ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

春の野の花~カタクリ

2017年04月15日 18時05分22秒 | 花便り
春の野原は忙しい!
毎日ひとつずつ、野の花をアップしようと思っていたら、
次々に咲く花に写真はたまるばかり。
春の野原は忙しい!



さて今度はカタクリ。
わが家ではとっても貴重な花。
だって今では2つしかないから。



(この写真、カタクリは恥ずかし気にいつも下を向いているので、邪魔な草をとり正面から撮ろうとしたら・・・
いかん!花が落ちてしまった!! 
でもせっかく咲いた花、なんか惜しいので葉の上に花を置いて撮った写真。
いつもはこんな風に咲いてないよ・・・念のため!)

もともとこの農園にはカタクリは咲いてなかった。
でも隣の町にはカタクリの群落がいくつかある。
そこのある農家に畑ののり面にカタクリがいっぱい咲いていた。
たまたまその農家の人と知り合って毎年カタクリを見に行った。
そこはもちろん個人のお家、観光客もこない隠れスポット。
ゆったりいつまでも見ることができた。
そしてそこでカタクリの芋を10個ほどもらってこの農園に植えたのだった。

カタクリは種から育てると花が咲くまでなんと7年もかかるらしい。
でも芋からだと翌年には花が咲く。
そこであちこちに芋を植えたら翌年5~6個咲いた。

でもそのうち鹿にやられてほぼ全滅状態。
かろうじて生き残ったのが今咲いてる2輪。
毎年咲くけどぜんぜん増えない。
それで我が家ではとっても貴重なのだよ。

ところでもらってきた農家ではその後猪にやられて全滅したらしい。
それでここで増やしてお返ししたいところだけど、ちっとも増えないので当分無理だね。



ところでカタクリというと片栗粉。
昔はこのカタクリの芋で片栗粉を作っていた。
カタクリの芋ってとっても小さいのでこれで片栗粉を作るとなるとすごくたくさんのカタクリの芋がいる。
ただでさえ貴重なカタクリ、きっと今作ったら滅茶苦茶高価な片栗粉ができるだろう。

カタクリの芋をもらったとき、そこのおばあさんに聞いた。
「子どものころはこれで片栗粉を作ってたのですか?」
すっかり笑われてしまった。
カタクリで片栗粉を作る、それは昔々の話だったらしい。

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