行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2023年9月2日(土)の日記

2023年09月02日 | 日記

今日もギラつく晴天。正直嫌になってくる。

でも、予報を見ると明日以降は雨のマークが目立つ。天気の傾向が変わるようだ。といっても、まだしばらく最高気温は30度程度というのばかり。34度、35度よりはマシだが、それでも暑いことには変わりがない。

 

夜はジャズライブのHot Houseへ行くが、今日はこの店にとって特別な日。昨年、感染症で入院のあと、特別養護老人ホームに入るため演奏からは引退したピアノの松井節子さんが、1stステージだけだがゲストとして登場する。

自分も松井さんの演奏を聴くのは、一昨年2021年の12月以来になる。

混雑が予想されるのでカウンターの椅子は外に出されていた。壁側のテーブルが一杯になったら、そのあと来た人は立ち見になる。

年末最終日スペシャルのときと同じように、ミュージックチャージは先に払い、飲みものは1杯ずつ代金と引き換えになる。最初は缶ビール。それとお通しもおつまみパックで。

松井節子さんは車椅子での生活になっていて、Hot Houseへも車椅子で現れた。(そのときのようすを写そうと思っていたが、オートフォーカスがうまく合わなかった)

そして車椅子のままピアノに向かい演奏。今回はピアノトリオで、ベースは小杉敏さん、ドラムが小沼奏絵さん。

店のFacebookにはこれまでママさんが松井さんとの面会日のようすを載せている。その画像で松井さんはかなり弱った感じになっているのが分かった。自分の父親も最晩年に特別養護老人ホームに入り、車椅子生活になったが、徐々に弱ってきて顔つきも元気な頃と違ってきたことを思い出した。

ところが、松井さんはピアノに向かい演奏を始めると、現役のときと変わらない姿勢や顔つきになって、自分のほうも驚いた。

音楽の演奏に限らず、芸能全般についてプロにはそういうところがあるようだ。今日の松井さんの演奏のようすを見て、かつてどこかで聞いた話を思い出した。漫才師コンビの夢路いとし・喜味こいしも晩年は歩行も人が手助けしないといけないぐらい弱ったが、舞台に立つと背筋がピシッと伸び若い頃からのようすと同じようになったという。

30数分で演奏を終え、松井さんは施設へ戻られた。そのときのようす。

ピアノは吉田桂一さんに変わり、ステージを再開。

自分も2杯目の飲みものを注文。次は赤ワイン。

これも店のFacebookに載っていたが、先日、ジャズのWebマガジンーJazz Tokyoの松井さんへのインタビューが行われ、今日の夜、その記事が掲載された。