行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2024年3月25日(月)の日記

2024年03月25日 | 日記

年休消化日でこの日記も休みにしようと思っていたが、書いておくべきことが出来た。

ジャズライブのHot Houseのサイトを見て、ドラムの渡辺文男さんの訃報を知る。

12月にピアノの松井節子さんが亡くなったが、また同世代のプレーヤーがお一人、旅立たれた。

自分がHot Houseへ初めて行ったのは24年ぐらい前。特にジャズに詳しいわけではなかったから、太鼓ー洋楽器のドラムや和太鼓なども、ドンドンと音を出す迫力押しの楽器という先入観しかなかった。Hot Houseへ行くようになっていろんなジャズドラマーの演奏を聴いたが、確かにドラムのソロになる場面ではそのように演奏する人も多い。

だけど、次第に耳が肥えてくると、そうしたものばかりでないことが分かってくる。中でも渡辺文男さんの演奏は緩急を自在につけ、迫力押しでなくまさに音楽として聞こえることが一番よく分かった。ドラムを叩く道具はいろいろあって、その中でも刷毛のような形のものを使い、ソロのときよりも他の楽器のバックになるとき、ドラムの表面をサーッ、サーッと撫でるようにして音を出すが、それが気持ちをくすぐられるようで、逸品の演奏だと思えた。

地域イベントなどで和太鼓サークルが演奏したりするが、そうしたものの何度も聴いて耳が肥えると、特に上級者の演奏は緩急自在で単に叩くだけでなく、ちゃんと音楽の演奏だと分かるようになってくる。どちらも打楽器だが通じる部分があると思えた。

自分が渡辺文男さんの演奏を最後に聴いたのはHot Houseだが、2019年の11月

また、自分が持っている渡辺文男さんのCDのアルバムはひとつだけだが、「ALL OF US」。

渡辺文男さんがHot Houseへ持ち込み、カウンター上に並べて売られていたのを買った。いつだったのか過去日記を調べると、もう13年前の2011年6月だった。

このアルバムに収められている曲で「YE HEADEADEADEE」が気に入った。自分が持っていたジャズの曲のイメージを打ち破る感じの、軽快で楽しいメロディの曲に驚いたからだ。

2013年から2014年にかけて、Hot Houseで何度も動画を撮らせてもらい、編集したものを店に提供したが、「YE HEADEADEADEE」も撮影している。撮影したのは2013年の3月23日。

店のほうでYouTubeにUPされたのがこれ。

心よりご冥福をお祈りいたします。

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