厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2018年72冊目『働く大人のための「学び」の教科書』

2018-01-27 21:50:23 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

企業・組織で働くホワイトカラーの皆さんが、働きながらいかに学ぶことができるか。

この点に対し、「大人が学ぶための3つの原理原則」「大人が学ぶための7つの行動」という形で紹介します。

「背伸びの原理」「振り返りの原理」「つながりの原理」

「行動(1)タフな仕事から学ぶ」「行動(2)本を1トン読む」「行動(3)人から教えられて学ぶ」「行動(4)越境する」「行動(5)フィードバックをとりに行く」「行動(6)場をつくる」「行動(7)教えてみる」

著者は東京大学・大学総合教育研究センター准教授の中原淳さんですが、一般的な働くビジネスパーソンの方向けに、平易な言葉で書かれていますので読みやすいです。

どうせ学ぶのであれば、自らの学びを自らイニシアチブをもってデザインしたいですね。そして、そこに楽しさや知的好奇心をともないながら学んでいきたいと思います。

【my pick-up】

◎本を1トン読む

「本を1トン読む」は、実は、ヤフー株式会社の宮坂学社長の言葉です。「本を1トン読め」は、「メタファ」であることは言うまでもありませんが、宮坂さんがおっしゃるように、自らの蔵書が1トンになるくらい多読を心がけたいものです。「本を読む」ことは、なぜよいのでしょうか。まず1点めは、本を読むとは「自分のなかに地図をもつこと」だからです。2点めは、「他者の経験や思考を代理学習すること」ができるということです。1冊に3時間かかって、単行本の平均的な重さを400グラムと換算すると、1年では141冊、56.4キロ分の本が読めます。おおよそ18年で1トンですね。通勤電車の中での日々の読書習慣があるかないかで、毎日、少しずつ差がついていくのです。22歳から読み始めて40歳になる頃、ミドルになる頃には、1トン分の差が出てくるということになります。

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2018年71冊目『「いつ、どこでも求められる人」の仕事の流儀』

2018-01-27 21:41:06 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄さんが、本質的な仕事の「取り組み方」や「流儀」について考えていきます。

仕事を通じて自己実現をする。仕事は、人を磨き鍛えてくれる修練の場であり、自分の志を遂げる手段です。

そんな仕事の成果は「人」によって大きく差が出ます。

・「何をするのか」ではなく、「なぜするのか」をきちんと考えている。

・相手の気持ちになって、とことん奉仕することができている。

「ミッション(志・使命)」を持つことが、企業にとっても個人にとっても大切なんですね。

【my pick-up】

◎「褒められたこと」はみんなずっと覚えている

「就活の社長面接で自分のいいところを褒めてくれたのは、岩田さんだけでした」誰かに褒められた成功体験を思い返すことで元気になれます。自分で自分を褒めてあげるのです。褒められたことなど、小さな成功体験を思い出すと、いつのまにかグッスリ眠れるものです。

◎「上から目線」も使いよう

上司に逆らったところで絶対に勝てません。ヘンな上司と戦っても、かえって心が折れてしまいます。上司を上から見て、相手の気持ちを想像してみるのです。同じ土俵で戦わないことが大切です。本来社長や役員の仕事について、あなたが思い悩む必要はまったくありません。イヤな上司でもその人の性格を変えることは不可能です。啓して遠ざけ、反面教師として将来の参考にするなど、前向きな視点に切り替えてみましょう。

◎「損得」に目が行くときが危ない

私が転職したのは、コカ・コーラにいても経営の勉強はできない。しかしアトラスの創業者からは、「白紙のキャンバスに君の自由な絵を描いてくれ。いずれ君に社長を譲る」と言われたからです。人生の選択には、自分の価値観が反映されます。「大きな夢」を持っているかいないかで、選ぶ道が変わってきます。

◎仕事を抜群に面白くしてしまう方法

「まずは目の前の仕事を一所懸命やりなさい」仕事は、一所懸命にしていると、必ず面白くなっていくものです。もしそうでなければ、一所懸命さが足りないだけです。もしかするとヘッドハンティングから、より有利な条件の転職のお話が来るかもしれません。

◎お金を残す、仕事を残す、人を残す

私は、人事評価は、会社から社員への最大のメッセージだと思っています。誰を評価して、誰を評価しないのか。人事評価によって、その会社が何を大切にしているか、価値観や方向性をはっきりと示すことができます。数字をあげている人だけを評価したり、偉くしたりしていけば、みんながそういう人を目指すようになります。もちろん、きちんと売り上げをあげるのは大前提ですが、それプラス、会社のミッションや価値観をしっかり体現している人かどうかも加味して、評価しなくてはいけません。

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