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(3点/5点満点)
この本では、現在の仕事の中でディープチェンジ(深い自己変容)を実現していくことを目標としています。
ディープチェンジとは、他人が決めた進路に乗って流れに身を任せている「川下り」から、自分で決めた進路で「山登り」へ転換することです。
本書のタイトル「あしたの履歴書」は、市場価値を上げている人の人事ビッグデータ分析から策定された目標管理メソッドで、ディープチェンジをお手伝いするためのツールです。実務ベースの能力開発を重視し、職務経歴書をベースとして3年後の目標を設定していきます。
また、「あしたの履歴書」は。長期の目標やミッションを潜在意識下から引き出す行動科学の手法でもあります。
長期思考からビジネスをデザインするとともに、そこから逆算していまここでやるべきことを明確化して、PDCAを高速に回していくのです。「長期×短期」の組み合わせです。
目標を持つことができて、人生をより長い期間で鳥瞰図的に眺められるようになったら、未来や現在を自分の目指している方向のために自律的に過ごしているという感覚が得られるようになります。本書は決して転職や起業を促すものではないのですね。
【my pick-up】
◎AI時代には「論点を立てる力」が最も重要
日本人の多くはクリティカル(ロジカル)・シンキングを学ぶ機会が提供されていないこともあり、課題や問題の設定が不得意とされています。「AIは答えることに特化し、人間はよりよい質問を長期的に生み出すことに力を傾けるべきだ」。ここで最も重要なのは、クリティカル・シンキングにおいては、「論点を立てる力」と「長期の目標設定を行う能力」とが同じスキルセットであることです。