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人生を変える時間戦略 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-07-10 |
評価
(3点/5点満点)
著者は、人材教育コンサルティング会社アチーブメント㈱代表の青木仁志さん。自ら開発し講師を務める「戦略的目標達成プログラム『頂点への道』講座」の受講生は2万人を超えています。
本書を読めば、成功者の時間に対する捉え方、考え方がどういったものなのかを知り、「自分は人生で何を求めているのか」といった視点から、「どのように時間を使っていくべきなのか」を考え、さらに行動を習慣化するための技術が身に付きます。
最近の時間管理術に関する本の傾向として、単なる隙間時間の有効活用等といったものから、自らの本当の目標を設定し達成するために必要なタイムマネジメントという観点で多く書かれています。この本も、その点を強く意識した内容になっています。
【my pick-up】
◎自己投資が1時間の仕事を5分で終わらせる自分をつくり出す
読書やセミナーを受講し、未知の知識を仕入れることで、今まで1時間かけて考え、結論を出していた仕事が、5分で結論を導き出せるようになることを経験から知っているのです。
しかし、最近では、「ビジネス関連の本は年に1冊程度しか読まない」といった人も増えてきていると聞きます。読書をしない理由は私には分かりませんが、それでは自分の付加価値を高めることはできません。
◎上司を活用する
「自分の上司である」のは、自分にはないモノをもっているからです。その部分だけでも、謙虚にレクチャーを受ける姿勢が大切です。
◎コントロールできる目標を立てる
非現実的な目標には、その達成までの途中に「人の感情」のような不確定な要素が多く含まれています。
◎他者の協力を得る
自分にとって「困難だ」と思うような頼みでも、相手にとっては「大したことない」場合も多々あります。
◎「先延ばし癖」は目標達成の最大の「敵」
この癖の強弱は個人差があります。先延ばし癖が強い人に共通しているのは、自宅やデスクの整理整頓ができていない、というような日常生活のちょっとした「あとで」が多いことです。
先延ばし癖を改善する方法
①「今すぐ実行、即実行」を口癖にする
②アラームでタスクを知らせる
③付せんに「やること」を書いて貼り、終わったらはがす
④TODOリストを作成する
⑤手帳を活用する
⑥第三者にチェックを入れてもらう
⑦自分で目の前に「ニンジン」をぶら下げる
⑧時間泥棒を認識する
⑨「タスク」に時間配分をする
◎書く力は読む力に比例する
「文章力」というと、「書く力」を連想しますが、「書く力」を伸ばすには「読む力」が欠かせません。この「読む力」はビジネスにおいて、情報収集力となる力でもあります。
人間として社会人として向上するために、読書を避けて通ることはできません。
◎メールをするべきか、電話をするべきか?
自分のルールを設けます。
・朝や夜など、「電話が迷惑な時間帯」は基本的にはメールで連絡をする
・やりとりの記録を残しておきたい場合はメールで連絡をする
・メール1往復で完結しないテーマの場合は電話をする
・相手の息遣いを感じながら話すべきデリケートな話題は電話をする
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