評価 (3点/5点満点)
努力できるかどうかは、才能で決まる部分はありますが、仕組みでどうにかなる部分も大いにあります。
この本では、努力の仕組みを知ることで、今よりラクに努力できるようになることを目指します。
行動経済学などをもとに、「努力できる」を根性論ではなく科学的に考えます。
努力を続けるための簡単なコツや、努力を妨害するもの、努力できる人とできない人の違い、環境が努力に及ぼす影響、何が努力と見られているのかなどが紹介されています。
【my pick-up】
◎どうすれば努力を楽しく感じるか
運動を継続している人はよく選んだが、運動をしていない人は選ばなかった項目は、「運動そのものが楽しいから」「運動しないと落ち着かないから」「達成感が味わえるから」「自分の居場所があるから」「距離や回数、記録など達成したい目標があるから」で、これらは全て自分発信の理由、つまり内発的動機付けであることがわかります。
自分の内側に楽しみを見出したり、自分の力を信じたりといった、ある種「自己中心的に生きる」ことが、努力を続けるコツなのかもしれません。