ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

餃子の王将の女子会プランで超満腹!

2019-09-15 17:40:34 | レストラン&店
いつもおいしいものを見つけてくるM嬢から餃子の王将の女子会プランに行かない?」とのお誘いが。
もちろん行きますよ~

「餃子の王将」の女子会プランは、制限時間60分で、
餃子食べ放題+指定ドリンク飲み放題+料理小皿2品+シューアイス=1800円(税抜)
という内容です。

全店で実施しているわけではなく、特定店舗のみ。(下記HP参照)
我々は、二次会を考えて、門前仲町店に狙いを定めました。

やはり以前に餃子の王将に一緒に行ったことのあるSさんも誘い、3人だったので、まずは餃子を6人前頼みました。



餃子6人前が一度にドーンと登場!
1人前が6個なので、36個あります。



アツアツで、意外と大きさがあり、中身もたっぷり詰まっています。
食べても食べてもなかなか減りません…
まずは人数分の3人前を頼み、後で追加していく方がよかったと、のちに反省しました。



飲み放題ドリンクの1杯目は、生ビール中ジョッキ。
アサヒスーパードライです。
餃子6人前だったので、ビールが来てから餃子が到着するまで、けっこう時間がかかりました。
焼く時間もあるので、この点からも、最初の餃子オーダーは控えめがオススメです。



3人なので、小皿料理は6種類頼めます。
麻婆豆腐、エビチリ、ホルモン味噌炒め、回鍋肉、焼きそば、かに玉。
麻婆豆腐は量が多い!そして、味が濃い!
モツ炒めも回鍋肉も味が濃い!



カニ玉は3つの味付けから選べたので、シンプルな塩味にしました。
あっさりしていて正解。
しかし、他の料理の味がかなり濃いので、かに玉をご飯付きの天津飯にしても良かったかも。



料理の味が濃いので、ビールが進む、進む…(笑)




しかし、さすがにこれ以上は厳しいと思い、ノンアルにシフト。
ノンアルのアサヒドライゼロの小瓶はとてもおいしかったです。



Sさんはアサヒドライブラックへ。
これも小瓶です。少しいただきましたが、ドライブラック、おいしい!
ノンアルにドライブラックを加え、味変させて飲むのも楽しかったです。



飲み放題メニューには紹興酒もあり、せっかくなので頼んでみました。
クセが強くなく、また、ミニサイズボトルなので、皆で飲みきれました。

ほかにはワインもあり、メニューにはスパークリングワインもありましたが、切れていたそうで、残念。
ワインはチリ産のアルパカでした。



食べ放題餃子と飲み放題ドリンクのオーダーの制限時間は60分ですが、その後30分は、オーダー済のものを飲食できます。
ですので、店に滞在できるのは90分ということになります。
90分を超えると料金が発生するとのことでした。

しかし、餃子6人前には苦しみました!
1人前の6個以上残しては失礼になるので、私は頑張って12個は食べたはず。



すっかりお腹パンパンでしたが、デザートのシューアイスを他の2人は辞退する中、私だけいただきました(笑)
バニラ、チョコ、ストロベリーの中から選べます。



ちなみに、餃子を普通に頼むと、1人前6個240円です。
10月1日からは少し値上がりするようですが、全直営店で電子マネーでの支払いが可能になるみたいです。

餃子の王将 女子会プラン
https://www.ohsho.co.jp/info/2018/post_22.html

※女子会プランは男性もOK ただし料金は2000円(税抜)

※店舗によっては、水曜300円割引が実施されています


[参考]
6年前にも同メンバーで餃子の王将女子会してました(笑) → コチラ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手頃で多彩 クオリティも高いオーストラリアのオススメ白ワイン

2019-09-14 21:20:57 | ワイン&酒
日本のワイン売り場を見ると、白ワインといえばChardonnayーシャルドネばかり。
名前の響きがいいのと、高貴なイメージが人気なんでしょうけれど、プライベートで飲む場合には、まず選ばないブドウ品種です。

私が選ぶのは、その土地ならではのブドウ品種や、生産者の意気込みとか、遊びなどが感じられるワインです。

例えば、こちら。
先日のkpオーチャードさんの試飲会で見つけたものです。
見るからにワクワクしませんか?



リキッド・ロックンロール White Noise 2018 (豪州 VIC, King Valley)

リースリングとゲヴュルツトラミネールのブレンドです。
天然酵母で発酵させ、シュルリーで約3カ月。
残糖12g/Lと少し甘めの味わいがやさしく、ほっこりします。

リキッド・ロックンロールというワイナリー名と、ホワイトノイズというワイン名から、また派手なエチケットからは、にぎやかなイメージが想像できますが、飲んでみると、あらステキ…です(笑)
参考上代 2800円



ロックフォード White Frontignac 2018 (豪州 SA, Barossa Valley)

昨日紹介したロックフォードで、こちらは、ミュスカ・ブランを使った白ワインです。
ミュスカは華やかなアロマが特徴ですが、このワインのアロマはとても上品に香ります。
ナチュラルな甘さがあり、ジューシーな酸とのバランスがよく、じわじわ~っと沁み込むように入ってきます。
あ~、落ち着く~
参考上代 2900円




左)エキスプレス・ワインメーカーズ Blanc 2018 (豪州 WA, Great Southern)
右)デリンクエンテ Screaming Betty 2019 (豪州 SA, River Land)

左のワインは、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、他という多品種をブレンドしています。
自然酵母で発酵させ、シュルリーで8カ月。ワインはもわもわと濁っています。
やさしい酸のある、なめらかで繊細なタッチの白ワインです。これもほっこり系。
参考上代 3500円

エチケットが楽しいデリンクエンテのスクリーミング・ベティは、イタリアでよく使われるヴェルメンティーノ100%
こちらも自然酵母で発酵。収穫が例年より早いそうで、よりフレッシュでイキイキとした仕上がりになっています。
とにかく、このシリーズは楽しいし、プライスも手頃で気に入っています。
参考上代 1900円



アン・アプローチ・トゥ・リラクゼーション Nichon 2017 (豪州 SA, Barossa Valley)

独特の雰囲気のエチケットが不思議な感じですが、樹齢60-65年の自根のセミヨンと、樹齢25年のソーヴィニヨン・のブレンドと、いたって正統派ブレンド。

飲んでみると、酸がしっかりありますが、とてもなめらか。味わいは辛口。
造り手のメッセージ性が強いワインで、こういうのも面白いです。限定品だそうです。
参考上代 5800円



最後は、進んでは飲まないシャルドネを(笑)


左)ホッフキルシュ Tarrington Chardonnay 2018 (豪州 VIC, Henty)
右)ラ・プティ・モール La petit Mort Chardonnay 2017 (豪州 QLD, Granit Belt)

暑い州だけれど標高が高いグラニット・ベルトのラ・プティ・モールのシャルドネは、冷涼気候を反映したミネラル豊かなシャルドネに仕上がっています。
参考上代 2800円

素晴らしいのは、ホッフキルシュターリントン・シャルドネ
すべて除梗し、自然酵母で発酵、MLFも実施。
雑味のないキレイでピュアなシャルドネで、本当によくできています。
品質では、ブルゴーニュの同価格帯のシャルドネでは太刀打ちできないと思います。
参考上代 5000円 (10月入荷)

※輸入元:kpオーチャード

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多彩なブドウ品種でつくる魅力的なロゼワインたち@オーストラリア

2019-09-13 21:11:19 | ワイン&酒
今週、開催された、kpオーチャードさんの試飲会で気になったワイン第2弾。

オーストラリアロゼワイン 3アイテムです。

ロゼ、、、、プロの皆さんは、「売れないんだよねぇ…」っておっしゃっていますが…



左より)
ROCKFORD Alicante Bouchet Rose 2018 (SA, Barossa Valley) 3200円
La Petite Molt Rose 2017 (QLD, Granite Belt) 3200円
Delinquente Pretty Boy Rosato 2019 (SA, Riverland) 1900円

ロックフォードアリカンテ・ブーシェは、果肉が赤くて濃い色が出るのが特徴のブドウなので、3つの中で一番色が濃いです。
が、飲むと、ストロベリー的なフルーティーさがしっかり表現され、とってもチャーミング。アルコール度数も9.5%と軽く、ほんのり甘みが残っています。

ラ・プティ・モールは、ピノ・ノワールとサンジョヴェーゼのユニークなブレンド。
クイーンランドは暑い地域ですが、グラニットベルトは標高800mと高い冷涼なエリア。
飲むと、クールなミネラルがよく表現されているのを感じました。

デリンクエンテは、ネロ・ダーボラのロゼ。シチリア原産で有名なブドウですから、イタリア式にRosato。
赤系ベリーのアロマがチャーミングで、口にしてもチャーミングそのまま。
エチケットも楽しく、価格もリーズナブルなので、持ち寄りパーティーにもオススメです。

輸入元:kpオーチャード

※第1弾はペットナット → コチラ



さて、冒頭に戻り、なぜロゼワインが売れないのか?

欧州やアメリカでは売れているのに?
まずは売る側の意識の問題があるのではないでしょうか。
日本人の超ブランド志向、思い込みの激しさ、頭の堅さ、があるように思います。

さて、これをブレイクスルーできるでしょうかしら?




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

消費者のアイディアで誕生したオリジナルビールが初商品化!

2019-09-12 21:34:50 | ワイン&酒
このところビールの話題が多いですが、暑い夏だからビール、という理由からだけではなく、選ぶまでもなく出てくるいずれかの大手ビール会社の「とりあえずビール」の時代から、多種多様なビールの中で自分で好きなものを選べる時代 になってきたからです。

私が若かりし会社員時代、選びようのないビールが苦手でした。
それゆえ、会社の宴会でも、「ワイン頼んでもいいですか?」となり、だんだんとワインに傾倒し、現在に至るわけです。
ビールが苦手じゃなければ、今の私はいなかったかもしれません(笑)

そんな私が苦手だったビールを飲むようになり、ビアソムリエの資格まで取得するようになったのは、クラフトビール登場によるビールの多様化のおかげです。
日本のビール醸造技術が進化し、ブルワリーも増え、個性的で高品質のビールが登場するようになると、ワインのように選ぶ楽しみができました。
多種多様で魅力的なビールは、本当にワクワクさせてくれますよね。

それがさらに進み、
消費者自身が飲みたいと思うビールを造り、商品化できる時代がやってきた!?

そんな夢みたいなことが、サッポロビールの「HOPPIN’ GARAGE」(ホッピンガレージ)というプロジェクト(2018年10月に発足)で叶ってしまうようですよ?

こんなビールがあったらいいな、できたらいいな、という消費者のオリジナルアイディアを公募したところ、200の応募があり、11のビールが造られました。

この11のオリジナルビールの中から、300ものイベントを通じて評判の良かった3アイテムが商品化されることになり、2019年9月10日、HOPPIN‘ GARAGE商品発表会」が都内で開催されました。


左より)HOPPIN‘ GARAGE
もぐもぐして探検するハニー佐世保スイングエール婚姻のグレジュビール


左より)企画者の皆さん
もぐもぐして探検するハニー:(株)キッチハイク 共同代表 山本雅也(ヤマモトマサヤ)氏
婚姻のグレジュビール :(株)マイルズ 代表取締役 遠山正道(トオヤママサミチ)氏
佐世保スイングエール:会社員 東京都在住 森本夏実(モリモトナツミ)氏



もちろん、試飲してみました!


HOPPIN‘ GARAGEもぐもぐして探検するハニー



世界120都市を旅しながら、世界の家庭の晩ごはんを食べ歩き、世界のビールを飲み歩いた山本さんが一番おいしいと感動したラトビアの首都リガで出合ったハニーエールをヒントにしたものです。



12のハチミツを試し、一番相性の良かったアルゼンチン産ハチミツと、香ばしさの出るカラメル麦芽を使い、ホップもしっかり使うことで、甘みと苦みのバランスを取っています。

アルコール度数4.5%と軽く、ビールに甘みがあり、とても口当たりがよくやさしい飲み口でした。スーッと心地よく入っていきます。缶のデザインもかわいくて、味もデザインも気に入りました。




HOPPIN‘ GARAGE 佐世保スイングエール

東京在住の森本さんは、ひとり旅が好きな会社員です。
2015年の冬にふらっと訪れた佐世保(長崎県)のジャズバーの雰囲気、居心地の良さをインスピレーションにしました。



「ボトルキープしたくなるバーボンウイスキーのように、ゆっくり楽しんでほしいビール」と森本さん。
香ばしさとコクを出すために、焙煎した麦芽、トウモロコシを使い、なめらかな味わいを出しています。



アルコール度数7%。色も濃く、ウイスキー的な外観です。
キリリとビターなテイストで、ゴクゴク飲むというより、じっくり飲むタイプ。肉料理に合わせてもいいかなと思いました。




HOPPIN‘ GARAGE 婚姻のグレジュビール

Soup Stok Tokyoの社長としても知られる遠山さんが、3カ月の禁酒をしていた時に思い浮かんだ、中世の架空の貴族シトラス家とモルトファミリーとの婚姻というアイディアをもとにしているそうです。



往年の俳優ジャン・ポール・ベルモントが、シチリアのビーチなどでカンパリを飲む、その女性版を思い浮かべて飲んでほしいビールだとか。



ヒミツの原材料が使われているということでしたが、缶を見ると「グレープフルーツ」とありますので、これですね(笑)
「ガレージ」GARAGEと「グレジュ」(グレープフルーツジュース)を掛けているのでしょうか?

アルコール度数6%。白濁しているホワイトエールのようです。
飲むと、ほわっとした口当たりがやさしく、柑橘の爽やかさとビター感があります。フルーティーでまろやかでおいしい!ベルギーの白ビールが好きな人なら、これは確実に気に入ります。もちろん私も気に入りました。



この3アイテムのビールは、サッポロビールネットショップKANPAI+とAmazonで販売されます。

サッポロビールネットショップKANPAI+
2019年9月10日午前11時から先行予約開始
2019年9月20日午後4時から予約分発送、および一般販売開始
https://www.sp-mall.jp/shop/pages/S2/hoppin-garage.aspx

Amazon
2019年9月20日午後4時から販売開始
https://www.amazon.co.jp/


各商品とも700ケースのみの限定発売で、
1ケース(350ml×12本)の販売価格は 3,980円(送料、税込み)です。
※3本ミックスではなく、1アイテムが12本入っています。

HOPPIN‘ GARAGE は、予定数に達し次第、販売終了となりますので、ご注意を。





なお、2019年9月20日(金)~23日(月・祝)に恵比寿ガーデンプレイスで開催される
「恵比寿麦酒祭り」で、3アイテムの樽生商品が数量限定で販売されます。
まずは試しに飲んでみたい、という方は、まずはこのイベントでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

恵比寿麦酒祭り
2019年9月20日(金)~23日(月・祝)
https://www.sapporoholdings.jp/yebisubeerfes/

9月13日~19日にも、「恵比寿麦酒祭り」の宵祭りが開催されていますが、宵祭りでは、HOPPIN‘ GARAGE 3アイテムは登場しませんので、お気をつけください。



今回、11のアイディアビールのうち3つが商品化しましたが、残り8つにも商品化の可能性があるかも?



「あんこ」とか「畳イグサ」とか、味が気になるものもありましたが、本当に商品化が実現するんでしょうか?(笑)
楽しみに待つことにしましょう



発表会には多くのメディアが取材に集まりました。



それにしても、消費者が造る側に回れるとは、素敵で楽しい企画ですよね。
ぜひ継続してほしいです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の終わりに癒しのペティアンナチュレル

2019-09-11 18:05:00 | ワイン&酒
台風のねっとりとした暑い空気がまだ残る今日、ほっとひと息つけるワインの試飲会に行ってきました。まずは大好きなオーストリアはアデレードヒルズ
BKワインズがつくる “ペティアン ナチュレ”




シャルドネ100%の白と、ピノ・ノワール100%のロゼ。
ヴィンテージはどちらも2019年。エチケットラベルが新しくなっているので、別ワインのように見えましたが、飲んでみると、やっぱりBKワインズです。ロゼはこれが初リリースとなります。どちらもほっこりやさしい甘みがあり、ロゼはチャーミングな赤いフルーツ感があります。じーんとしみ込むほわほわ感があり、ほっこり癒されます。造り方は、どちらも全房のままプレスして、1800リットルの卵型コンクリートタンクに入れます。残糖を見ながら発酵を進め、規定の残糖になったら(白は3.2g、ロゼは8g)になったら瓶詰めします。酸化防止剤は使いません。やさしい泡があり、瓶底には細かなオリが見られました。大勢で乾杯して終了、というワインではなく、少人数でゆったりと飲みたいタイプだと思います。

※輸入元:kpオーチャード   参考上代:各3800円


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年のブドウはこれでラスト!

2019-09-10 21:29:27 | おいしい食べもん
家の庭に日除け目的で作っているブドウ棚のブドウが、今年は十年ぶりくらいにたくさん実をつけた話は書きましたが、そのブドウも昨日が最後となりました。



今年の最初の収穫はお盆前の8月11日。
100くらいの房がありましたが、お隣に少しおすそ分けし、憎きカラスに盗られ、しつこいコガネムシにかじられ、予想よりも食べられた量は少なく感じましたが、約1か月楽しめたのは上々です。

しかも、とーっても甘いブドウでした
それを毎日収穫して食べていたのですから、なんとも贅沢ですよね。

来年は、いよいよ3年目になるシャインマスカットに期待が集まりますが、この夏、たっぷり食べさせてくれたブドウ樹にも、また頑張ってもらうべく、冬の剪定をしっかりやりたいと思います。





そうそう、家の庭のアサガオですが、今日、この夏はじめて、咲いた姿を見ました。

すでに1週間くらい前から咲いているようですが、タイミング悪くて見られずにいました。
それであっても、今年はアサガオの咲くのが非常に遅かったです。
これも猛暑の影響でしょうかしらね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本酒と蕎麦が楽しめる角打ち店「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」が中目黒にOPEN!

2019-09-09 22:41:19 | レストラン&店
2019年9月8日(日)、台風が接近する中、
日本酒と蕎麦で“NEO角打ち”が楽しめる 「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」が、東京・青葉台(中目黒)にオープンしました。

オープンに先駆け、内覧会が先週行われたので、取材してきました。



日本酒を気軽に楽しめる「居酒屋」&蕎麦を食べる前に軽く酒肴で呑む「そば前」がコンセプト。



日本酒は、30銘柄、40~50種類がオンリストされ、季節によっても変わるそうです。

日本酒のセレクトは、EXILE/EXILE SECONDの橘ケンチさん(株式会社LDH所属)。
EXILEのパフォーマーで、EXILE SECONDのリーダー兼パフォーマーの橘さんは、2018年9月に酒サムライに就任するほどの日本酒のスペシャリストです。
酒サムライとは、全国の若手蔵元で組織する日本酒造青年協議会が、志日本酒を愛し育てるという志を同じくする人に与える称号で、錚々たる面々が叙任されています。

その橘さんがプロデュースしたのが、この「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」で、すべて橘さんと交流のある酒蔵のものが選ばれています。
日本酒はサイズが選べ、一番小さいミニサイズは30mlで、250円のものが多いです。
250円を10種類飲んでみるのも楽しそう(笑)
ミニサイズ250円のビール(サントリー プレミアムモルツ)もあります。

中でも、橘さんと京都の松本酒造のコラボで造られた「守破離橘」(しゅはりたちばな)は必飲。


守破離橘 橘ケンチ × 松本酒造



お米に特化し、田んぼ別に醸す松本醸造ならではのシリーズ「守破離」に、この“作品”にのみ与えられた番地(ID-597)を冠しています。
米は兵庫県中東条岡本村産山田錦100%。



もちろん、試飲しました。
口当たりがなめらかで、変な臭さがまったくなく、ほんのりフルーティーで、スーッと入ってきます。
これならいくらでも飲めそう。
ちなみに、器は陶芸家RYOTA AOKI氏の作です。



燗酒の器は、自分の好きなものを選べるそうです。




松本酒造のほかの酒もあります。

コラボ酒の「守破離橘」は、「LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI」の系列店で飲めるほか、酒販店の「はせがわ酒店」(東京)、「酒のやまもと」(大阪)の店頭で購入可能。
店頭価格:2700円(税抜)※2019年9月8日より発売



日本産もワインもいくつか用意されています。

とにかく、ここのメニューブックがとても素敵で、ずっと眺めていたくなるほど。
あれこれ見て、楽しみながら悩んでください(笑)



料理のイチオシは、やっぱり蕎麦



山椒と唐辛子のピリ辛がクセになるNEOそば「肉麻辣そば」(1000円)は、ボリュームたっぷり。



店内で手打ちしている蕎麦は、むちっとした食感と風味で、歯ざわりがよかったです。



そば粉の皮の「そば餃子」(750円)も、厚みのある皮の食感が独特で、これはかなり好きです。



花椒と辣油をきかせた「橘印のしびれ鶏」(500円)



出汁が絶品のおでんは、おまかせ5種盛り1000円、単品250円。
出汁だけ飲ませてもらいましたが、くーっと沁みます~

日本酒の出汁割りもオススメです



ちょっどだけ小腹に入れたいときに嬉しい「青葉台稲荷寿司」は2個250円。
稲荷寿司はテイクアウトもあります(10個1500円、20個2750円)



甘味デザートもあり、私が試食したのは「そばの実ジェラート最上味醂かけ」(500円)





スタンディングでさっくり気軽に楽しめる角打ちスペースは、女性ひとりでも入りやすい雰囲気でした。
目黒川に面した椅子のあるカウンター席に腰を落ち着けるのもいいですね。
春の目黒川の桜を愛でるには、最高の席。
ここはぜひ覚えておきたい店です。



奥には靴を脱いで落ち着ける小あがりテーブルもあります。
角打ちとテーブル席の値段は変わらないそうです。

その奥には、個室席が1部屋あります。



奥から角打ちスペースを見渡すと、こんな感じです。




この店のユニークな点は、江戸情緒ある粋な絵札での支払いシステムです。
5000円で20枚の絵札を購入し、札で支払いをします。
足りなければ追加し、余れば精算できます。

夜の予想客単価は4000円とのこと。
※ランチもあります。昼から飲めるそうです(笑)



フードがしっかりそているので、居酒屋として使うのもありですが、多種多様な日本酒を試飲サイズ(30ml)で手軽に飲めるので(一部を除きほぼ250円)、私のように色々と飲んでみたい人には超オススメです。
また、店内の雰囲気が素敵なので、外国人ゲストにも喜ばれると思います。




LDH kitchen IZAKAYA AOBADAI
東京都目黒く青葉台1-23-4 グランベル青葉台2F
http://www.ldhkitchenizakaya-aobadai.jp/




中目黒駅から目黒川沿いに徒歩5分ほどの場所にあります。
目印は、ビルの1Fにある「グランベル青葉台」の看板です。



「IZAKAYA AOBADAI」の案内を見つけたら、奥に進みましょう。



この階段を上がれば、到着です!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新潟ビール対決ーホワイトVS濃色アルト

2019-09-08 18:53:06 | ワイン&酒
今回のクラフトビールは、新潟のブルワリー2軒です。
パッケージから気になっていたビールが、久しぶりに寄った店に置いてあったので、迷わず購入。


左)エチゴビール ALWAYS A WIT (新潟県新潟市)350ml
右)新潟・胎内高原ビール アルト (新潟県胎内市)330ml



まずは、パッケージの白熊が可愛すぎてたまらない「ALWAYS A WITーオールウェイズ ア ヴィット」



ベルギービールでよく知られるホワイトエールで、飲む前からキュンキュンです。



コリアンダー、オレンジピール、ジンジャーが使われていて、フルーティー&スパイシーな味わいです。
ふわっとした口当たりに、ほっこり。
缶の底に、白いオリが溜まっていました。
アルコール度数は5%。





胎内高原ビールのタイプは、独デュッセルドルフで有名なアルトビールです。
上面発酵で、赤銅色のビールになりますが、この胎内高原ブルワリーのアルトは、かなり色が濃いですね。



飲んでみると、色から想像する強さはなく、意外にもスーッとなめらかで、まろやかでエレガントでした。口当たりよく、しっとりとしたコクもあり、よくできています
アルコール度数は5%。



どちらもおいしかったですが、コスパ的にはホワイトエールかな。
20ml多いですし(笑)

しかし、地方のビールでも、今はご近所で手に入るのは嬉しいですね




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブリの照り焼きに「醸造家の夢」をペアリング

2019-09-07 21:16:14 | ワイン&酒
今日の晩御飯のメインは、ブリの照り焼き



これに合わせたいと、ストックしてある5種のビールおよび3種の缶チューハイの中から選び抜いたのは…



サントリー ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム -醸造家の夢-

ブリの照り焼きというパワフルな料理に負けない力強い味わいで、しかも、合わせた料理を包み込む懐の深さがあると予想したのですが、まさにその通りになりました。



アルコール度数5%。
緻密でキメ細かく、しなやかで、深みのある味わいで、単独で飲んでもおいしいですが、ブリの照り焼きとも合う、合う~



唯一残念なのは、容量が305mlしかないこと。
夢はあっという間に終わってしまいます(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今夜はフォーナインのクリアドライにナスと挽肉のカレーを

2019-09-06 21:59:22 | ワイン&酒
今日の晩酌は、ナスと挽肉のカレーに合わせて、こちらを選択してみました。


サッポロ フォーナイン99.99 クリアドライ 350ml

すでに何度も登場している、高純度ウオツカを使ったアルコール度数9%の缶チューハイです。



いくつかフレーバーがありますが、クリアドライは一番最初にリリースされた、つまり、フォーナインの基本です。

キリリとキレのある口当たりで、グイグイ来ます。
どんどん飲みたくなり、後を引きますが、アルコール度数が高いので、これで打ち止めです。



ナスと挽肉のカレーは、やや甘めのテイストだったので、キレのある辛口のクリアドライはよく合いました。
辛口といっても、余韻にほわんとしたウオツカの風味があるので、なじみがよいのだと思います。



今日は暑さが戻ったので、夏!という感じのカレー&クリアドライという組み合わせは、メリハリがあってよかったです




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の間に飲んだワインーその4

2019-09-05 10:53:21 | ワイン&酒
少し涼しくなってきました。
朝晩が少しでも涼しいと、身体がほっと休まりますよね。

ということで、今回紹介するのは、フルボディタイプの赤ワインです。

しばらくぶりに立ち寄った店で、以前飲んでおいしかった赤ワインの新しいヴィンテージを見つけ、しかも、相変わらずのお買い得プライス(その店ではアンダー1000円、他のネットでは1000円台後半)でしたので、迷うことなく購入しました。


Vinessens sein 2016 (Spain, DO Alicante)

スペインのバレンシア地方の赤ワインで、モナストレル60%とシラー40%のブレンド。
前に飲んだ時は、2014年で2011年ヴィンテージ。
今回は2019年で、2016年ヴィンテージ。
いずれも3年熟成ですね。

[参考] sein 2011
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/93b5ed2ca8959ed6f27d422fdbf30e81



アルコール度数14.5%。
相変わらず果実味が濃厚で、タンニンも豊富ですが、よく溶け込んでまろやかです。
こっくりした味わいながら、酸味もほどよくあり、単独で飲んでもいいですが、フードとのペアリングも良かったです。

私が合わせたのは、1日目はメンチカツ、2日目はニシンの塩焼き、3日目は豚ロースのショウガ焼き。
ニシンの塩焼きは少し微妙ですが、ニシンに醤油をたらすと、相性が引き寄せられます。
食後につまんだカカオ73%のダークチョコともよく合いました。



久しぶりに飲みましたが、相変わらずのおいしさ。
私の中では、見つけたらリピート必須な赤ワインです

※輸入元:オーレジャパン


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チリワイン再考 -安いだけとは言わせない

2019-09-04 21:55:30 | ワイン&酒
今週、日本未輸入のチリの2ワイナリーが来日し、在日チリ大使公邸にてプレゼンテーションを行ないました。


Villard Fine Wine  / Casa Romero Winery

チリワインは、チリを代表する産品で、今や世界中にその名を轟かせています。
「安くておいしい」と、消費者には嬉しいはずですが、その一方で、「安いのは当然だよね」という思い込みが世間的にあり、「チリワイン好きだと公言しにくい」なんていう友人もいます。

Villard(ヴィラール)もCasa Romero(カサ・ロメロ)も、現地での販売価格を聞くと、コスパ良すぎでしょ!と思ったほどの良心的プライスでしたが、なによりも品質が本当に素晴らしかったのです。





Casa Romeroからは、シャルマ方式のスパークリングワイン(シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%)、ピノ・ノワール、マルベック、シラー、マルベック+シラー+メルロのブレンドが紹介されました。



Casa Romeroのアンヘリカさん

カサブランカ・ヴァレーにアンヘリカさんの父は2009年に設立した若いワイナリーで、すべての畑をオーガニックで栽培しています。
畑としては200万本を生産できる広さを持っていますが、オーガニックでの栽培が大変なこともあり、現在の年間生産本数は72,000本です。
ここの赤ワインは、いったん新しい樽にすべて入れ、6~8カ月たったら2年使用樽に移す、という醸造方法です。
こうすることで、よりバランスのいい味わいになるそうです。

試飲すると、どれも本当によくできています。
特に、赤ワインはフルーツが凝縮し、のみやかさもある、おいしいワインです。

「カサブランカのテロワールを伝えるワインを造りたい」と、アンヘリカさん。


Edicion Limited 2014

アンヘリカさんの友人のアーティストが描いてくれたラベルとのこと。
2014年ヴィンテージの生産量は2,000本のみ。
果実味がよく凝縮し、スパイシーさのある高品質ワインです。

若いワイナリーでここまでの品質を出してくるとは、海に近い冷涼なカサブランカ・ヴァレーの素晴らしいテロワールもあると思いますが、技術力もある、ということです。



もう1社 Villard は、来日したジャン・フランソワさんの父(フランス人、チリでチリ人女性ージャン・フランソワさんの母ーと結婚)が1989年にカサブランカ・ヴァレーに立ち上げたワイナリーです。



ほぼステンレスタンクのみで醸造し、飲みやすくリーズナブルなレンジ「EXPRESSION」
エントリーレベルのレンジでも、バランスよく造っています。



格上のレンジ「GRAND VIN」シリーズになると、脱帽モノです。
だてにグラン・ヴァンと付けていません。



ジャン・フランソワさんは、世界各地のワイナリーでの経験を積み重ね、2005年にヴィラールに戻ってきました。

「エレガントで繊細で、酸が乗った、余韻が長いワインを造りたい」と、ジャン・フランソワさんは言います。


TANAGRA 2017

TANAGRAは、トップキュヴェを造ろう!と、ジャン・フランソワさんが初めて単独で手掛けたワインで、シラー100%。
初ヴィンテージの2005年の時は買いブドウでしたが、2008年に3つの異なる植樹しました。急勾配の畑に株仕立てで密植(8000本/ha)しています。
最初から樽の中で破砕し、1日に樽を8回も回転させて醸造するため、パンチダウンは行ないません。

色が非常に濃く、フルーツがよく凝縮しています。タンニンが非常になめらかで、こっくりとしたボディが楽めます。

父から、まだラベルに「Villard」の名前を載せられない、と言われているため、Villardの名前は表にはありません。
が、これも素晴らしいワインです。



ジャン・シャルルさんは、ピノ・グリージョでオレンジワインにも着手。
グルナッシュも植え始めました。



2社のバックグラウンドは異なりますが、どちらも、キレイな果実味の凝縮感を持ちながら、アグレッシブさを感じない、エレガントで、しなやかなワインです。
海に近い冷涼なカサブランカ・ヴァレーということもあるのでしょう。

かつて、「チリカベ」と呼ばれていた時代の、ガツンとパワフルなワインではなく、それぞれのテロワールを出そうという努力が表現され、洗練された味わいに変わってきています。
それを知らずにいるのは、もったいないことだと思います。

残念ながら、この2社はまだ日本未輸入ですが、プレゼンテーションには輸入元のバイヤーも参加していたので、どちらかが輸入してくれることを期待しています。



ちなみに、Villardは、小規模生産者のグループ「MOVI」参加しています。
「MOVI」は10年前に結成されました。

私が6年前にチリを訪問した際、サンチアゴにあるメンバーの一人の自宅に招かれ、彼らのワインを飲む機会がありました。



その時の写真には、ジャン・フランソワさんの姿はありませんでしたが、Villardのワインはしっかりと映っていました。



小さな、しかし、意思を持った造り手が集まる「MOVI」は、チリワインを探求する上で、今後も注目です。


MOVIのメンバーの皆さん(2013年9月、サンチアゴにて)



チリワインが急成長を遂げた時代、大手3社が全体の生産量の50%を占めていたそうです。
現在は、チリのワイナリー数は400ほどに増え、生産地も南北に広がってきています。



北のアタカマ砂漠、南の南極、西の太平洋、東のアンデス山脈と、四方を自然の要塞に囲まれ、細長い国土には、さまざまなテロワールが存在するチリ。



DOも細分化されてきました。
また、魅力的なワイナリーも増えてきました。

チリのテロワール、生産者の個性に注目して飲む時代が、すでに始まっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チリはシーフードもおいしい!

2019-09-03 16:45:29 | おいしい食べもん
皆さんは、食品の原産国を気にしますか?
私は、もちろんYES。
なので、パッケージの商品説明はしっかりチェックします。

海産物もしかり。海に囲まれた日本ですが、外国産の海産物も多く入ってきています。
北欧をはじめ、アフリカのモーリタニア、インド洋のモーリシャス、南米のチリがよく見る国々でしょうか。

国土が南北に長く、太平洋の長い海岸線をもつチリは、漁業に力を入れ、魚介類の養殖も盛んです。
ということで、シーフードはチリの特産品のひとつになります。



そこで、チリ産のシーフードをもっと知ってもらおうと、ProChile(チリ貿易振興機構)によるプレゼンテーションが、先週、駐日チリ大使フリオ・フィオル閣下臨席の下、都内で開催されました。



「チリはワインが有名ですが、チリのシーフードも品質を誇れる産物」とフィオル大使。

今日もスーパーで、チリ産の銀鮭の切り身、トロサーモンを見ました。
チリには他にも色々なシーフードがあり、日本に輸出されています。
実は、チリのシーフードの輸出先の1位はアメリカで、2位が日本だそうですよ。




今回のプレゼンテーションでは、チリ産シーフードを使った料理を、大坂勝シェフ(学士会館 取締役総料理長)(写真右)とリカルド・ゴンザレスシェフ(55Gourmet代表)(同左)が紹介してくれました。

まずは、シーフードの盛り合わせ。



右上のサーモンから時計回りに、ウニ、アワビ、サーモントラウト、ムール貝(すべてチリ産)。

ウニが甘く、トロトロ。ウニはミョウバンで処理されることが多いですが、ミョウバンの使用量は昔よりも少なくなっていて、苦味のない甘いウニを提供できるようになっているそうです。
トラウトはマスです。サーモンより肉質がしっかりとしていました。
アワビはコリコリの歯ごたえがたまりません~



チリのムール貝が日本に入ってきているのは知りませんでした。
業務用で多く使われているので、チリ産だと気付かなかったんですね。


チリのシーフードは、醤油とわさびで食べるほか、オリーブオイルでもおいしくいただけました。

今回のオリーブオイルはこちら。


Extra Virgin Olive Oil 「ICONO」 500ml (Chile)
(輸入元:株式会社マイスタヴェルク・ホールディングス)

チリを訪問した時、ブドウ畑だけでなく、オリーブの樹もたくさん見ました。
チリのオリーブオイルも、日本では知られざる名産品です。



フライにしたムール貝も美味でした!
ムール貝は、お味噌汁に入れるのもおいしいそうです。



アワビとムール貝のパックを手にするゴンザレスシェフ

※輸入元
サーモントラウト:カレタベイ アジア株式会社
サーモン:アクアチリ
ムール貝、アワビ:株式会社カマンチャカ


今回、調味料と並んでテーブルに置かれたものの中に、初めて見るものがありました。
乾物だと思うのですが、聞けば、「コチャユーヨ」という海藻を乾燥させたものだそうです。


COCHAYUYO(コチャユーヨ)

15mくらいの長さになる海藻を、海水と天日で30日間乾燥したもので、チリでは家庭でよく使われる食品だそうです。



こんなふうにグルグル巻かれた状態で、スーパーや市場などで売られています。



コチャユーヨを粉末にしたもの。
今回はお刺身に付けて食べてみました。
ふりかけ、トッピングにもよさそう。

横カットしたコチャユーヨを食べてみましたが、かなり硬い!
縦割りにした方が食べやすいですが、それでも硬く、歯の詰め物が取れそうでビクビクしながら試食しました。
日本の昆布のように、赤ちゃんや子供の歯固めとしてしゃぶらせるそうです。

隣に座ったチリの方によると、水で戻したものをハンバーグの中身にしたり、サラダに入れたり、若い人の間ではヘルシーフード、ダイエット食として人気があるとのことでした。

コチャユーヨの輸入元である株式会社バイオジェムは、日系ペルー人技術者キシモトさんが女性3人で始めたばかりの会社です。



「コチャユーヨは日本の昆布に似た海藻で、そのまま食べられるスーパーフード。海洋深層水が自然に湧き上がっているキレイな海で育ちます」とキシモトさん(写真右端)。

コチャユーヨは、工夫次第で、日本にも受け入れられそうでしょうか。


海鮮どんぶり(ウニ、イクラ、サーモン、サーモントラウト)
コチャユーヨ添え

この海鮮丼には、水で戻したコチャユーヨが添えてあります。
一見すると、かんぴょうのようで、食感もソフトで食べやすくなっていました。
6時間ほど水に戻せば柔らかくなるそうです。



海鮮丼を洋風にアレンジすると、こんな感じになります。
洋風も華やかで素敵。


チリ産シーフードの缶詰製品もあります。



手前左がキングクラブ、右隣がマチャ貝、奥がロコ貝
缶詰を開けてそのまま食べられるので便利です。
※製造元:Geomar S.A.(日本未輸入)


シーフードに合わせたチリ産ワインピスコ


左)Cham an Reserva 2017 Vina Santa Cruz
右)Pisco ARMITIDA

ワインは、コルチャグア・ヴァレーのソーヴィニヨン・ブラン
果実味が凝縮されて濃密ですが、キリリとした酸のキレがある辛口で、非常に品質が高いワインだと思いました。よくできています。
※輸入元:ブエンモスト株式会社 参考価格:3800円

ピスコはブドウの蒸留酒で、チリの名産です。このピスコはアタカマ砂漠の標高1800mの畑のモスカテルから造られ、蒸留1回、樽熟成1年。
※輸入元:ブエンモスト株式会社 参考価格:7800円



ピスコはアルコール40%と高いので、今回は、レモンソーダ割りでいただきました。

チリはレモン栽培もさかんで、大事な輸出品でもあります。
チリのレモンは酸味が強くないのが特徴で、シーフードマリネのセビーチェに使ったりと、チリでは日常的に使われます。

[参考] ワインだけじゃない!チリはレモンも高品質です
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/90061f030c5e3f482c863d9d86a1e531

※今回のレモンの輸入元:船昌商事株式会社



シーフードを購入する際、消費者が気になるポイントとしては、大きく以下の3点があるでしょうか。

 1)どんな場所でどのように育ったか?

 2)どんな場所でどのように加工されたか?

 3)どのように日本に運ばれたか?

そもそも、日本のバイヤーは、シーフードの目利きが厳しいということで知られているそうなので、ちゃんとした会社が輸入しているものであれば、安全性も品質も保証されているといっていいでしょうか。



プロチリのコマーシャルダイレクターを務めるハイメ・リベラ氏(写真右端)によると、チリのシーフードを30年以上日本に輸入している企業もあるとのこと。

今回のプレゼンテーションに使われたシーフードは、どれも本当においしく、日本人の舌を満足させると思いました。
魚売り場で輸入業者を確認することはほぼ不可能ですが、「チリ産」と書かれていれば、これまでよりも期待を込めて買ってみようと思います





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリアでも日本のSAKEは大人気

2019-09-02 15:21:34 | ワイン&酒
昨年の香港の展示会、今年3月の独デュッセルドルフのProWeinで、海外での日本の酒の人気を実感しましたが、4月のイタリアのVinitalyでも日本のSAKEのブースがあり、多くの人が集まっていました。



高知県安芸市の「安芸虎」を紹介していた有光酒造場の有光社長もブースにいらっしゃいましたので、海外市場での日本酒についてのお話を伺いました。



福井県吉田郡「吉田酒造」の「白龍」
画像の右奥の方は、「安芸虎」の有光社長。
龍VS虎ですね




いかにもジャパニーズなブースを構えていた「剣菱」



日本酒に魅せられ、FIRENZESAKE.COMを運営するGiovanni Baldini(ジョバンニ・バルディーニ)さんのブース。



FIRENZESAKE.COM
https://firenzesake.com/




おなじみ「月桂冠」



熱心に試飲をする人が多かったです。



私は、日本酒のことはそれほど詳しくないですが、いまや、海外の方の方が日本酒のことに詳しかったりしますよね。
昨日ちらりと紹介した、日本の醤油桶で発酵させたビールとか、日本の伝統的な食、食文化が、海外の方には新鮮で、魅力的に感じるのでしょう。
私たちも、うかうかしてはいられません。



日本のサケはインターナショナルパビリオンの中にありました



日の丸!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリアのクラフトビールにワクワク

2019-09-01 18:07:24 | ワイン&酒
先日、イタリア最大のワイン展示会「Vinitaly」(2019年4月)のビールパビリオンの紹介をしましたが、少し補足したいと思います。

この時のイタリア出張で私が買ってきたのは、イタリアビールばかりでした。
その中に、イタリア大手ビール会社の「MORETTI」の産地違いのビールがあります。



ヴェローナのスーパーのビールコーナーで見かけた時、棚に並んでいるこのシリーズすべてを買いたくなり、5種類を購入。
左から、プーリア、ピエモンテ、トスカーナ、プーリア、シチリア、です。

すでに5種類とも飲みましたが、この料理ならどれにしようか、楽しませてもらいました。





この買い物をした翌日、泊まっていたヴェローナのホテルのフロントにあったワイン雑誌をパラパラとめくっていたら、ビール特集のページがあり、その中に、MORETTIのビールを見つけました。



紹介されていたのは、産地違いシリーズではなく、タイプ別の商品でしたが、前日に買ったMORETTIのものだったので、不思議な縁を感じました。
※タイプ別のアイテムのいくつかは日本にも輸入されています




そのMORETTI写真の右隣にある写真の商品もビールですが、ビールというより、ワインのように見えます。
調べてみると、大麦を発酵させて造る「バーレーワイン」タイプのビールで、ビールの名前は「XYAUYÙ 2015」(Birra Baladin)。XYAUYÙはシャウユと発音します。

さらに調べてみると、このバラディンでは、日本の醤油メーカー(小豆島の「やまろく醤油」)の木桶を使った「XYAUYÙ KIOKE」というバーレーワインタイプのビールも造っていました。
※KIOKEは日本でも販売されていますが、価格は5000円以上。

もしや、XYAUYÙ=醤油?!
たしかに、色を見ると黒くて醤油の色みたいですよね。

「XYAUYÙ 2015」のアルコール度数は14%で、オススメのペアリングは、ダークチョコレートやチョコレートケーキ、チョコレートプリン、ヌガーなど。
KIOKEは和菓子とペアリングもオススメだそうですよ。



雑誌はイタリア語で書かれていたので、ほとんど読めませんでしたが、イタリアのビール文化の勢いを感じました。





イタリアのスーパーのビール売り場では、イタリアビールはもちろん、EU諸国のビールもたくさん並んでいました。
ビール好きにはたまりませんでした(笑)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする