ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

旅~幻の軍艦島

2013年08月30日 12時21分24秒 | 長崎
旅~幻の軍艦島

この軍艦島上陸クルーズでとっても見ごたえのある時を過ごした。
2つの世界遺産候補地をめぐる旅でもあったからだ。
ひとつは長崎の教会群。
もうひとつは軍艦島を含む、九州から山口県にかけての産業遺跡群
そして船内での案内もとっても丁寧でわかりやすく聞き取りやすかった。
島の案内もとっても端島が好きそうな4人(?)の親切なガイド。
それが不思議なことに皆男!?
船内放送は若い男性。アナウンサーの経験でもあるのだろうか?
島のガイドはシルバーさん。ボランティアだろうか?そしてかって端島に住んでいたのだろうか?
船の中でも客に話しかける。
端島のことを話すのがとても楽しいらしい。
というわけでとても好感がもてた。
他の会社の船には乗っていないので比較は出来ないけど、この会社の船のツアーでよかったと思った。
そう思うと最初は「高~~~い!」と思った料金も、
まあこんなもんじゃない?と思えてきた。
端島の手前、高島までの定期船の料金が片道1000円。
端島はその先で島の1週もするのでプラス500円くらい。
と言うことは端島まで往復で3000円。
それに船内の案内と島のガイドでプラス1000円。
まあ妥当じゃない?
麦茶に忍ばせていた焼酎ですっかりいい気分になりながら
・・・とっても、せこ~~~い(!)計算をして、一人で納得した。

船は長崎の港に着いた。
船を降りぎらぎら晴れた真夏の街を駅に向かって歩くいていると、
もうあの廃墟の島、軍艦島が幻のように思えてきた。

かって、「緑無き島」と言われた島のあちこちに、草が生えていた!
トンビが廃墟の上を廻っていた。
やがて軍艦島は昔の岩礁、端島に戻っていく。
それって悲しみ?
自然からお借りしていた島を自然にお返しすることって、
それってとってもいいことじゃない?
ありがとうの言葉とともに。
たくさんの思い出とともに。
自然にお返しすることって。


最後に端島で生まれ、そして若くで亡くなったシンガーソングライター・岡崎律子さんの歌を聞きながら、
1泊2日の長~い長~いこの旅を終ることにしよう。

http://www.youtube.com/watch?v=v5UkJ1IOJbw
  
      for フルーツバスケットより

 とてもうれしかったよ 君が笑いかけてた すべてを溶かす微笑みで
 春はまだ遠くて つめたい土の中で 芽吹く瞬間を待ってたんだ

 たとえば苦しい今日だとしても 昨日の傷を残していても
 信じたい 心 ほどいてゆけると

 生まれ変わることはできないよ だけど変わってはいけるから
 Let's stay together いつも

 僕だけに笑って その指で ねえ触って 望みばかりが果てしなく
 やさしくしたいよ もう悔やまぬように 嘆きの海も越えていこう

 たとえ苦しい今日だとしても いつかあたたかな思い出になる
 心ごとすべてなげだせたなら

 ここに生きてる意味がわかるよ 生まれおちた歓びを知る
 Let's stay together いつも

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