厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2014年190冊目『最速で「求められる人材」になる方法』

2014-11-15 23:54:11 | その他私が読んだ本

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評価 (2点/5点満点)

ビジネスパーソンは、自分の考えや構想を提案書や企画書、稟議書、報告書といった「資料」に表すことが不可欠です。そうした的確な「資料」を作り、それを活かす力を総称して、この本では「資料力」と呼んでいます。

出された資料1枚を見れば、その人がどれだけ本質をつかんでいるのか、その提案が確固たる根拠に基づいているのか、勝算はあるのかが一目瞭然です。

力のある資料には共通したポイントがあり、それを最も効果的にかつ誰もが実践できる方法にまとめたのが本書です。

「7つのフレームワーク」

1.現状分析:データをもとに客観的に分析

2.今後の見通し:簡潔かつリアルに示す

3.原因分析と反省:表を使うと効果的

4.解決策:実行可能かつ有効な策に絞る

5.実施後の見通し:変化を数値で表す

6.残された課題:リストアップしておく

7.今後の進め方:「5W1H」を明確化

「5つの鉄則」

1.報告には必ず数表を入れる

2.数表には必ず合計欄か平均欄を設ける

3.数表内の重要な数値は○で囲む

4.書類には主文(タイトル・結論)を明記する

5.何枚かに渡るときには必ずページ番号を振る

この「7つのフレームワーク」と「5つの鉄則」で資料力を向上し、熱い思いで企画・提案した自分の考えが成就する感動を味わいましょう!

【my pick-up】

◎不備の資料が示している恐ろしいこと

最終決定の経営者のところにページ番号のない資料がきたりすると、担当者1人が作って上司がまったくチェックしていない資料なのかと疑います。

〝ページ番号がついていない〟というシンプルなエラーは、組織に重大な問題がある、という危険な兆候を示していることがよくあります。現実にはこのような場合は、資料を作成した社員と、その上司の意思疎通に問題があるケースが多いのです。

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