鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

40年ぶりの訪問

2006-11-30 | Weblog
 昨日12時にかねて約束のあった大学時代の先輩のYさんに会いに、朝日新聞社を訪れた。前日からの下痢がまだ治っていなかったが、こちらから申し入れた約束を破るわけにはいかないと自ら鼓舞して出かけた。Yさんは大学時代のサークルの1年上で、大学時代は関東学生連合の会長で華々しく活躍した猛者であった。会社の先輩の友人ということで、10年くらい前にサークルのOB会に声をかけてもらって行った時に顔を合わせて以来のことになる。何かの名簿で同じような仕事をしていることを知り、電話をかけて久し振りに会うことにした次第である。
 朝日新聞社のを正式に訪問するのは40年前にマスコミ希望者として、違う先輩を紹介してもらい、まだ朝日新聞社が有楽町に本社を構えていた頃に確かアサヒグラフの編集をしていた人に話を聞いた。だから、築地へ移ってからは初めてである。時間があったので、新橋から歩いていったが、汐留の方から大回りして正面玄関から入り、受付で来意を告げると、女性が「伺ってます」とすでに記入した受付票を渡してくれ、「しばらくお待ち下さい」と側の椅子に座るよう指示された。
 3分ほどで現れたYさんはすっかり額が上がり、年齢なりの風貌となって、貫禄もついていた。お互いに久闊を叙し、さてランチをとなり、「実はお腹の調子が……」と言い訳し、やさしい食べ物を所望した。目当てのお店が満員で、やむなく和菓子屋の2階の和食店へ行く。メニューをみると、和定食と鴨うどんとある。鴨は食べるわけにはいかないと、和定食を選んだが、ごはんが赤飯でどうもお腹にやさしいとはいえなかった。結構、食べてしまったあとで、帰ってきて、太田胃酸を呑んだが、お腹がゴロゴロいって、折角治りかけた下痢が再び元に戻ってしまった。
 Yさんとはランチの後、朝日新聞社本社2階にあるロビー喫茶店でお茶を飲みながら、学生時代の話から、いまの仕事に至るまでざっくばらんに話し、楽しい一時を過ごすことができた。今回は特に聞こうと思っていた案件があったわけではなく、永らく会っていなかったのを半ば解消して、今後お互い何かあればすぐに連絡が取れるようにしておこう、とのならいだったので、そのならいは果たした、と思う。
 会社に戻ると、案の定、お腹の具合は悪化する一方。帰る頃にはすっかり元通りになってしまった。家では再び、1時間ごとにトイレですっきり、を繰り返した。かみさんには赤飯とはいえず、ご飯を食べた、と言ったら、「そんなことをするから」とあきられた。全く、我ながら、何回やっても懲りない輩でうんざりする。
 考えてみると、このところ、まだ完治していない50肩、それに下痢、もうひとつ仕事上のトラウマみたいなものと三重苦が重なって、どうもさえない状態が続いている。この1年くらいいいことが続いていたので、こうした形で反動というものが来るものなのか、とも思ったりしているが、どこかで、”お払い”でもしないと局面を打開する術はなさそうだ。
 
コメント
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