ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

鳴る木

2007年06月18日 09時55分43秒 | 田舎暮らし
モチノキがウ~ンウ~ンとうなり声を上げている。
見上げると無数の小さなハチがモチノキの花にたかっている。
幸い凶暴なハチではないので、それほど心配は要らない。
これがスズメバチだったらかなりの恐怖だろう。

まもなくもっと大きな声で木がいっせいに鳴きだす。
蝉の襲来だ。
北欧には蝉はいないらしい。
イソップの「蟻とキリギリス」の寓話も本来は「蟻と蝉」だった。
蝉がいないのでキリギリスに変わったらしい。
昔、ある北欧人が日本に滞在して、故国に帰るとき、お土産に鳴る木の苗を求めたという。

でも本当に鳴る木があったら、いいなと思う。
鳴る木だけでなく泣く木、笑う木、怒る木の森があったらおもしろい。
気分がふさいでいるときは笑う木の森に行くと楽しくなるし、
悲しいときは泣く木の森に行って一緒に慰めあう。
社保庁の役人は怒る木の森に閉じ込めて反省させる。

まもなく本格的な鳴る木の季節がやってくる。
コメント (2)
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