農業は自営業。
自営業なら米や野菜の価格は自分で決めないといけない。
・・・と思ってきた。
ところが実際は米はもちろん野菜も自分たちで決められないところが多い。
たいてい農協や量販店によって決められる。
これはおかしい!これじゃ農協や量販店の小作人ではないか。
もっと自営業の自覚を持たないと!
・・・と思ってきた。
でもその一方で、農家に価格をきめさせたらいけない。
という意見を聞くと、なるほどとも思う。
生産者直販店ではしばしば一人が値引きすると、たちまちみんなそれにつられて値引きする。
こうして値引き合戦が始まる。
農家に価格をきめさせたらいけない・・・という理由もわかる。
しかしそれは農家が自分の客を持っていない、と言うのが一番の原因だろう。
農業は自営業だ。
それなら営業をしないといけない。
自分たちで客を開拓しないといけない。
それが出来ない限りいつまで経っても小作人だ。
これは里山についてもいえるかも知れない。
里山もまた自営業でなければいけないのではないか?
補助金を当てにして、人の無償奉仕を当てにしてどうして自営業といえるのか。
いくらイベントをして人を集めても、それは里山の安売りをしているだけなのだはないか?
補助金を使っているのは里山ではなくやって来る客ではないか。
それでどうして里山が活性化するのか。
今活気のある里山は特化した物産を直接都会に売り込んでいる里山。
これからはそんな里山だけが生き残るだろう。
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