このゴールデンウィークに自炊の幅をもっと拡げようと、最近、新しい調理器具をいくつか買った。
レンジの魚焼きグリル対応で蓋が付いているグリルパン。
そして、天ぷら鍋、というか揚げ物鍋で温度計つきのもの。それに油を保存して再利用するためのオイルポット。
さらに、揚げたものを油切りのために仮置きするトレーとネット。これはとりあえず100均で買ったもの。
まずはグリルパンのことから。これまではレンジの魚焼きグリルで何か焼くときは、網の上にアルミホイルを敷いていた。休日朝にトーストを焼いたり、平日含めて晩飯のときにコンビニ惣菜の焼き魚・煮魚といっしょに食べるピーマンを焼いたりするとき。
調べると魚焼きグリルをもっと活用するためのプレートやグリルパンがあることが分かった。単に焼くだけでなく、もっと多彩なグリル料理も作れそうだ。それで、手頃な感じのを購入。
買ってから日数が経っていないので、今のところ、トーストやピーマン焼きにしか使っていない。他にはスーパーの惣菜コーナーで売っているカツやフライの温め直しにも使えそうだから、徐々にいろいろな使い方をしていくつもり。
今日は朝飯のときにトーストを焼いた。
揚げ物鍋のほうだが、自炊シフトしても揚げ物をやろうとは思っていなかった。高温の油を使う危なさのため、難しく面倒という先入観があったからだ。
ところが自炊に乗り出して少したった3月頃、スーパーの冷凍食品コーナーでこんなものを買ってしまった。ホクレンのシューストリングポテト。(ちなみに、ハンバーガーチェーンのフライドポテトに多い細長いのを”シューストリングポテト”と呼ぶのを初めて知った。)
コンビニの冷凍食品で売っている食べきり分量のフライドポテトは電子レンジで温めるもの。そのイメージでパッケージの説明をよく見ずに買ってしまった。買ってからよく見ると、電子レンジはダメで、揚げるか炒めるかしかできない。
でも、買ってしまったのだから炒めるほうをやってみることにして、パッケージの半分だけ使った。説明を見ると、フライパンで細長いポテトが浸るぐらいに油を入れ、重ならないようにポテトを並べて炒めるということ。細長くてもポテトが浸る量の油だとけっこう多くなる。それで、終わった後の油処理用に凝固剤も買ってきてからやることにした。
そのころは28cmサイズのフライパンしかなかったからそれでやる。浸るぐらいの油が熱くなり、ポテトを入れるとあとは仕上がるのを待つだけだった。だいたい、炒め物は火が通るように菜箸や調理スプーンで材料を動かすが、そういうことはやらない、というか油に浸して重なってはいけないので、できない。
そしてこれは、炒めるというより事実上、揚げる調理だと思えた。出来上がったポテトはちゃんと食べることが出来るものになっていた。
すると、不思議なことに揚げ物は難しく面倒という先入観が消えてしまった。じゃあ、揚げるということも習得しようかと思い、情報処理の試験が終わってから必要な器具などを調べ始めた。
なお、グリルパンも揚げ物鍋、オイルポットも素材は鉄。鉄のものは錆が出ないように、いろいろと手入れが必要というのも、こうした製品のことを調べると分かってくる。でも、自炊シフトしたのはお家時間が増えたから。鉄鍋の手入れは手間がかかるといっても、時間を取られすぎるというほどではない。お家時間が増えた範囲でやれそうだ。
揚げ物は晩飯にして、昼は買い物に出たときに外で食べる。
行徳駅前から南へ延びる商店街にあるカフェ&バー ブロッサム。
アボガドグリーンパスタセットを食べる。
晩飯は揚げ物鍋を初めて使う。明日まで3連休で、昨日はインターバルを入れたが、今日は飲みながら映画を見る。つまみ用に3月に半分だけ使ったシューストリングポテトの残りを揚げる。それと、ソコラ南行徳内のファディで買ってあった冷凍の唐揚げも揚げることにする。
去年の秋にソコラ南行徳がオープンしたとき、テナント各店の説明を見ていくと、ファディ ソコラ南行徳店は冷凍食品を数多く揃えた店というのは分かったが、こんな文言があった。
「焼く、煮る、揚げるなど最後のひと手間をかけるだけで美味しくて高品質の食品をバラエティ豊かに品揃えしています。」
まだ、自炊シフトする前だったので、これを見て自分には合わないと思えた。
だけど、いろいろな調理方法にチャレンジして、できるようになれば、こうした店の商品をもっと利用できるようになるだろう。実際、ファディの店頭で見ると、おいしそうに思えるものがいろいろと並んでいる。ファディだけでなく、他のスーパーでも冷凍食品のケースを見ると、けっこういろんなものがある感じだ。
そんなことをいろいろ考えたので、揚げ物チャレンジの最初はファディの商品にすることにした。
揚げるものを調理用トレーに並べる。シューストリングポテトの残り半分と、唐揚げは8個。
揚げ物鍋に油を入れてレンジの火を点ける。ポテトも唐揚げも油が180度程度で揚げるとパッケージに書かれていた。
まずはシューストリングポテトを揚げる。
唐揚げは4個ずつ2回に分けて揚げた。
揚げたものを油切り用ネットの上に並べる。
鍋から出すときの揚げ物トングは100均で買っておいたもの。
お皿に盛り付けて食卓へ。
この唐揚げ、冷めてからもけっこう旨かった。
他のつまみは、買い置きの柿ピーと、塩茹でキャベツの作り置きしたものでやみつきキャベツ。
飲むのは缶ビール350ml缶を4種類。サントリーのザ・プレミアムモルツ・香るエール、サッポロのビアサプライズ・至福のキレ、キリンラガー、サントリーの金麦。
締めはSPAMむすび。
飲んだあとの片付けは今日以外も毎回ちゃんとやっている。でも、今日は初の揚げ物ということで作業が多い。食器や調理器具で揚げるのとは関係ないものをまず片付ける。そのあと、揚げ物関係のものへ。
揚げた後の油切りに置くトレーには、けっこう油が残る。これには少量の油を吸って燃やすゴミで捨てることができる吸収パッドを使う。
トレーの油を処理したら、次は鍋の油をポット付属の漉しフィルターを通して移す。
さらにこの後、鍋を洗い、水気を飛ばしたあとに油(調理油)を塗って終わり。この1サイクルをきちんとできるようになっておかないといけない。