呑みつくして・・・

今さらこの世に未練はないが.、

呑むことだけには未練がある。

もっともっと呑みつくしたい。

体が骨がアルコールに溶けてしまうほどに、

そう、もっともっと呑みつくして、

そのまま土に帰りたい。

呑んで眠って土になって、土の中から・・・

水仙が芽を出し花を咲かせたら・・・

もうそれだけでいいじゃない。

呑んで歌って、

呑んで歌って、歌って呑んで

いったい他に何がある？

酔って眠って、眠って酔って

いったい他に何がある？

好きで生まれてきたわけじゃないこの世

せめて死ぬ時くらい好きに死にたいもの

でも・・・でも・・・きっと死んだら呑めないだろう。

それなら生きて生きて生きつくして、

呑んで呑んで呑みつくして、

もういいかぁ～と思うほどに呑んで死にたいもの。

思いっきり、呑んで歌って眠ったら・・・

もうそれだけででいいじゃない。

充分生きた。

そう充分に生きたのだよ。