ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ASTI ドルチェ・パーティーに行ってきました

2013-06-07 17:25:16 | ワイン&酒
6月6日、代官山のレストラン「オステリアイータリー」で開催された ASTI DOLCE Party に参加してきました。
(主催:Eataly Japan 株式会社/共催:Consorzio dell'Asti D.O.C.G. アスティ保護協会)



アスティ はイタリアはピエモンテ州生まれの甘口発泡ワインで、モスカート・ビアンコ種からつくられます。アスティワインは原産地統制呼称制度で保護されており、「Asti D.O.C.G.」 という格付けがされています。
Asti D.O.C.G.ワインには、2つのタイプがあります。

Asti  DOCG
・キメ細かな泡のスパークリングワインで、スプマンテ用のコルク栓が使われる
・ボトル内の気圧は5~6バール
・アルコール度数は6~9.5%
・自然残糖量は80~90g/リットル
・エチケットは “Asti”または “Asti Spumante”

Moscato d'Asti  DOCG
・かすかな微発泡があるものもあるが、スティルワイン用のストレートコルクを使用
・ボトル内の気圧は最高2バール
・アルコール度数は4.5~6.5%
・自然残糖量は120g~
・エチケットは “Moscato d'Asti”

詳しいことは以前 コチラ にまとめましたので、参考にしてください。



今回は、アロマティックで甘美なアスティワインを、イタリアンドルチェとともに ブッフェ形式で。



日本人の感覚だと、甘いものをいただく時にはさっぱりとしたお茶やコーヒーとなりますが、
イタリア人の場合は、甘いものには甘い飲み物 を合わせます。

つまり、“ドルチェ+アスティ” の組み合わせは、イタリアでは定番ということ。

甘いもの好きの私ですから、もちろん“甘×甘”は大歓迎(笑)
いろいろなタイプのドルチェと組み合わせてみました。


ワインは 9社10種類が用意されました

お店オリジナルのイタリアンドルチェは20種類以上!



さすがの私も食べ切れませんので、いくつかをチョイス。


右手前から時計まわりに)
苺とカスタードのマカロン、マンゴーのタルト、オレンジのクレープ
キャラメルシュークリーム、りんごのゼリー

フレッシュなマンゴー、マカロンの中の苺、クレープのオレンジ、ゼリーのりんご が、爽やかで甘いアスティに実によく合いました。
その一方で、キャラメルとの相性は、キャラメルが強く感じました。


右手前から時計まわりに)
ドライフルーツケーキ、洋梨とチョコレートのタルト、ババ リコッタチーズ添え
ティラミス、パルミジャーノチーズのクレームブリュレ

この中で私のイチオシは、パルミジャーノのクレームブリュレ。パルミジャーノの塩気が甘さのあるアスティとよく合いました
洋酒の効いたティラミス、しっとりとしたドライフルーツケーキも○。
意外にもおとなしい味わいだったババ、チョコレートが重厚なタルトは、アスティとの組み合わせではいまひとつに感じました。



アスティと楽しむ私のオススメドルチェをまとめてみました。

甘酸っぱいフルーツがよく合います → マチェドニア 


塩気のあるドルチェもオススメ → パルミジャーノのクレームブリュレ


イタリアでは、記念日やお祝いにはタルトやクッキーと、クリスマスにはパネットーネとともにアスティワインを楽しむことが多いそうですよ。

今の季節なら、私のイチオシは“マチェドニア”
彩りがキレイで華やかなのに、さまざまなフルーツをシロップとレモン汁で和えて簡単に作れるので、ホームパーティーにもオススメです。

お疲れの週末、アスティワインとドルチェで、ほっと一息ついてみてはいかが?


コメント
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