厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2018年68冊目『必ずできる。』

2018-01-21 00:40:23 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、「必ずできる」という前提で考えることを起点とする思考法について述べています。

大切なのは「問題は山積み」「状況は厳しい」ではなく、「だから、どうするのか?」ということです。

本書が提案するのは、「必ずできる」ためのロジカルシンキングの具体的な手法です。

<ストレッチ思考>高いゴールにチャレンジする

<メイクイット思考>可能性を面白がる

<インサイト思考>好奇心で掘り下げる

<デッサン思考>あらゆる角度から考える

たくさんの可能性を信じること、それを追求する面白さに気づくこと、そのために心と頭と体のフットワークを軽くすること。「必ずできる」思考とは、論理的ポジティブ思考と言えます。

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2018年67冊目『あしたの履歴書』

2018-01-21 00:26:04 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、現在の仕事の中でディープチェンジ(深い自己変容)を実現していくことを目標としています。

ディープチェンジとは、他人が決めた進路に乗って流れに身を任せている「川下り」から、自分で決めた進路で「山登り」へ転換することです。

本書のタイトル「あしたの履歴書」は、市場価値を上げている人の人事ビッグデータ分析から策定された目標管理メソッドで、ディープチェンジをお手伝いするためのツールです。実務ベースの能力開発を重視し、職務経歴書をベースとして3年後の目標を設定していきます。

また、「あしたの履歴書」は。長期の目標やミッションを潜在意識下から引き出す行動科学の手法でもあります。

長期思考からビジネスをデザインするとともに、そこから逆算していまここでやるべきことを明確化して、PDCAを高速に回していくのです。「長期×短期」の組み合わせです。

目標を持つことができて、人生をより長い期間で鳥瞰図的に眺められるようになったら、未来や現在を自分の目指している方向のために自律的に過ごしているという感覚が得られるようになります。本書は決して転職や起業を促すものではないのですね。

【my pick-up】

◎AI時代には「論点を立てる力」が最も重要

日本人の多くはクリティカル(ロジカル)・シンキングを学ぶ機会が提供されていないこともあり、課題や問題の設定が不得意とされています。「AIは答えることに特化し、人間はよりよい質問を長期的に生み出すことに力を傾けるべきだ」。ここで最も重要なのは、クリティカル・シンキングにおいては、「論点を立てる力」と「長期の目標設定を行う能力」とが同じスキルセットであることです。

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