本日、都内にてIV BAM(Instituto do Vinho 00 Bordado e do Artesanato da Mardeira:マデイラワイン、刺繍、手工芸協会)の主催による マデイラワインセミナー&試飲会 が行われました。
左)IV BAMのルビナ・ビエラさん 右)講師は情野博之シェフソムリエ(アピシウス)
マデイラワインのプロモーションには何度も参加し、いろいろと飲んでいますが、日本ではいまいち知名度が上がらないし、飲まれていないように思います。
というのも、マデイラワインの日本での消費の95%が調理用だそうで、ワインとして飲まれているのは、たったの5%。
そりゃあ、ワインとして知られていないのは仕方ないですね…
そもそも、マデイラワインって何者?そして、どこの国でつくられているもの?
という基本的なことが、知られていないのでは?
日本では、“マデイラ酒”という名称の方がポピュラーかもしれないマデイラワインは、
ポルトガルのマデイラ島でつくられる酒精強化ワイン です。
色は琥珀色~茶色がかったものが多く見られます
ということで、生産国は“ポルトガル”。
ここは、本国から西に1000km離れた大西洋に浮かぶ732k平米ほどの小さな島です。
マデイラ島でつくられているマデイラワインの85%が輸出用で、一番の輸出先はフランス。
2位はマデイラ島、3位が英国、4位ドイツ、5位がなんと日本!
1位のフランスは、調理用としての需要 が多いためで、それは大いに納得。
フランス料理には、マデイラワインを煮詰めたソースを使うものが多いですからね。
一方、英国は飲む方の需要です。ドイツもおそらく飲む方でしょう。
2位にマデイラって?不思議ですが、マデイラ島は豪華客船が毎日のようにやってくる観光の島で、年間100万人という観光客に販売するからです。
日本は、前述したように、調理用の需要で5位にランクインしています。
輸入業者から聞いた、あるホテルのシェフの話では、「マデイラワインを使った料理はお客様が残す比率が非常に低い。また、他の調理用のお酒と比べて高価だけれど、料理が抜群においしくなるから使わざるを得ない」そうです。
なお、このところ客が殺到しているあるフレンチの店は、1カ月にボトル100本ものマデイラワイン(しかも、そこそこいいクラス!)を使うとか!なんか、もったいない話ですね…
そんなわけで、日本では、“マデイラワイン=料理用のお酒”のイメージが拭えず、どうやって飲むものなの?どんな味わいなの?という疑問が出てくるのは仕方のないことかもしれません。
ということで、次回は、ワインとして楽しむマデイラ を紹介したいと思います。
※ → コチラ
セミナーで使われたマデイラワイン6種
左)IV BAMのルビナ・ビエラさん 右)講師は情野博之シェフソムリエ(アピシウス)
マデイラワインのプロモーションには何度も参加し、いろいろと飲んでいますが、日本ではいまいち知名度が上がらないし、飲まれていないように思います。
というのも、マデイラワインの日本での消費の95%が調理用だそうで、ワインとして飲まれているのは、たったの5%。
そりゃあ、ワインとして知られていないのは仕方ないですね…
そもそも、マデイラワインって何者?そして、どこの国でつくられているもの?
という基本的なことが、知られていないのでは?
日本では、“マデイラ酒”という名称の方がポピュラーかもしれないマデイラワインは、
ポルトガルのマデイラ島でつくられる酒精強化ワイン です。
色は琥珀色~茶色がかったものが多く見られます
ということで、生産国は“ポルトガル”。
ここは、本国から西に1000km離れた大西洋に浮かぶ732k平米ほどの小さな島です。
マデイラ島でつくられているマデイラワインの85%が輸出用で、一番の輸出先はフランス。
2位はマデイラ島、3位が英国、4位ドイツ、5位がなんと日本!
1位のフランスは、調理用としての需要 が多いためで、それは大いに納得。
フランス料理には、マデイラワインを煮詰めたソースを使うものが多いですからね。
一方、英国は飲む方の需要です。ドイツもおそらく飲む方でしょう。
2位にマデイラって?不思議ですが、マデイラ島は豪華客船が毎日のようにやってくる観光の島で、年間100万人という観光客に販売するからです。
日本は、前述したように、調理用の需要で5位にランクインしています。
輸入業者から聞いた、あるホテルのシェフの話では、「マデイラワインを使った料理はお客様が残す比率が非常に低い。また、他の調理用のお酒と比べて高価だけれど、料理が抜群においしくなるから使わざるを得ない」そうです。
なお、このところ客が殺到しているあるフレンチの店は、1カ月にボトル100本ものマデイラワイン(しかも、そこそこいいクラス!)を使うとか!なんか、もったいない話ですね…
そんなわけで、日本では、“マデイラワイン=料理用のお酒”のイメージが拭えず、どうやって飲むものなの?どんな味わいなの?という疑問が出てくるのは仕方のないことかもしれません。
ということで、次回は、ワインとして楽しむマデイラ を紹介したいと思います。
※ → コチラ
セミナーで使われたマデイラワイン6種