ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

多彩なブドウ品種でつくる魅力的なロゼワインたち@オーストラリア

2019-09-13 21:11:19 | ワイン&酒
今週、開催された、kpオーチャードさんの試飲会で気になったワイン第2弾。

オーストラリアロゼワイン 3アイテムです。

ロゼ、、、、プロの皆さんは、「売れないんだよねぇ…」っておっしゃっていますが…



左より)
ROCKFORD Alicante Bouchet Rose 2018 (SA, Barossa Valley) 3200円
La Petite Molt Rose 2017 (QLD, Granite Belt) 3200円
Delinquente Pretty Boy Rosato 2019 (SA, Riverland) 1900円

ロックフォードアリカンテ・ブーシェは、果肉が赤くて濃い色が出るのが特徴のブドウなので、3つの中で一番色が濃いです。
が、飲むと、ストロベリー的なフルーティーさがしっかり表現され、とってもチャーミング。アルコール度数も9.5%と軽く、ほんのり甘みが残っています。

ラ・プティ・モールは、ピノ・ノワールとサンジョヴェーゼのユニークなブレンド。
クイーンランドは暑い地域ですが、グラニットベルトは標高800mと高い冷涼なエリア。
飲むと、クールなミネラルがよく表現されているのを感じました。

デリンクエンテは、ネロ・ダーボラのロゼ。シチリア原産で有名なブドウですから、イタリア式にRosato。
赤系ベリーのアロマがチャーミングで、口にしてもチャーミングそのまま。
エチケットも楽しく、価格もリーズナブルなので、持ち寄りパーティーにもオススメです。

輸入元:kpオーチャード

※第1弾はペットナット → コチラ



さて、冒頭に戻り、なぜロゼワインが売れないのか?

欧州やアメリカでは売れているのに?
まずは売る側の意識の問題があるのではないでしょうか。
日本人の超ブランド志向、思い込みの激しさ、頭の堅さ、があるように思います。

さて、これをブレイクスルーできるでしょうかしら?




コメント
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