イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2024年07月28日 | 2024釣り
場所:水軒沖
条件:小潮5:32干潮
釣果:ボウズ

今日は芋掘りだ。その前に小船のエンジンを回しておかねばならない。午前6時に畑に集合という指示だったが例年、大体午前5時半には叔父さんがトラクターで芋を掘り出し始めるので、それを考えると釣りを終えるのは午前5時だ。
当初は紀ノ川河口まで行こうと思っていた。しかし、今日は朝は雲が多く、なかなか明るくならない。夏至からひと月とはいえ、午前4時でもこんなに暗い。




危険を避けるためゆっくり走っていたらキリンクレーンの前に差し掛かったときすでに午前4時20分を回っていた。これでは紀ノ川河口まで行っているとほとんど釣りをする時間はないと考えて沖の一文字と新々波止の間の水道に目標を変更した。



これが悪かったのかどうか、それともどこに行ってもそうであったのか、アタリはまったくなく、そういえば僕がこの釣りをするとき、5分ほどやってみてアタリがないとすぐに飽きてくるのだということを思い出した。それなら最初の方針のとおり紀ノ川河口まで行っておけばよかったと思うのである。5分で飽きたあとは、地の一文字の付け根に移動してみたがやっぱりダメで港に帰ってきた。

予定通り、午前5時半に畑に行くと誰もいない。結局、芋を掘り始めたのは叔父さんが言っていたとおり、午前6時からだった。



これだったらやっぱり紀ノ川河口まで行っておけば全然釣れなくても少しは諦めがついたのではなかったかと思ったのである・・。
帰りのクーラーにはサツマイモしか入っていないのだが、これはこでれよしとしておこう・・。


1日後、パリオリンピックの女子柔道。兄妹で金メダルだと意気込んでいた妹の方が2回戦敗退というニュースが流れていた。ビックリするほどの大声で泣いていたが、目標を達成できなかったとき、これだけ泣けるほど何かに打ち込んだことなどこれまで人生で何もなかったと思った。負けたとはいえ、この人の生き方が羨ましくなった。自分の子供のような年齢だが・・。待ちに待った舞台などどこにもなかったし、今日の船の上もやはりそんな舞台ではなかった・・。一度くらいはそんな舞台に立ちたかったと思ってもそれを目の前にしたらきっと尻込みしてしまうのが僕の人生なのだろうなと悲しくなるのである・・。

コメント (2)
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