評価 (3点/5点満点)
「生産性を高めたければ無理難題に挑め」
仕事全体から価値を生む部分を見極め、時間と労力を集中投下する。価値を生まない部分に割く時間を減らす。生産性を上げるとはこういうことです。
無理難題に挑むことは、「型」を身につけ生産性を上げるうえで、よい実践の場になります。先人たちの過去の経験から効果が実証されている再現可能な仕事の「型(基本)」を愚直に実行するのです。
この本では、若手ビジネスパーソンの仕事の生産性に特に大きく影響する、「段取り」「伝え方」「メール術」「資料作成術」「会議運営術」の5つを取り上げます。
本書で紹介している「型」は、地味な仕事の基本技でありながら、底に流れる考え方を理解して使いこなせば、奥義のレベルに昇華できるものばかりです。
また、本書はビジネススキルの研鑽に励む20代の若手のみならず、彼らを指導する立場の中堅の方にも役立つと思います。