アメリカ最大のワイン産地カリフォルニア州の銘醸地といえば、ナパ・ヴァレーが有名ですが、ナパ・ヴァレーのワインは高品質だけどお高い、というのが一般認識でしょうか。
つい先日、ニューヨーク現地時間の9月25日に最終合意が行なわれた日米貿易協定により、アメリカ産のワインの輸入関税の軽減もしくは完全撤廃(2025年までに)が期待されるところではありますが、詳細はまだ未定です。
そんなわけで、お買い得ワインを見つけたい、と常日頃から探しているわけですが、この7月に都内で行われたナパ・ヴァレーワインの試飲会で、これはいい!というワインに出合いました。
McKenzie-Mueller NAPA JAZZ 2013
メルロ34.5%、マルベック34.2%、カベルネ・フラン30.6%、カベルネ・ソーヴィニヨン0.7%というブレンドの赤ワインで、良年のみつくられるようです。
とにかく、このエチケットが印象的で、楽し気。
飲んでみると、多品種をブレンドしているおかげで、色々な要素が現れています。
しかも、2013年と熟成を重ねていますから、ナパの力強さと熟成のしなやかさが溶けあい、いいバランスです。
思わず身体が揺れてしまうのは、名前のせい?(笑)
輸入元希望小売価格は4,500円(税別)、お値段も良心的とくれば、このワインを推さない理由はありません。
「マッケンジー・ミューラー」は、ロバート・モンダヴィでチーフエノロジストを務めていたボブ・ミューラーと、カレン・マッケンジー夫妻が1989年にカーネロス創業したワイナリーです。畑は、カーネロスのほか、ナパの北のオーク・ノルにも所有しています。
創業の10年前から畑を買い、ブドウ栽培を始めていたそうですから、ワイナリーとしてちょうど30年、畑としては40年。
試飲会で紹介されていたワインは、「カベルネ・フラン」、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「プティ・ヴェルド」、「マルベック」と、ワイン好きの心に刺さってくるラインナップ。
すべて試飲しましたが、ブドウの資質の良さを感じさせるクオリティの高い果実味があり、どれも地に足の付いた、落ち着いた味わいの赤ワインでした。
とりわけ私が気に入ったのが、マルベックです。
McKenzie-Mueller Malbec 2013
マルベックというと、色素の濃いワインでしょ?と単に思われがちですが、マッケンジー・ミューラーのマルベックは違います。
ベルベットのように優雅でなめらかなテクスチャーがあり、じわじわと淑やかに広がります。アグレッシブさはまったくありませんが、静かな力で、飲み手をぐいぐい惹き付けてきます。淑女なのか、はたまた…
「このマルベックが一番好みです」と輸入元の方に伝えると、
「自分もそう。だけど、これは未輸入なので、皆さんの反応次第で…」との談。
輸入済みのカベルネ・フラン2013は7,000円(税抜)、カベルネ・ソーヴィニヨン2014は8,700円(税抜)でした。
マルベックが入ってくるとなると、カベルネ・フランに近い価格になりそう?
しかし、最も高いカベルネ・ソーヴィニヨンでも1万円以下。
派手さはありませんが、実を求める人には神のようなワイナリーです
※輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
ナパワインを楽しみたい方に嬉しい「NAPA WINE FAIR 2019」が、2019年10月1日から11月30日まで開催されます。
飲食店でナパワインがバイザグラスで飲めるフェアです。
店舗一覧は、https://napawine.jp/ で公開予定。
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【追記】(2019.9.30)
「ナパワインフェア」の詳細がアップされましたので、URLを貼り付けます。
https://napawine.jp/napa-wine-fair-2019/
飲食店だけではなく、小売店でもフェアが行なわれるようです。
つい先日、ニューヨーク現地時間の9月25日に最終合意が行なわれた日米貿易協定により、アメリカ産のワインの輸入関税の軽減もしくは完全撤廃(2025年までに)が期待されるところではありますが、詳細はまだ未定です。
そんなわけで、お買い得ワインを見つけたい、と常日頃から探しているわけですが、この7月に都内で行われたナパ・ヴァレーワインの試飲会で、これはいい!というワインに出合いました。
McKenzie-Mueller NAPA JAZZ 2013
メルロ34.5%、マルベック34.2%、カベルネ・フラン30.6%、カベルネ・ソーヴィニヨン0.7%というブレンドの赤ワインで、良年のみつくられるようです。
とにかく、このエチケットが印象的で、楽し気。
飲んでみると、多品種をブレンドしているおかげで、色々な要素が現れています。
しかも、2013年と熟成を重ねていますから、ナパの力強さと熟成のしなやかさが溶けあい、いいバランスです。
思わず身体が揺れてしまうのは、名前のせい?(笑)
輸入元希望小売価格は4,500円(税別)、お値段も良心的とくれば、このワインを推さない理由はありません。
「マッケンジー・ミューラー」は、ロバート・モンダヴィでチーフエノロジストを務めていたボブ・ミューラーと、カレン・マッケンジー夫妻が1989年にカーネロス創業したワイナリーです。畑は、カーネロスのほか、ナパの北のオーク・ノルにも所有しています。
創業の10年前から畑を買い、ブドウ栽培を始めていたそうですから、ワイナリーとしてちょうど30年、畑としては40年。
試飲会で紹介されていたワインは、「カベルネ・フラン」、「カベルネ・ソーヴィニヨン」、「プティ・ヴェルド」、「マルベック」と、ワイン好きの心に刺さってくるラインナップ。
すべて試飲しましたが、ブドウの資質の良さを感じさせるクオリティの高い果実味があり、どれも地に足の付いた、落ち着いた味わいの赤ワインでした。
とりわけ私が気に入ったのが、マルベックです。
McKenzie-Mueller Malbec 2013
マルベックというと、色素の濃いワインでしょ?と単に思われがちですが、マッケンジー・ミューラーのマルベックは違います。
ベルベットのように優雅でなめらかなテクスチャーがあり、じわじわと淑やかに広がります。アグレッシブさはまったくありませんが、静かな力で、飲み手をぐいぐい惹き付けてきます。淑女なのか、はたまた…
「このマルベックが一番好みです」と輸入元の方に伝えると、
「自分もそう。だけど、これは未輸入なので、皆さんの反応次第で…」との談。
輸入済みのカベルネ・フラン2013は7,000円(税抜)、カベルネ・ソーヴィニヨン2014は8,700円(税抜)でした。
マルベックが入ってくるとなると、カベルネ・フランに近い価格になりそう?
しかし、最も高いカベルネ・ソーヴィニヨンでも1万円以下。
派手さはありませんが、実を求める人には神のようなワイナリーです
※輸入元:ヴィレッジ・セラーズ
ナパワインを楽しみたい方に嬉しい「NAPA WINE FAIR 2019」が、2019年10月1日から11月30日まで開催されます。
飲食店でナパワインがバイザグラスで飲めるフェアです。
店舗一覧は、https://napawine.jp/ で公開予定。
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【追記】(2019.9.30)
「ナパワインフェア」の詳細がアップされましたので、URLを貼り付けます。
https://napawine.jp/napa-wine-fair-2019/
飲食店だけではなく、小売店でもフェアが行なわれるようです。