日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

木曜日は「鎌倉散策」。東京駅から座れるといいのだけれども…。望み薄かな。

2024-06-10 07:01:20 | 日本語学校

小雨。

雨がまだ降っている…と思っていたら、いつの間にか陽が射してきました。雨が降っていたせいか、今日は少し涼しさを感じます。昨夜はちょっと蒸したようでしたが…。しかも、蚊が入ってきて…慌てましたね。蚊は上まで上がる力が無いと思われるのに、どこかに水がたまっていたのか、それとも、風に流されてきたのか、いずれにしても、あのブ~ンという音には悩まされます。もっとも、例の、あの蚊が嫌う匂いのおかげで、どこかへ行ってしまったようでしたが、これからは毎日これが必要になるのでしょうね。

さて、学校です。

「鎌倉」という言葉が問題集に出てきました。中国の学生以外は、この漢字を知りませんから、何の反応も示さずに、そのまま問題を解いていましたが、こちらがそれを読むと、アレッと言う顔をする者が2,3人出てきた。そうですね。木曜日は「鎌倉散策」ですものね。

ただそう言いましても、スタッフのお子さんが学校で鎌倉に行って、かなり苦労したという話を聞くと、そうは喜べない。東京駅から鎌倉まで、立ちっぱなしだったそうな。小町通りもものすごい人で、「疲れた~」で帰ってきたそうです。この分でいくと、日本人は、もう日本の「名所旧跡」を避けねばならなくなるような時代が来るのかもしれません。

日本人にしか興味が持てそうにない所、あるいは日本人なら知っておかねばならないけれども、外国人には、まず、関係のなさそうな所を探して行くしかなくなるのかしらん。コロナ禍後の観光の大騒ぎで、京都は避けよう、外国人がいるところは避けようという向きもかなり出てきているようで、結局、日本人なのに、行けないという「名所旧跡」が増えてくるのかもしれません。あの喧噪なりを、一度でも経験すれば、「もうここは日本じゃねえ」という気分になるのかもしれません。

日本人であることのメリットは、日本史や古典文学などをほじくることができると言うことぐらい。これからはそういう時代になりそうです。もっとも、それでも一旦、それがいいなどと広がってしまうと、もうそこは穴場とは言えなくなり、うちでのんびりしているのが一番と言うことにもなりそうな。

最後の砦は、山か温泉くらいかな。

とはいえ、学生たちは近場で、見聞を増やしてもらわざるを得ず、本当に、困った、困った。ディズニーランドに近いにもかかわらず、いろいろな制約があった時に、もう皆で行くことができなくなって、学生たちはがっかりしていたのですが、それが日本中に広がってしまっているような…感がありますね。

鎌倉には、座っていけるといいのですけれども…。

日々是好日

コメント
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