ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

長崎(1)~ふるさと

2016年09月14日 11時35分47秒 | 長崎
 ふるさとは遠きにありて思ふもの
 そして悲しくうたふもの
 よしや
 うらぶれて異土の乞食となるとても
 帰るところにあるまじや 
 ひとり都のゆふぐれに
 ふるさとおもひ涙ぐむ
 そのこころもて
 遠きみやこにかへらばや
 遠きみやこにかへらばや


故郷をいつまでも捨てきれない人もいれば
故郷ときっぱり縁を切った人もいる。
自分自身はというと故郷の長崎は好きだけど、一生行かなくても少しも困らない。
ただまだ墓があるので1~2年に一度は行っている。

それで去年はいかなかったので、先週行ってきた。
そこで長崎の話と写真を連載することにする。

ところで冒頭の詩は室生犀星の「小景異情(その二)」
昔、この小景異情の詩全部に曲をつけた。
シューベルトは歌曲集は3つしか作っていない。
しかもそのうち一つは死後ほかの人が編集したもの。
ところがこのぐうたら百姓は歌曲集を4つも作っている。
(シューベルトに勝った!)
その第1作がこの「小景異情」なのだ。
シューベルトの作品1は有名な「魔王」
そしてこのぐうたら百姓の作品1が「小景異情」
「魔王」に勝るとも劣らない傑作だと自分だけは思っている。
ただこれには一つだけ問題がある。
楽譜に落としてないということ。
楽譜を書く技術がない。
伴奏もイメージとして頭の中にあるだけだ。
こうして4つの作品が、4つ傑作が頭の中だけで消えていく、
これは人類にとって大きな損失ではないだろうか?
自分の4つの作品をコンサートで聞きたいというのが、最後の夢だ。

・・・なんてことではなく長崎の話。
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