ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

栗の木

2007年01月15日 04時13分39秒 | 田舎暮らし
毎日裏山から枯れ木を取ってきてはノコギリで薪つくりをしている。
木は栗、杉が多い。杉は柔らかいけどすぐ燃えてしまう。栗は重くて固い。火がつくのに時間がかかるけど火持ちがいい。
また杉は腐れ易いけど、栗はなかなか腐れない。そのため古民家ではよく栗の柱が使われている。
ただ栗の木は杉と違ってまっすぐに伸びないので、現代の建築にはなかなか使いづらい。古民家ではこの栗の木の曲がり具合をうまく使って柱や梁に使っている。今ではこのような技術を持った大工さんはほとんどいなくなった。
我が家の柱も栗の木を使って、しかもカンナでなくチョウナで削ってある。固い栗の木をこのように手作業で削っていくのはずいぶん大変だったろうと思う。でもそのために現代建築では味わえない温かみが伝わってくる。

毎晩、杉や栗の枯れ木をだるまストーブで燃やしながら、小粒大豆の豆ガラを剥く。とろとろとした温かさについうとうととして、なかなか進まない。こうして大豆の豆ガラとりも年を越した。今どき、こんなに一つ一つ手作業で取る人なんていないよね。漫画日本昔話の世界だってきっと木槌でたたいて取ってたはずだし・・・。でもきっと弥生時代のころはこんなにしてたんだろうな・・・。なんて考えながら一日で一番ゆっくりした時間をすごす。まだ冬は続く。時間はたっぷりあるのでのんびり火に当たりながら豆ガラとりをする。

こうしてとった豆ガラは山羊の餌になる。
山羊は数時間かけてとった豆ガラもあっという間に食べてしまう。
これにはさすがにいつものことながら、うんざりさせられる。

なお小粒大豆は納豆用だけど、そのまま料理で食べてみたけどなかなかいける。豆乳の味がした。
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