ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

長崎(4)~夜景

2016年09月16日 05時14分29秒 | 長崎


長崎の町を車で運転する気には到底なれない。
坂道が多い、
道が狭い、
バスが多い、
単車が多い、
市電が通っている。
狭い坂道の曲がり角を突然バスが現れるとすっかりパニックになりそう。
曲がり角だけでなくまっすぐな道でもバスが通ると対向車はわきによって、止まってバスをやり過ごす。
それほど道が狭い。
町のメーンの道は広いけど、中央を市電が走る。
右折や左折の路線はその外側。
それで信号が青でも、すぐに曲がってはいけない。
必ずミラーだけでなく目視で電車を確認しないといけない。
そのため慣れないよそ者はよく電車との接触事故をおこす。
もたもたしてると単車が車と車の間をぎりぎり通り過ぎていく。
それに猫が多い、それもしっぽの曲がった猫が(これはあんまり関係ないか・・・)
市電用の信号もあり、なれるのは大変だ。
その代わり自転車はほとんどいない(長崎の人は自転車に乗れない!)
というわけで旅行者は間違ってもレンタカーで市内を見物しようなどという無謀な料簡は捨てたほうがいい。

ホテルは駅の前の丘の中腹にある。
階段をごろごろごろごろと転げ落ちたらすぐに駅前につく。
でも道がないためとっても遠回りしないといけない。
あいにく送迎バスの待ち時間が長かったのでタクシーに乗った。
長崎市民の氏神・諏訪神社の裏の大きな並木が続く狭い狭い道をぎりぎり登っていく。
よく接触しないな、と感心しながら・・・
もちろん中には接触する車もいるのだろう、木の周りをトタン板(?)(鉄の板?)で巻いていた。
それをビビることなく普通に登っていく運転手のテクニックに感心しながら・・・
でも後部座席に乗ってる分にはもっとも古い長崎の町の風情を楽しむことができる。

泊まったホテルは昔の一流観光ホテル。
でも今ではすっかり老朽化して就学旅行などの団体客がメーンのホテルで安いのが魅力。
前も同じホテルに泊まったけど運悪く、韓国のたぶん高校生の、団体客と鉢合わせになってうるさくてかなわなかった。
でも今回は外国の団体客もいたけど数も少なかったし静かな雰囲気で過ごすことができた。

ここのホテルの魅力は港を見下ろす美しい景色、広い部屋、そして朝夕食のバイキング。
種類がとっても多く、刺身や寿司や海産物もいっぱい。
日ごろ面倒であまり食べようとは思わないカニもいっぱい食べた。
それから飲み放題コース。
これが楽しみだったけど値上がりしてた。
う~~~ん、許せん!
男1600円・女1400円これじゃ普通の店の飲み放題コースと同じような値段。
でもそれにもめげず、じゃらんの格安コース以外にオプションの飲み放題コースを選んだ。
(ここは何としても元を取らねば!)

部屋は広い。
ベッドもゆったり。
部屋の鍵はなんと普通の家庭のような鍵。

風呂は狭い。
前回泊まった部屋はトリプルでもっと広かったけど、風呂が狭くて深くなんとタイル!
昔はこんな風呂をみんなありがたがったんだろうなぁ~とそれが逆に新鮮に感じた。
でも風呂は大浴場に入るので部屋の風呂はどうでもいい。

前回は海側の部屋に泊まったけど今回は山側の部屋に泊まった。
そのほうが安いので差額で飲み放題コースを浮かそうと、なんともしたたか、なんともせこいことを考えたから。
それに長崎の海の景色は見慣れているのでたまには山の景色もいいかなぁ~と。

それで窓からの景色たいして期待はしてなかったけど、それが意外とよかった。
うんうん、長崎の景色は山に限る!とまでは思わなかったけど・・・



でもよく見るとあちこち更地が目立つ。
耕作放棄地ならぬ住宅放棄地。

でも更地はまだいい。
車が通り駐車場があるところだったら売れるけど車が入れないところ(そんなところばっかり!)だと売りたくてもまったく売れない。
壊し代がかかるだけ。
それで市に寄付しようとしても市も迷惑。
壊し代がかかる、利用価値がない。
それであちこち空き家だらけなのだ。



でも山の上まで続く住宅地の長崎ならではのこの景観いつまでも保ってほしい。


長崎の港。
豪華客船は出航していた。



夕暮れ。





夜景が美しい稲佐山。
このふもとで育った。



ホテルの窓からの山側の夜景。
なんと三脚なしで無謀に撮った。
でも・・・まあ・・・それなりに撮れた。


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