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理想の上司は、なぜ苦しいのか: 管理職の壁を越えるための教科書 (ちくま新書) 価格:¥ 798(税込) 発売日:2012-09-05 |
評価
(3点/5点満点)
本書では、スタッフから一歩進んで、真の管理職に脱皮するには、どうすればいいのかを探ります。
スタッフの仕事と管理職の仕事は異なるため、優秀なスタッフが優秀な管理職になるとは限らないとはよく言われることですが、それに加え、1人当たりの負荷が急増したスタッフへの対応や、自分の成功体験をそのまま部下に使えないといった最近の事情が、管理職のストレスを以前より増やしています。
いい上司を目指して頑張る人ほどぶつかりやすいこのような壁にどう対処し、マネジメント力を挙げればよいか・・・そのヒントがこの本にあります。
「私は、多くの人に、人を育てるという最高に楽しい管理職の仕事を是非体験してほしい、と思うのです。」(“おわりに”より)
最近の若い人たちが管理職になるのを敬遠するといった話をよく聞きますが、私たち管理職がつらそうに仕事をしているのを、部下が見ているからではないでしょうか。確かに管理職は大変かもしれませんが、多くの人を巻き込んでより大きな仕事ができるという側面にもっと目を向けるべきです。
一生スタッフで終わらせることを若いうちに決めるなんて、もったいないことです。
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