役

きっと「の～んびり田舎暮らし」っていうのは都会人の描く空想なのだろう。
正味の話、田舎は都会以上に忙しい！
田舎に住めば住むほど忙しくなってくる。
人はどんどん減るのに、行事は減らない。
そのうえ村の人との付き合いも増えて、
うっかり役を引き受けると、さらに役が回ってくる。

たいていの人がよくわからぬ役をいくつも引き受けている。
この、「役」にはまったく不向きなぐうたら百姓も、
ただただ昼真っから呑んだくれてばかりいるこのぐうたら百姓も、
今、え～と、いくつかなぁ～？
いろんな役をやっている。

自治会の会計。
テレビ組合の組合長。
それから宮の役・・・は終ったか。
あの～ぉ、宮の信者ではないのですけど？
「そんなことは関係ない！」
「はは～ぁ」
そんなわけで引き受けた役もやっと終った。
やれやれ。
他になんかどうでもいい役に名前だけはあげてたなぁ・・・

それからこちらは趣味の会
陶芸の会の会計。
それから田舎暮らしの会や山羊の会の主催。
もういい加減で身辺を整理しないとね。

根がぐうたら人間。
役には不向きな人間だよ。
みんな人を見る目がないね。
人を引っ張るのではなく、
人の後からよそ見しながらうろうろついていく人間だよ。
君たちわかってないね。
うぃ～！