ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

播磨道

2017年11月09日 17時53分24秒 | 田舎暮らし
ここは間違いなく田舎だけど、でも軟弱な田舎。
JRの駅もコンビニも郵便局も高速道路も近い。
とはいえこの高速道路、播磨道という袋小路のような片道1車線の道路で我が家の近くが終点。
それで車も少ない。
できてからもう10年以上経つかな・・・
できた当時はこの道路を車が走っているのを見てびっくりしたものだ。
「えっ?高速道路を車が走っている!!」
今ではさすがに車が走っててもびっくりはしないけど、それでも少ない。
夜中などは前も後ろも車が走ってない道を走ると鹿や猪が飛び込んできそうで怖い。

実はこの道の目的は山陽道と中国道を繋ぐこと。
それで、今、中国道への延長工事が続けられている。
でもなかなか進まない。
亀と工事のスピード競走したら絶対亀の勝ち。
亀がウサギになってしまう。

でも近頃スピードが速くなった。
さすがに反省したのだろう。
うむ、いかん、そろそろ真面目にやらねば!
それとも現場監督から怒鳴りつけられたのだろうか?
「こりゃ!いつまでちんたらちんたらやっているんじゃ!!」

でもきっとそうではないだろう。
きっと田んぼの収穫が終わるのを待っていたのだろう。
それであちこち田んぼをつぶして、新たに工事がはじまった。
今までの工事のスピードを見てると、
「いったい後何十年かかるんだろう?」と思ってたけど、意外とつながるのは早いかもしれない。

ルートは上手いこと人家を避けている。
でもかかるところもある。
ルートにかかるところとかからないところ、
かからなくて良かった!なんていうのは実は逆。
かかったところは確かに先祖代々住んできたところから立ち退かないといけない。
それはつらいだろうけど、きっと立ち退き料は十分にもらえる。
ところがかからなかったところはこれから車の騒音に悩まされないといけない。
土地の評価も下がるだろう。
というわけで天国と地獄、運不運。

この集落はまったくかすってもいない。
もっとも不運な集落だろう。
それは道路が通るとそれなりに集落に金が入り自治会費なども安くなる。
ここはそんなことはまったくないのでこれからますますさびれるばかり。
でも家の上を高速が通るなんてことより、さびれた田舎の方がずっといい。
人が一人減り二人減り・・・
家が一つ減り二つ減り・・・
でもそれでも今の方がいい。

ところで高速が延長されることに実はとっても期待している。
といっても鳥取方面に行くのに、多分20~30分ほど短縮されるだろうけど、そんなことはどうでもいい。
年に1度くらいしか鳥取方面にはいかないのでどうでもいい。
ただこれができたら近くの国道の車が減るだろう。
これが一番うれしい!
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