ユーモア

人はみな他人を傷つけ傷つけあって生きていく。
他人から、傷つけられて落ち込んでいても、
きっとどこかで自分では気づかないうちに、
きっと他人を傷つけて生きているんだよ。

生きることそのものが苦、きっとそうなのだろうね。
人を苦しめたくなかったら生まれてこなければいい。
でも誰も人は自分の意志で生まれてきたのではない。
子宮の中で生を受け無理やり引きずり出されてきた。
でも、生まれたからには、この世で生きねばならぬ。

この人と他人との傷を癒すのは何？
それはきっとユーモア。
冷たい砂や石やセメントをくっつける水のように、
それはきっとユーモア。
陰険な対立のところにほんのちょっとしたユーモアがあったら、
暴力事件にまではならないのだよ。
ネットでの炎上もちょっとしたユーモアで消せることができるんだよ。

このブログでもそう、
自分自身、本来厭世的な人間。
でもかろうじて他人と繋がっているのはユーモア。
ユーモアこそ他人と他人とを繋ぐ細い細い道。
かろうじて水とセメントのように今この世に繋がっているのだよ。