ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

第2回やまなみサミットin尾道(4)

2016年10月07日 14時46分47秒 | 山羊の話
さて翌日、朝ぶろに入り、朝のバイキング。
(さすがに朝酒はしなかった)
前夜呑みすぎて気分はよくなかったけど、
バイキングとなるとついついとりすぎて、食べ過ぎてしまう。
そしてますます気分悪くなる。
根が意地汚いのだ。

そして次に向かったのは、「みつぎグリーンランド」
街からずいぶん外れたところにある。
家族やグループでキャンプとかバーベキューとかする施設らしい。
中に入りしばらく行くと白装束の異様な集団が見えてきた。
一瞬びびった。(戻ろうかなぁ・・・)
でもそれがなんと山羊の会のあつまり。
山羊の会ってもともと変な集団なのになにもここまでしなくても・・・



これはなに服というのかな・・・病気の感染予防のために防御服(?)
これに身を固め、足にも靴の上からカバーをした。



さらに、防御服を着てるので必要はないけど実演ということで、足を消毒して、消毒液を体に噴霧した。
しかし、なにもここまで・・・とやっぱり思う。
口蹄疫などの病気が発生してたらべつだけど、そうでないのでちょっとやりすぎでは?
靴底の消毒と手をアルコールで消毒する、それだけでいいのではないだろうか?
最近全国山羊サミットなんかでもここまでやってるのだろうか?
こんなにしなくてもいいんじゃない?
「もしそれで山羊に病気がうつったらどないすんねん?!」
といわれたら困るけど、でもそれはそれで仕方ないんじゃない?

それをここまでするのは、これでもし病気がうつってもここまでやったんだから、もう自分たちの責任ではない、と、きっといいたいのだろう・・・
保身?お役所仕事?
・・・なんてここまで書くと主催者・スタッフ、他の参加者から反発されそう!
でもねこの装束、かってこんな装束の宗教団体がテレビ報道番組などで取り上げられて騒がれたことがあった。
国土交通大臣の「気持ち悪いわねぇ~」の一言でカルトでもないのに普通の宗教団体だったのに、ささいな道路交通法違反で解散させられた。
この時のニュースを思い出した。
ただでさえ変な(?)山羊の会。
そのうえ全国あちこち山羊の会でこんな装束で出没したら一般の人たちはどう思うだろう?
事実この「みつぎグリーンランド」にそのあと一般の人が車できて、しばらく迷った後、後ずさりしてバックのままで逃げて行った。
(やっぱり一般の人に迷惑をかけている!)
それにさらに言いたい、とても暑い日だった。昼間は30度くらいあっただろう。
そのうえ、この防護服!暑くてたまらない!!
それでそのうち多くの人は上半身は防護服を脱いでいた。
もしみな着てて何人か熱中症で倒れてたらどうなっただろう?
それに上半身脱いで消毒してない手で山羊を触っていた。
それも問題。
靴にも薄いカバーをしたけど、破れないだろうか?
破れたら消毒してない靴で歩くことになる。
それも問題。
疑問だらけだった。



さて気を取り直して山羊のこと。
やっぱり山羊を見るとほっとする。
しかもおなじみのシバ山羊系の山羊。
やっぱりシバ山羊、小柄でいたずらっぽいところがいい。



まず電気柵の講習があった。
電気柵は我が家の畑でも使ってるので珍しくはないのだけど、ソーラーを使った移動式のものだった。
我が家でもかって山羊が畑に入ってこないように電気柵をしたけど、
あの不良山羊のユキが線に触れすっかりパニックになって、柵を滅茶苦茶にして、ブレーカーまで落ち、まったくひどいことになってしまった。
それで2回試してあきらめた。
富士には月見草が似合うけど、ユキには電気柵は似合わない
・・・そう思うことにした。



これが装置なのだけど・・・確か100メートル分の線がついて3万円だとか。
意外と安い。
ただ屋外に置いてたら盗まれる可能性がある。
それでこの装置の周りも線を張ったらどうだろう?
すると泥棒は線に触れて「ぎゃあ~~~!」
そして困ったことにこの持ち主も、
機械の操作をするたびに「ぎゃあ~~~!」

ところで雨の日が続くとどうなるのだろうな?
電圧が低くならないだろうか?
でももう山羊飼いでないので、質問するのやめた。



そして山羊と散歩して、別のコーナーへ。



ここにも山羊がいた。



うん?なんか怪しげな集団がやってきたな?
(・・・ときっと思ってるだろうなぁ~)





そして山羊のいけにえの儀式・・・ではなくて除角の講習。
実際に除角したわけではないけど、仕方を習った。
「除角はやっぱり必要です!」
・・・といいながら、ここの山羊はみな除角してなかったよ(!)
前日の話でも除角は必要だといってたけど、自分では必要だとは思わないし、ほとんどのヤギ仲間は除角をしていない。
確かに頭突きされたら痛いけど、山羊の角は牛と違って後ろ向きにはえているので角で刺されることはない。
(むしろ牛こそ除角が必要だと思うけど、どうして牛は除角をしないのだろう?)
それに山羊は仲間通しでは頭突きをするけど人間にそれほど頭突きするわけでもない。
我が家で飼ってた山羊で頭突きをしたのは最初に飼ったシロとユキだけ。
後の山羊はべつだん訓練したわけでもないのに頭突きはしなかった。

*牝山羊ユキの唯一の得意な芸が頭突き。牡山羊シロはユキの数倍獰猛だった。
頭突きするのは山羊の性格もある。シロとユキはものすごく性格が悪かった!
でもそれだけでなく飼い方のちがいも大きい。
特に最初の山羊はとっても可愛がるので、自分たちが飼い主よりもえらいのだと錯覚するのだろう。

~しかし頭突き山羊も役に立つ。番犬ならぬ番山羊として使えるから。
 番犬にはなれてる泥棒も番山羊にはなれてない。
 しかもそれが牡山羊だったらうっかり触ったらその匂いは1週間消えない。
 「さてはおめぇ~、犯人だな!」とすぐにばれる。

さらに去勢の講習。
これはやったことある。
1か月以内の山羊ならだれでも簡単にできる。

それからそうそう人工授精の実習もあった。



それから再び元のところに戻って、今度は爪切りの実習。
今までやってた自己流とはやっぱり違っていた。
というか面倒だし山羊が暴れるしあまりまじめにはやってなかった。

これで除角、爪切り、人工受精、去勢、そして電気柵の実習。
とっても充実した内容だった。
一度にこんなにすると次回からやることあるの?と心配するほどに。



ところでこのかわいい花があちこち咲いていた。
(残念ながらちょっとピンボケ)



でもこの変な山羊飼い集団、花にはまったく興味ないらしく、踏みつけられていた。



それからまだ葉は黄色くなってないのに、イチョウにもう銀杏が・・・
ここはやっぱり我が家よりも暖かいのだな。




コメント
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