行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2024年8月3日(土)の日記

2024年08月03日 | 日記

猛暑は続くが晴れなので、いつもの土曜日と同じく朝から洗濯、掃除、クリーニング出し。

前の土曜日に何年かぶりに焼肉屋へ行った。すると去年、行徳駅の商業施設がM'av行徳としてリニューアルした中に焼肉屋ができているのを思い出した。まだ入っていなかった。

それで昼飯に行ったのが焼肉ライク

公式サイトによると1人焼肉向きがコンセプトという。2人用テーブル席もあるが、メインは窓側のカウンター席。外からも見えるが、1人分ずつアクリル板で仕切られている。新型コロナの行動制限が去年終わり、いろいろな店でセパレータが外されたが、ここは1人焼肉向けということなのだろう、セパレータ付きがふつうの状態のようだ。

1人用区画ごとに注文用タブレットが装備されている。

注文して準備ができると、タブレット画面に通知が来る。そして、席ごとに置かれている番号入りのカードを持って受取窓口に行き、注文した品を受け取ってくる。

このカードはお会計のときにも使い、券面に印刷されたQRコードをセルフレジに読み取らせてお会計をする。

今回、初めて入るのだし、ランチだからそんなにボリュームはいらないので、一番安い基本的なメニューを選んだ。ミックスカルビセット 肉並(580円税込)。ミックスカルビとはバラカルビと豚カルビ。

セットメニューなので、ライスとスープ、キムチが付く。

1人ずつのロースターで焼く。

焼肉で飲む店というよりは、食事として食べる店という感じ。メニューもライスが付いてくるセットが中心だし。なので、駅周辺の食事場所のバリエーションのひとつと位置付けてもいいと思えた。夜ならチョイ飲みもありとは思うが。

それと、こうした店のシステム、自分には刺さるところがある。

1人用の区画に必要なものは揃えられている。トレーの置き場所、ロースター、コップと水の注ぎ口。テーブルの縁にロースターの点火、消火と火勢調節の操作パネル。そして、注文用タブレット。これが、メカ(アニメや特撮に出てくるような)の1人用コクピットを思い起こさせた。

それに、店のシステムは自分としては好み。子供の頃に学年誌(小学館や学研の)や、小学生向けの読み物を通じて意識にインプットされた未来世界のイメージを想起させる部分があるからだ。

自分が10歳になるまでの時代はちょうど1960年代。その頃は、科学技術が明るい未来を作るという空気が世の中に漂っていて、小学生向けのメディアで見せられる未来(21世紀とかの)世界がそんなイメージ。当時、コンピュータは夢の機械というのが一般的なイメージだった。未来の世界ではあらゆる場所でコンピュータとやりとりして人々は快適な生活を送るという、そんな未来感が子供たちの意識にインプットされた。学校へ行けば、1人用のブースでコンピュータの支援を受けて勉強するとかいった話もあった。焼肉ライクの1人席も1人用ブースっぽく、注文用タブレットがあることで、そんな話を思い出した。

スマホも注文用のタブレットもコンピュータだし、そうしたデバイスをふつうに使うスタイルは、やはり刺さってしまう。まさに三つ子の魂に。だから焼肉ライクのスタイルは面白いと感じだし、なんか好きになりそうだ。

子供の頃にインプットされた未来イメージは進路の選択にも大きく影響を及ぼすもので、大学は理系学部に進んでコンピュータの勉強を始め、そして情報システムの会社に就職。今は還暦を過ぎたが、まだ定年延長(再雇用)で働いている(それも終わりが近づいているが)。なので、今回初めて入った店だが、タブレットの注文やセルフレジでの会計にも対応できた。タブレット画面の文字は老眼にはつらいが、今の時点では老眼鏡なしでなんとかいけた。

だけど思う。これからもこうしたシステムは形を変えて広まっていくだろうし、自分が初めて入った店でそういうものを面白いと感じ、すぐに使い方を理解して対応していくのは今はできるが、何歳まで続くだろう。

 

夜は今週も地域の夏祭りや盆踊りを写しに行く。今回は相之川盆おどり。会場の相之川二丁目の相之川公園。前回来たのは2015年

櫓のまわりの盆踊りの輪。

太鼓を叩くのは風陣太鼓。

模擬店。

本部テント。

 

南行徳駅方面へ向かうが、今日は南行徳に住んでいた頃によく行った店がまだ健在なら入ってみようと行ってみる。相之川三丁目にあるIZAKAYAあびぃろぅど。まだ健在だった。

自分が南行徳駅最寄り圏から行徳駅最寄り圏へ引っ越したのは8年前の夏。その後、この店に来たのは同じ年の12月に1回。そのあとは、2020年の2月。新型コロナはメディアで盛んに取り上げられていたが、緊急事態宣言が出る前で世の中にまだそれほど緊張感がなかった頃だった。それから約4年半ぶりだ。

まず飲みものを注文で瓶ビール。

お通し。

店内のようすは変わっていない。特に店名のもとになっているビートルズのアビイ・ロードの写真パネルはそのまま。

棚の上のゴジラもそのまま。

最初のつまみはマグロステーキ

ビールを飲み終え、次は芋焼酎を炭酸割りで。

2つ目のつまみはニラチーズチヂミ

飲みものはもう1杯。麦焼酎の炭酸割り。

この店のトイレはきれいに整えられていたなと思い、入ったときに見ると、やはり同じように整えられていた。

それにしても、自分がきれいに整えられた店のトイレを見ると写したくなるのはどうしてか。考えてみるとやはり小学生の頃の時代の風潮に影響されて、未だに尾を引いていとしか思えない。

特に1970年の大阪万博の頃、小学校で先生が言っていたと思う。いろいろなメディアを通して聞いたことがあったかもしれない。それは、トイレの綺麗さが文明のバロメータという話。つまり、トイレという汚物の排泄に使われるような場所が綺麗なほど、文明の程度が高いということ。

1964年の東京オリンピックから1970年の大阪万博にかけては、欧米先進国の外国人が大勢、日本を訪れた時代。そして戦後約20年経った頃。敗戦から立ち直った日本が、欧米に引けを取らないようになったと外国人に見せなければならないという空気があったのではないかと思う。

そんな時代の空気から、トイレの綺麗さについて自分の意識にインプットされたものが、ずっと残っているのではないかと思う。これも三つ子の魂のひとつとして。