ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

消費者のアイディアで誕生したオリジナルビールが初商品化!

2019-09-12 21:34:50 | ワイン&酒
このところビールの話題が多いですが、暑い夏だからビール、という理由からだけではなく、選ぶまでもなく出てくるいずれかの大手ビール会社の「とりあえずビール」の時代から、多種多様なビールの中で自分で好きなものを選べる時代 になってきたからです。

私が若かりし会社員時代、選びようのないビールが苦手でした。
それゆえ、会社の宴会でも、「ワイン頼んでもいいですか?」となり、だんだんとワインに傾倒し、現在に至るわけです。
ビールが苦手じゃなければ、今の私はいなかったかもしれません(笑)

そんな私が苦手だったビールを飲むようになり、ビアソムリエの資格まで取得するようになったのは、クラフトビール登場によるビールの多様化のおかげです。
日本のビール醸造技術が進化し、ブルワリーも増え、個性的で高品質のビールが登場するようになると、ワインのように選ぶ楽しみができました。
多種多様で魅力的なビールは、本当にワクワクさせてくれますよね。

それがさらに進み、
消費者自身が飲みたいと思うビールを造り、商品化できる時代がやってきた!?

そんな夢みたいなことが、サッポロビールの「HOPPIN’ GARAGE」(ホッピンガレージ)というプロジェクト(2018年10月に発足)で叶ってしまうようですよ?

こんなビールがあったらいいな、できたらいいな、という消費者のオリジナルアイディアを公募したところ、200の応募があり、11のビールが造られました。

この11のオリジナルビールの中から、300ものイベントを通じて評判の良かった3アイテムが商品化されることになり、2019年9月10日、HOPPIN‘ GARAGE商品発表会」が都内で開催されました。


左より)HOPPIN‘ GARAGE
もぐもぐして探検するハニー佐世保スイングエール婚姻のグレジュビール


左より)企画者の皆さん
もぐもぐして探検するハニー:(株)キッチハイク 共同代表 山本雅也(ヤマモトマサヤ)氏
婚姻のグレジュビール :(株)マイルズ 代表取締役 遠山正道(トオヤママサミチ)氏
佐世保スイングエール:会社員 東京都在住 森本夏実(モリモトナツミ)氏



もちろん、試飲してみました!


HOPPIN‘ GARAGEもぐもぐして探検するハニー



世界120都市を旅しながら、世界の家庭の晩ごはんを食べ歩き、世界のビールを飲み歩いた山本さんが一番おいしいと感動したラトビアの首都リガで出合ったハニーエールをヒントにしたものです。



12のハチミツを試し、一番相性の良かったアルゼンチン産ハチミツと、香ばしさの出るカラメル麦芽を使い、ホップもしっかり使うことで、甘みと苦みのバランスを取っています。

アルコール度数4.5%と軽く、ビールに甘みがあり、とても口当たりがよくやさしい飲み口でした。スーッと心地よく入っていきます。缶のデザインもかわいくて、味もデザインも気に入りました。




HOPPIN‘ GARAGE 佐世保スイングエール

東京在住の森本さんは、ひとり旅が好きな会社員です。
2015年の冬にふらっと訪れた佐世保(長崎県)のジャズバーの雰囲気、居心地の良さをインスピレーションにしました。



「ボトルキープしたくなるバーボンウイスキーのように、ゆっくり楽しんでほしいビール」と森本さん。
香ばしさとコクを出すために、焙煎した麦芽、トウモロコシを使い、なめらかな味わいを出しています。



アルコール度数7%。色も濃く、ウイスキー的な外観です。
キリリとビターなテイストで、ゴクゴク飲むというより、じっくり飲むタイプ。肉料理に合わせてもいいかなと思いました。




HOPPIN‘ GARAGE 婚姻のグレジュビール

Soup Stok Tokyoの社長としても知られる遠山さんが、3カ月の禁酒をしていた時に思い浮かんだ、中世の架空の貴族シトラス家とモルトファミリーとの婚姻というアイディアをもとにしているそうです。



往年の俳優ジャン・ポール・ベルモントが、シチリアのビーチなどでカンパリを飲む、その女性版を思い浮かべて飲んでほしいビールだとか。



ヒミツの原材料が使われているということでしたが、缶を見ると「グレープフルーツ」とありますので、これですね(笑)
「ガレージ」GARAGEと「グレジュ」(グレープフルーツジュース)を掛けているのでしょうか?

アルコール度数6%。白濁しているホワイトエールのようです。
飲むと、ほわっとした口当たりがやさしく、柑橘の爽やかさとビター感があります。フルーティーでまろやかでおいしい!ベルギーの白ビールが好きな人なら、これは確実に気に入ります。もちろん私も気に入りました。



この3アイテムのビールは、サッポロビールネットショップKANPAI+とAmazonで販売されます。

サッポロビールネットショップKANPAI+
2019年9月10日午前11時から先行予約開始
2019年9月20日午後4時から予約分発送、および一般販売開始
https://www.sp-mall.jp/shop/pages/S2/hoppin-garage.aspx

Amazon
2019年9月20日午後4時から販売開始
https://www.amazon.co.jp/


各商品とも700ケースのみの限定発売で、
1ケース(350ml×12本)の販売価格は 3,980円(送料、税込み)です。
※3本ミックスではなく、1アイテムが12本入っています。

HOPPIN‘ GARAGE は、予定数に達し次第、販売終了となりますので、ご注意を。





なお、2019年9月20日(金)~23日(月・祝)に恵比寿ガーデンプレイスで開催される
「恵比寿麦酒祭り」で、3アイテムの樽生商品が数量限定で販売されます。
まずは試しに飲んでみたい、という方は、まずはこのイベントでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

恵比寿麦酒祭り
2019年9月20日(金)~23日(月・祝)
https://www.sapporoholdings.jp/yebisubeerfes/

9月13日~19日にも、「恵比寿麦酒祭り」の宵祭りが開催されていますが、宵祭りでは、HOPPIN‘ GARAGE 3アイテムは登場しませんので、お気をつけください。



今回、11のアイディアビールのうち3つが商品化しましたが、残り8つにも商品化の可能性があるかも?



「あんこ」とか「畳イグサ」とか、味が気になるものもありましたが、本当に商品化が実現するんでしょうか?(笑)
楽しみに待つことにしましょう



発表会には多くのメディアが取材に集まりました。



それにしても、消費者が造る側に回れるとは、素敵で楽しい企画ですよね。
ぜひ継続してほしいです。



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