厳選!ビジネス書 今年の200冊

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今年115冊目『誰も教えてくれなかった運とツキの法則』

2011-05-29 17:24:01 | おすすめビジネス書
誰も教えてくれなかった運とツキの法則 誰も教えてくれなかった運とツキの法則
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-03

評価  (3点/5点満点)

クレディセゾン社長の林野(りんの)宏さんが、運とツキという目に見えない「法則」が存在し、これをきちんと押さえれば、誰にでも成功者になれるチャンスがあるとこの本では述べています。

たくさんの法則が登場しますので、なかなか全部を身につけるのは難しいと思いますが、これらの法則は相互に関連していますので、身近なものから情熱を持って取り組み、好循環を作り上げていきましょう。

クレジットカードのサインレス、永久不滅ポイント制度など、数々のイノベーションを生み出し、カード業界のトップクラスまで上り詰めた社長が語る言葉は、運を引き寄せる絶え間ない努力を感じずにはいられません。

【my pick-up】

◎イノベーションの原点は、成功体験を捨てること

成功体験は、かえってものを見えにくくする場合があるのです。ある時点の成功体験で得た「ノウハウ」は、一瞬のうちに古い「ハウツウ」になってしまうからです。「ノウハウ」は自分で得た知恵、「ハウツウ」は、表面だけを真似たものです。表面だけ真似ても、本質を押さえていないものは「ノウハウ」にはならない。だから「ノウハウ」は、いつも更新していかなければならないのです。

◎学んで、それを人に教える

イノベーションというのは、相手に真似されるようなことをつくり出すことです。本来、知恵には相手に真似されないオリジナリティーが重要なのですが、画期的なイノベーションに関しては、誰もがその素晴らしさに気づくので、どうやっても真似されます。でも、それならそれでいい。真似されるほどすごいものを考えたのだと胸を張ればよいのです。そのためにはつねに学んで、自分できちんと整理して、的確に周囲に伝えていく。これが絶えざる革新を生み出すのです。

◎人生を「3分割」で考える

私は、仕事は人生の3分の1でいいと考えています。3分の1は休み、3分の1は思いっきり働く。そして残りの3分の1は好きなことをやる。これが豊かな人生を歩むということだと思いますし、思いっきり遊べば、社会の中で楽しく生きる人間本来の欲求に気づくことができます。それは仕事に生かすことができます。

ますは、与えられた8時間という時間を、いかに無駄なく過ごすか、それを考えていくこと、それも知恵だと思うのです。

コメント
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