評価 (2点/5点満点)
この本で登場するのは40個の悪い習慣で、一つひとつ捨てるたびに少しずつあなたの人生は確実に変わっていくとのこと。
「タイムマネジメントを捨てる」「顧客志向を捨てる」「問題解決思考を捨てる」など、タイトルだけ見ると本当に捨てていいの?と思うかもしれませんが、本文をよく読むとその趣旨が理解できます。
捨てれば捨てるほど、やりたいことや大切にしたいこと、自分が進みたい道が明確になってきます。人生の限られた時間の中で、あれもこれもと手を出してしまうと、どれも中途半端に終わってしまう可能性が高いです。
「何を選ぶか」を決めるのが難しい方は、「何を捨てるか」から考えてみてはいかがでしょうか。
【my pick-up】
◎写真や手帳を捨てる-過去より現在と未来にフォーカスする
私は「思い出」をほとんど捨てています。たとえば子どもの頃の写真はほとんど捨てました。記憶がない場面の写真を見ても、私個人としては感慨がないのです。年賀状や手紙の類も全部捨てています。もちろん、「懐かしい」とか「そういえばあんなときもあったな」という感情は湧きますが、それで自分の行動が何か良い方向に変わるわけではなく、見ることで何か前向きな力が生まれるわけではないからです。
少なくとも、過去を振り返って思い出に浸るとか、昔を懐かしむという行為は、一種の現実逃避行動であり生産性はない、というのが私の考えです。過去を捨てると2つのメリットがあります。それは、「身軽になる」ことと、「現在と未来にフォーカスできる」ということです。今から未来にかけての取り組みが、過去の意味すら変えていくのです。そう考えれば、昔を振り返って懐かしがっているヒマなどありません。
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