ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

家族の日

2017年02月11日 20時05分23秒 | 映画の話
今日も雪が積もっていた。
でも晴れてたので思い切って市民ホールまで映画を見に行った。
この町の中心部には雪はちらほらあったけど、
市の中心部に近づくと雪の降った気配すらない。
いつものことながら、山奥の雪国から降りてきた田舎者って感じだ。
おいおい俺は雪男か?

映画は「家族の日」という、東京から岡山・高梁に田舎暮らしでやってきた家族の話。
田舎暮らしをどう描いているのか興味があったし、
高梁にも、行きたいと思ってたけどまだ行ったことなかったので、
行く気になろう!と後押ししてくれるかな?と期待して見に行った。

でも・・・がっかりだった。
描かれているのは田舎の人の暮らしではなく、
田舎で暮らす都会人の暮らしの話だ。
田舎に移った家族。
その隣には1年前にいなかにUターンで帰ってきた家族。
そしてターザンと呼ばれる家族で田舎暮らしをしようとしてた時に家族を交通事故で失くして、一人で山に籠っている人。
この3者だ。

そして田舎の人間はというと、
腰を引いてよろよろ歩きときどきわざとらしく転ぶ。
しゃべり方もいかにもアホそう。
これはいかにも都会的な、というか東京人の描く田舎者像。

大阪の笑いは自分のアホにして笑う。
東京人は田舎者や弱者を馬鹿にして笑う。
(大阪には田舎者をばかにする笑いはないよ)
どちらが笑いとして高度か?
もちろんドタバタと言われて低く見られている大阪の笑いのほうがずっと高度だよ。
歴史の長い上方文化と歴史の浅い東京文化の違いだね。

この家族、田舎にきて興味を持ったのは山・星・虫・・・自然だけ。
田舎の人に何の興味も持ってない。
高梁のことも描かれていない。
申し訳程度に祭りと備中・松山城が少し出てくるけど、
これなら高梁でロケする必然性は少しもない。
どこでもいい、単なる田舎だったら・・・
そんな感じをもった作品だった。
コメント
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