢を増やせば悩みの大半は解決できる

2023-09-05 13:15:16 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「4つ以上の選択肢を用意する」「本来とるべき選択を容易にできるようにしておく」「必ず後戻りできるようにしておく」

これが本書で言う超ロジカル選択術の鉄則です。

 

私たちの悩みの大半は、選択肢の少なさによって生じるそうです。鉄則の1番目ですね。

私たちが精神的に追い込まれたり、鬱になってしまうのは、選択肢がないためで、他の手段があるかどうかは人生において大きな意味を持ちます。

 

この本では、現状バイアスを意識的に外すために、毎日の生活の中で少しだけ意識を変えたり、工夫を積み重ねるヒントが多数紹介されています。

 

いつまでも選択を先送りにし、現状にしがみついているつもりで衰退を続けているのが日本の30年間です。

選択して失敗しても、最後には「忘れる」という方法がありますのでチャレンジしましょう。

仲の良い友人と食事に行くでも、仕事やスポーツに打ち込むでも、とにかく別のことに専念することで、新しい記憶が上書きしてくれます。

 

【my pick-up】

◎節約したければ8時間眠ろう

睡眠を毎日8時間とっていると、お金を使ってストレスを解消しなくとも交感神経と副交感神経のバランスがとれ、幸福感を抱けるようになります。つい無駄遣いしてしまう人は、睡眠時間を8時間とってみてください。ストレスが減り、無駄遣いしようという気持ちが消えていきます。

◎音楽を浴びるように読書しよう

本を読む習慣を身につけると、びっくりするぐらい人生が好転します。もし月に1冊でも読めば上位50パーセント、月に5冊読めば上位10パーセントに入ることになると考えられます。つまり、もし他人より有利な地位を得たい、社会でうまくやっていきたいと考えるのであれば、1週間に1冊、本を読むことが早道です。私はアポイントの間にカフェに入ったとき、美容院で髪を切ってもらうときなど、スキマ時間にひたすら読書しています。

◎早い時間に行く方がコスパがいい

私は病院に行くとき、なるべく午前中を選びます。昼から夕方にかけて誤診率が増えると言われているからです。病院だけでなく、美容院やまつ毛エクステなど、人が施術してくれるサービスは、なるべく開店直後に行くようにしています。これも同じ理由で、夕方や夜になると、どうしても疲れてサービスレベルが落ちるからです。

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2024年14冊目 『仕事がデキる人の たたき台のキホン』は、たたき台は他人のアタマを借りるためのコミュニケーションツール

2023-09-05 13:00:46 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

「たたき台がなければ議論は始まらない」という共通認識があったボストンコンサルの元社員の著者が、「たたき台」を活用した仕事術について紹介します。

 

最初は完成度が低いものから始まって、いろんな人の意見やアイデアを取り込みながら、次第に完成度を高めていく。

たたき台はその名の通り、「叩かれ、鍛えられる」ためにある存在です。

 

たたき台を最強のコミュニケーションツールとして、周囲を巻き込み、活発な議論を生み出すことのできる道具として活用します。

 

・先読みできる=失敗を多く経験している(P58)

・社会人5年目になっても資料作りで何度もやり直しを命じられるなら、たたき台で基礎を作ってこなかったから(P105)

 

「他人のアタマを借りる」ための道具=たたき台を扱ったビジネス書は、今までありそうでなかったですね。

たたき台の作成・発展過程でAIを活用することも今後ありうるでしょう。

 

【my pick-up】

◎たたき台を出す人は、何もないゼロのところに議論を生み出す「ゼロイチの人」

「うまく話せるようになろう」と頑張るより、たたき台に代わりに語ってもらいます。たたき台を作る過程では、自分の頭の中の言語化が進みます。自分から詳しく説明しなくても、あとはたたき台が伝えてくれます。たたき台があれば、コミュニケーションによる精神的な負担はぐっと減るでしょう。

◎分かっていないことは書かないのではなく、空欄を書く

相手に考えてもらいたいときはそこを空欄にしておくのです。例えば「この案件で最も重要なことは何ですか?」と聞くより、「この案件で最も重要なことは□□□である」とたたき台に入れておきます。そして「この□□□には何が入りますか?」と問いかけます。隙と質問はとても相性がよく、自分が欲しい情報を相手からどんどん引き出せます。その威力を実感したら、隙を戦略的に使いたくなるはずです。

◎自分の意見を必ず入れる

たたき台であっても自分の意見を入れないと、相手からは何も引き出せません。「ここは3つのポイントにする」のようなちょっとした工夫でもいいのです。それに対して、相手が何かしら反応すれば上出来です。自分の意見を通せるようになると、社会人力や仕事力が高まっていきます。

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