競歩20キロで銀と銅メダル!
とってもすごい!
日頃あまり日の当たらない競技が脚光を浴びて、
これで競技人口がもっともっと増えたら、とってもいいね。
それにね、市民マラソンってとっても流行ってるけど、
これとってもハードルが高いよね。
だって42キロを一定の時間内で普通の人が走れる?
かなりかなり訓練しないと絶対無理!
そうとってもできそうな気がしない。
とってもすごい!
日頃あまり日の当たらない競技が脚光を浴びて、
これで競技人口がもっともっと増えたら、とってもいいね。
それにね、市民マラソンってとっても流行ってるけど、
これとってもハードルが高いよね。
だって42キロを一定の時間内で普通の人が走れる?
かなりかなり訓練しないと絶対無理!
そうとってもできそうな気がしない。
でもね歩くんだったら?
しかも距離は半分以下の20キロ。
もちろん競技としての競歩だったらその厳しさはわかるけど、
そこはあくまで市民競歩マラソン。
もちろん競技としての競歩だったらその厳しさはわかるけど、
そこはあくまで市民競歩マラソン。
20キロ歩くんだったらできそうな気しない?
これだったら誰でも参加できそう・・・と、思わない?
そう誰でも気楽に参加できる!
それだけじゃないよ、
市民マラソンではあちこちに給水所がある、水だけでなく、お菓子とか軽食とかおいてある。
でもないのは酒、ビール。
ここは、市民競歩マラソンでは給水所に飲み屋の定番の中生と枝豆を置いておこう。
するとそれを目当てに参加者は増えるはず。
市民マラソンではあちこちに給水所がある、水だけでなく、お菓子とか軽食とかおいてある。
でもないのは酒、ビール。
ここは、市民競歩マラソンでは給水所に飲み屋の定番の中生と枝豆を置いておこう。
するとそれを目当てに参加者は増えるはず。
そして立ちはだかるのは第1のハードル、給水所。
そこには若い若いきれいどころのボランティアの女性が・・・
ここで参加者はハムレット的な悩みが、煩悩が生じる。
進むべきか留まるべきか・・・ここが試案のしどころだ。
う~~~ん、まずはここでじっくり休んで思案しよう。
まずはジョッキ1杯、そして枝豆もぐもぐ。
するとすぐにきれいどころのボランティアの若い女性が、
ねぇ~もっと行こう!ぐっとぐっとぐっぐっと!!
・・・と迫ってくる。
そして片手にはメニュー。
そして片手にはメニュー。
そうそう最初の一杯は無料だけど次からは有料なのだ。
(ここで3分の1は脱落する)
でもまだまだここは競技の途中、勇気ふり絞り、誘惑を断ち切って、
ここは何とか自制して、
というか次の飲み屋に・・・じゃなかった次の給水所までたどり着こう!
そこにはもっともっといい子がきれいどころがいるに違いない。
それを期待して振り切って次へ向かう。
ところで、もちろんこれは厳正な競技。
走ってはいけない、ただただひたすら歩く。
あちこちに監視員がいて違反したらペナルティ。
ペナルティは缶ビール1本。
これじゃ、わざとペナルティをしてビールを飲みまくろうという輩が出てくるけど、世の中そんな甘いもんじゃない。
最初は無料だけど反則2回からはイエローカード、有料になる。
さらに3回目となるとレッドカード、缶ビールは市販の料金の2倍になる。
さてこんな苦行を乗り越えてようやく次の飲み屋、じゃなくて給水所にたどり着く。
ここではビール枝まめじゃなくて、純米酒や焼酎が、肴も枝豆だけでなく焼き鳥や串カツが・・・
さらにさらに若い若いピチピチギャルが・・・
これじゃここに埋没する他ないよね。
でもねこれじゃ競技は成り立たないよ・・なんてきっと主催者は恐れを抱くだろうけど、なにそれは簡単なこと。
ここでも「ちょっとだけよ~無料なのは1杯だけだからね~あとは有料だよ~~~!!」
すると、半分くらいの参加者は1杯だけ飲んで次の飲み屋に・・・.いえいえ次の給水所へ移動していく。
もちろん中には残りの半分は、ここの給水場で捕まってたちまち沈没してしまう真面目な真面目な呑兵衛。
ここでも「ちょっとだけよ~無料なのは1杯だけだからね~あとは有料だよ~~~!!」
すると、半分くらいの参加者は1杯だけ飲んで次の飲み屋に・・・.いえいえ次の給水所へ移動していく。
もちろん中には残りの半分は、ここの給水場で捕まってたちまち沈没してしまう真面目な真面目な呑兵衛。
ここで捕まったら・・・
すぐに近くのそれなりの怪しげな飲み屋に誘拐されるのは見え見え・・・
でももうここまで来たらやめられないよね!
と、ここは敗れかぶれ、ここは地域の振興に協力せねば、地域の飲み屋に貢献せなば、とばかり特攻隊として果てていくのでありました・・・
でも、残りの半分の参加者はそんな勇気がないのか、
地域の発展に貢献する気がないのか、
世のため人のためにつくす気はないのか、
次の飲み屋へ、いえいえ次の最終給水ポイントへ移動して行く。
次の給水ポイントにはもっともっときれいどころのボランティアがいるんじゃない?
なんて下心を隠しつつ、長く長く伸びた舌を引っ込めつつ、
次の給水ポイントへ向かうのだった。
さて次の給水ポイント。
ここにはさらにきれいどころ!
呑みものも、ビール・純米酒・焼酎だけじゃなくワイン、ウィスキー・・・
選り取り見取り!
ただしここでも1杯目は無料だけど2杯目からは有料。
ただしここでも1杯目は無料だけど2杯目からは有料。
肴も枝豆だけじゃない、焼き鳥、串カツ(2度付けはあかんで~!)、湯豆腐、チーズ・・・
ここは飲まねば!ここは食べねば!
・・・と思わず思ってしまう。
・・・と思わず思ってしまう。
そしてここでさらに半分脱落。
地元の、飲み屋に、それなりにそれなりの飲み屋に埋没してしまう。
う~~~ん、ここで負けてはなるものか!
行け行け次の最終飲み屋へ.、次のきれいどころを目指して。
いけいけ!さらにいけいけ!
と助平な、いえいいえとって意思の硬い選手たちだけが、次のさいごの飲み屋へ歩く。
と助平な、いえいいえとって意思の硬い選手たちだけが、次のさいごの飲み屋へ歩く。
ここまでくるともはや皆千鳥足、
あっちにふらふら~~~こっちにふらふら~~~
・・・でも皆最終飲み屋、いえいえ最終給水所へ向かって進む。
さて、最終飲み屋(?)。
ここにはさらにさらにきれいどころが立ちはだかっている。
ここはもうすっかりフリークライミングの心境。
どうやったらこの難所を乗り越えることができるか。
やっと何とかつかんだと思っら、次はさらに高いハードルが。
「ねえねえ、あたしを掴んでぇ~~~噛んでぇ~~~!」と迫ってくる。
掴むべきか掴かざるべきか、噛むべきか噛まざるべきか~~~
ハムレットの心境を何とか何とか乗り越えて、
そしてやっとたどり着いた最終ゴール。
もうここまでたどり着けた人はほとんどいない。
さらにあちこちでビール一杯、酒一杯、焼酎一杯、ワイン1杯、ウィスキー1杯。
そしてさらにせがまれ(有料の)ビール2杯、酒2杯、焼酎2杯、ワイン2杯、ウィスキー2杯。
ゴールについたときは借金の山。
思わず嘆く
「ぼったくりだぁ~~~!!」
こうしてぼったくり競歩、いえいえ市民競歩マラソンは終わったのだった。