ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

読書の楽しみ

2022年06月30日 18時03分13秒 | 本の中から
 讀書之楽楽如何
 緑満窓前草不除
      (朱熹)

読書の楽しみって?
読書の楽しみのためならば、
草刈りなんてしてられるかい。

きっといろいろある趣味の中で最後に残るのは読書だろう。
読書は部屋の中で寝転んでても広大な時空の旅ができる。
まさにぐうたら人間向けの趣味だ。
今、2~3日に1冊、月に10数冊は読んでいる。
夜中はもっぱら読書タイム。
7時~8時ころには眠り、夜中に起きて最初はうつらうつら・・・
2~3ページ読んでは眠り、また起きては数ページ読む。
そのうち次第に目が冴えてきて夜明けまで読む。

そのため昼間はうつらうつら・・・そうそう今までだって、もっぱらうつらうつらの人生を過ごしてきた。
だからこそ今まで生きてこれたんだよ。

まあそれはそれとして、今まで主に読書は実用書は別として古典を中心に読んできた。
だって新刊書なんて、特にベストセラーなんて、5年10年もすると時の流れに消えていく。
今日本で作家という職業だけで暮らしていける人は10人もいないらしい。
たいていの作家は講演などの副業で暮らしているらしい。
毎年2~3人は出てくる芥川賞受賞作家、そのうち5年後10年後、いったい何人の人が作家として生き残っている?
それに昔は乏しい小遣いをはたいてしこしこしこしこ本を買ってたけど、
今ではこのため込んだ本が古本屋では紙くず同然。
あんなに大切にしてきた本が紙くず!
それでもうすっかり本を買い自分の書棚に並べる楽しみを亡くしてしまった。
それからはもっぱら図書館を利用した。
でも作者と読者は共存共栄の関係にある。
もし読者が本を買わなくなったら作者も暮らしていけなくなる。
それで少なくとも新刊書だけはみんな図書館でなく本屋で買ったらいい。
と思う。
もっともこちらはもっぱら古典を読んできたけど・・・
でも去年からふとミステリー小説をふと新刊を読みだした。
新刊と言っても10~20年前の作品。
ミステリー小説は今までほとんど読んでこなかった分野。
作家もほとんど初めての人。
ミステリー小説なんてほんの数か月もあったらよみつくしてしまうだろう・・・
と高をくくってたら、読んでも読んでもきりがない。
すっかり泥沼にはまっている。
それに江戸川乱歩や横溝正史などのおどろおどろしい探偵小説や、
何とも重苦しい松本清張などの推理小説、
ロッカーの死体から始まって最後は観光地の断崖絶壁に犯人を追い詰めるテレビドラマ風サスペンス、
こんなお決まりのパターンにうんざりしてたけど、最近のミステリー小説は実に面白い。
というわけですっかりはまっている。
ミステリー小説だけでなく時代小説にも外国の作家の小説にもはまっている。
最近の小説も、と言っても10~30年前の小説だけど・・・、とっても面白いし、この1年で新しい作家にたくさん出会えた。
読書の楽しみって、やっぱりまずは楽しむこと、教養なんてそんなんじゃなく、まずは楽しむことなんだよね。


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