厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年200冊目『「下半身」を鍛えれば人生は必ずうまくいく』

2011-11-17 17:20:41 | おすすめビジネス書

「下半身」を鍛えれば人生は必ずうまくいく 「下半身」を鍛えれば人生は必ずうまくいく
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2010-07-24

評価  (3点/5点満点)

あの大女優、森光子さんも毎日スクワットを100回もやって、人間の土台となる下半身を鍛えているそうです。

この本は、「日の出ウォーキング」、すなわち日の出とともに起き、歩いて下半身を鍛えることで脳と身体を楽しく改造し、毎日元気で心も軽やか、仕事も遊びも思いっ切り取り組んで人生を満喫できるようになった著者・猪狩大樹さんの体験がまとめられたものです。1日2時間歩いて下半身を鍛えた結果、腰の調子が次第に良くなるばかりか、同時に人生が好転したとのこと。

最近何となく調子が優れない、人生がうまくいっていないと感じているなら、それはあなたが動いていないからかも知れません。

下半身を鍛える方法はいろいろとありますが、朝のウォーキングは誰にでも始めやすいと思います。また、そのあとの仕事の効率にも良い影響を与えてくれます。

まずは30分から実践してみましょう。

【my pick-up】

◎下半身が強いと、これだけいいことが・・・

「下半身」は人間に進化をもたらした直立二足歩行の土台となる部位です。健康の素は、じつはその土台である「下半身」にあるのです。

下半身を鍛えて私たちが祖先から受け継いだ人間の根源的な力を目覚めさせ、脳と身体を活性化して常に健康を保つ。これは命をつないでくれた祖先に対する私たちの義務だと私は思っています。

◎やはり毎日歩いた方がいいですか?

あなたは自分のやりたいことをやっているだけなのですが、上司はあなたが自分自身をコントロールできる人だと評価してくれます。

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今年199冊目『ホウレンソウはいらない!』

2011-11-15 14:34:47 | おすすめビジネス書
ホウレンソウはいらない!―ガラパゴス上司にならないための10の法則 ホウレンソウはいらない!―ガラパゴス上司にならないための10の法則
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-11-10

評価  (3点/5点満点)

レバレッジシリーズなどのベストセラー本を持つ本田直之さんの最新刊は、ここ数年の新しいプレイングマネージャーの仕事の仕方について述べています。ちなみに、タイトルの「ホウレンソウはいらない」は、完全にホウレンソウをなくすのではなく、システム化して時間をかけないようにしようという意味です。

部下に対するマネジメントがうまくいかないことで悩んでいるのは、新しくマネージャーになった人だけではなく、今までうまくマネジメントしていた人でも増えています。

それは、世代間のコミュニケーションギャップがさらに激しいものとなり、右肩上がりの時代を生きていた世代と、不景気な社会の中で教育を受け生きていた世代では、根本的な考え方が違うためです。また、IT環境が拍車をかけ、パソコンが使えなければ学校で授業を受けられない、モバイルがないと友だちづきあいもできないといったカルチャーの中で育ってきた世代とのギャップは、これまでのジェネレーションギャップの中でもかなり激しいものと言えるでしょう。

よって、プレイングマネージャーに求められているものが大きく変わり、今までやっていたマネジメント、マネージャーの仕事術が時代遅れになってきています。本書の意義は、そこの気づきと具体的な対処策にあります。

この本の最後には、逆説的にガラパゴス上司に「なる」ための10の法則も紹介されています。時代が求めるマネージャーになるための最低限の心得です。

【my pick-up】

◎メンバーのレベルは選べない→どっちつかずの6割を目覚めさせる

やり方を教えたりモチベーションを高めるようなサポートをして解決できればいいのですが、「やる気がない」「会社や人のせいにする」など、能力以外の問題で足を引っ張る人たちを変えることはできなかったのです。ですから、そこを変えようとするのはやめて、モチベーションが高く、自分で動ける2割の社員たちと、できるだけコミュニケーションをとることにしました。

私が気がついたのが、「できる2割の社員を思いきり育てれば、この2割がどちらにでもなる6割の社員に影響し、全体がレベルアップできる」ということでした。全体がレベルアップすると、できない2割の社員は、「自分は後れをとっている」と気づいて動き始めるか、そのまま辞めてしまうかのどちらかです。逆に、できない2割に力を入れてしまうと、どちらにも属さない6割も「私もケアしてほしい」と、仕事ができないほうに流れてしまいがちなのです。できる2割で会社全体を引っ張っていくのはなかなか難しいため、その2割がどちらにも属さない6割の社員をうまく引っ張ってくれるような形にしたほうが効率がいいのです。

全体の中でのレベルから見ると低いのに、「自分はできている」と思っている人が案外にいるのです。そういう人たちは「自分は問題ない」と思っているため、そうではないということに「気づかせてあげる」ことが上司の重要な仕事なのです。

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今年198冊目『誰でもリーダーになれる3つの約束』

2011-11-11 11:03:53 | おすすめビジネス書

誰でもリーダーになれる3つの約束 誰でもリーダーになれる3つの約束
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2011-10-27

評価  (3点/5点満点)

和田裕美さんの最新刊は、ご自身の試行錯誤の経験から見出したリーダーシップの3つの柱について述べています。

1.自分と約束する:真のリーダーになれるように、自分が変わること。

2.部下と約束する:一緒に変わるために部下との約束が必要になります。

3.環境整備をする:「上司→部下」だけでなく、同僚同士が尊重し合う環境を作ることも大事です。

リーダーになろうとする人にもともとの素質なんて必要なく、リーダーになってからだんだんとリーダーらしくなっていくのです。リーダーに向いていたから部下を持つ立場になったのではなく、リーダーになったからリーダーになれたのです。本書では、ずっと変わることのない普遍的なルールとしての、人を育てるコツを学ぶことができます。

また、頭がよかろうが、権威を持っていようが、人に興味のないリーダーは人をつぶしてしまうので、やさしく・厳しくがバランスよく組み合わさった、「愛情」という大きな土台が必要だと和田さんは言います。

愛情とは、相手を尊重できるかどうかであり、自分の定義を相手に押しつけることは決して愛情ではありません。その人を愛することができるからこそ、自分の時間を投げ打ってでも、その人の成長を望むことができるのでしょう。

【my pick-up】

◎質問攻めにしない

人を育てるときに一番やってはいけないのが、「なぜなぜ」攻撃です。誰だってミスをしたくてしたわけじゃないし、怒られたくてそんなことしたわけじゃないのです。だから「なぜ?」と聞かれたら答えに困ります。

◎自分の幸せが中心でいい

リーダーは「会社のためにやれ」とは言ってはいけないのです。終始、「自分のためにやれ、それが周囲のためになる」と言い続けるのです。

◎欠点も堂々と見せる

私は上司になったからといって、急に完璧な人にならなくてもいいと思っているし、そのほうが部下も親しみを持って接してくれるのだと思っています。

◎小さな親切や思いやりを評価する

どんな人だって「気にかけてもらっている」という事実に対しては喜びを感じるのです。これに関しては共通です。特に今結果の出ていない人は陰に隠れようとします。だからこそ、ちゃんと存在を認めてあげて、「あなたに感謝している」という表現や「あなたをいつも見ているよ」という態度を私が示そうと思ったのです。それから私は、数字や結果にまったく関係ないことであっても、その人がやってくれた思いやりや、やさしさの行為に対して、必ずお礼を言ったり、褒めたりするようにしました。トンボみたいな千里眼の目になって、いろいろな人がやってくれている「思いやり」のかけらを探して、声に出して感謝しました。

◎褒め合う環境を作る

「すごい私よりできる!」ってへりくだっても、人の上にすでに立っている立場なのですから私はいいと思っています。松下幸之助さんみたいな人に、「あなた、私よりもセンスがある」と言われたら、どれだけ自信がつくかと考えてみてください。リーダーは部下に自信と勇気を持ってもらう仕事をしているのです。つまらないプライドなんかいらないのです。

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今年197冊目『お金を生み出す“朝30分”の習慣』

2011-11-07 20:58:29 | おすすめビジネス書
お金を生み出す”朝30分”の習慣 お金を生み出す”朝30分”の習慣
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-10-15

評価  (3点/5点満点)

「朝を変えること」は「時間をコントロールできること」と同じであり、それはそのまま「お金をコントロールすること」にもつながっていく。早起きの習慣をつくるだけで、思考・行動のすべてが変わり、結果お金が増えてくる体質にもなれます。

本書では、マネー・カウンセリングや、人生に役立つお金について講演活動を行う田口智隆さんが、30分の早起き時間を活用するだけで、お金に悩むことのない習慣を手に入れる方法を紹介します。

この本で言う「お金を生み出す」とは、収入を爆発的に増やすことではなく、入ってきたお金を確実に残すことに主眼が置かれています。朝の時間を確保するためには、夜の時間を削るのが自然の流れであり、夜の無駄な出費を回避できるということです。

私も残業するくらいなら、夜は運動や読書などとともに十分な睡眠を確保し、朝早く会社に来て集中的に仕事を片づける習慣が根付いています。おかげで貯蓄額も、以前とは比較にならないほど増えました。本書では、その習慣を身につけるための、意識の変え方や具体的な方法のエッセンスが詰まっています。

【my pick-up】

◎朝読書のすすめ

「早く起きる」ということを意識すれば、あなたの1日からは「ムダな夜の時間」が削除される。たとえば「残業」という、「ムダ」を排除したらどうなるだろう?「もっと本を読みたい人」という人なら、会社帰りに本屋さんにも寄れるし、あるいは図書館に行くことだってできる。たかが30分というが、早起きの習慣をつくることによって変わるのは「意識」だ。

◎「よろしくメール」が生む効果

早朝にやることで、私がなにより重視しているのは「メールを出す」ということだ。余裕をもって起きていることで、「普段なら送らないけれど、やっておくと相手からの信頼を強くできるメール」も可能になる。私の場合、4時半に起きるから、9時の約束でも「今日は宜しくお願いします」というメールが送れてしまうのだ。

◎出社前に「考える時間」をつくる

毎日、毎日の仕事が忙しい・・・という人に、じつは決定的に欠けている時間がある。どんな時間かといえば、「考える時間」で」ある。忙しいのは、ようするに効率が悪いのだ。どこかにムダがある。「どこが悪いんだろう?」と、考える時間がないのである。よって、いつまでも状況は変わらない。

◎2次会には出るな

なにより断ってしまっていいのは、「2次会」だと思う。飲み代だけでなく、帰りのタクシー代まで費用はかかる。その投資額に見合うだけのコミュニケーションができることも少ないし、翌日の朝にも響く。だいたい「飲み会の誘いは断ってもいい」と知るだけで、案外と人生、過ごしやすくなる部分もあるんじゃない?たとえば私は、「イヤなヤツだな」とか「面倒な相手だな」と思った人間とは絶対に飲みにいかないし、セミナーや勉強会でも雰囲気が合わないなと思ったら懇親会にいかない。上司の誘いなど、断ったからって、相手にはクビにしたりできる権限などないはず。ようは仕事ならば、結果さえ出せばいいのだ。結果を出せば、どんなにあなたが「付き合いの悪いヤツ」だって、誰も文句はいえない。その「結果」のために、あなたは時間をコントロールしようとしているのだ。だとしたら、不要な夜の飲み時間など、思い切って捨ててしまってはどうか。

◎お金が貯まる人は残業をしない

もはや「残業する」という悪習も断ち切ってほしい。やはり「時間通り仕事が終わらないこと」は、ハッキリいって時間管理のずさんである。いかなる理由があっても、定時が17時と決まっているのならば、その時間で仕事を終わらせるのが原則であるはずだ。確かにかつては、「残業をする人」が「がんばっている人」とみなされ、評価を受けるような傾向もあった。でも、現在は「残業する人」が「できる人」とみなされることは少ない。「うちの会社は今まで5人で仕事をやっていた。それが2人リストラになって、3人で仕事を回さなければならない。残業をしないと、とても回していけない・・・」仮にそんな人がいたとしよう。そんな場合でも、やっぱり「5人分の仕事」を「3人で定時キッカリに終わらせる」ように考えることをオススメする。考えることで、クオリティは上がるし、「5人体制」から「3人体制」の仕事のやり方が確立される。

◎お金との付き合い方は、その人の生き方そのもの

お金というのは、時間や健康と違って、所有する額を超えて使うこともできる。とくによくないのは、「クレジットカード」という仕組みだ。クレジットカードで買い物をするたびに、あなたは「借金」をしている。しかも利息もとられている。かなり損をしているのだが、あまり認識していない人が多い。もっている金額以上のものを買おうとすることが、本来はおかしいはずだ。どうしてもほしいならば、それだけお金を貯めてから買えばいい。あなたは利用していないだろうか?「リボ払い」を。カードというのは、それほどお金に対する感覚を鈍らせてしまう。

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今年196冊目『あなたの仕事を成功に導く「山師の兵法AtoZ」』

2011-11-05 22:01:06 | おすすめビジネス書
レアメタルハンター・中村繁夫のあなたの仕事を成功に導く「山師の兵法A to Z」 レアメタルハンター・中村繁夫のあなたの仕事を成功に導く「山師の兵法A to Z」
価格:¥ 900(税込)
発売日:2011-09

評価 (3点/5点満点)

10人で日本初のレアメタル専門商社を立ち上げ、設立4年で年商340億円を達成した中村繁夫さんが、これまでに90ヵ国以上を訪れた経験をもとに、ビジネスで直面する様々な状況下での対処法や、仕事を成功に導く方策を提示します。

現在の日本人、特に若いビジネスマンを見ていると、仕事(またはそれに関する課題)に対する気概や緊張感、胆力、危機感、そして達成感といったものが不足しているように思えてならないと、中村さんは指摘します。その理由として、そもそもの土台となる理念が脆弱だからではないでしょうか。

中村さんのプラネティズム(地球主義)思想から、現状に対する危機感を認識し、日本の良さを生かした他国への貢献や、失敗を恐れないチャレンジ精神を改めて考えてみましょう。

【my pick-up】

◎「いま、必要」に応えられる人材になれ!

ビジネスにおけるプロとは具体的にどんなことを言うのだろうか。大きく次の3つの要素を備えている人を指すだろう。

まず、「余人をもって代えがたい人」だろう。つまり他人が真似できない事を平然と(しかし実は水面下では血のにじむような努力をしているのだが)実行する人。凡人は人並みなら満足するが、プロは常に高みを目指している。

次に、自分自身で仕事を創造できる人。つまり先輩から引き継いだ仕事を漫然とフォローするのではなく革新的な改良を加えるか、もしくは全く新しい分野を創造する人のことだ。

そして最後は、人に感動を与える仕事をする人。即ち常に人の期待値を超えたところで結果を残すから、それが感動という形になるのだ。

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