鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

トリノオリンピック三態

2006-02-13 | Weblog
・トリノオリンピックが11日(日本時間)開幕した。注目の開会式でイタリアの誇る大女優、ソフィア・ローレンが出演しているのを見て、フィギアスケートの安藤美姫がソフィア・ローレンに似ていることに思い至った。前から誰かに似ていると思っていて、それが、誰だか思い至らなかった。ということは22日に競技が行われる女子フィギアスケートで安藤美姫が現地で強烈な声援を受けることになるのではなかろうか。やや太り過ぎとか、オリンピック終了後はプロ転向との声が聞かれる安藤美姫、思わぬ現地での声援にびっくりして舞い上がってしまうことがなければいいのだが。NHKが東京の街で「だれがトリノオリンピックでメタルを取るか」100人に聞くアンケートをしていたが、実に25人が安藤美姫をあげ、圧倒的に第1位であった。ソフィア・ローレン似の容貌が吉となることを願いたい。
・開幕早々の競技、女子フリースタイルモーグルエアーで日本期待の上村愛子選手は第2エアーで得意の3Dを決めたものの、着地後身体が前に流れ、思ったよりタイムが出ず、演技を終わった時点で2位につけ、残る4人に次から次へと抜かれ、結局5位に終わった。改めてビデオを見ると、最初の第1エアーでは動きが固く、全くスピードが出ていなくて、まるで攻めの気持ちが出ていなかった。これでは最初から負けている。第2エアーで3Dをやることだけに頭がいっていたのではなかろうか。それでも前々回の7位、前回の6位から順位を上げてきているので、上村愛子は「次のバンクーバーをめざす」ようなことを言っているが、肉体的にもう限界に近いのではなかろうか。前々回金メタル、前回銅メタルの割には不祥事を起こしたことでまるで人気のない里谷多英がやはりというか、15位に終わり、涙を流していたのをテレビがあっさりと報道していたのは当然のことか。
・もうひとつ序盤期待のスキーノーマルヒルジャンプ予選でとんでもないことが起きた。お騒がせ男の原田雅彦が予選トップ級のジャンプを見せたものの、競技終了後の検査で規定以上のスキー板を使用していたとの理由で失格となってしまったのだ。原田選手は身長174センチで、身長の143%以下のスキー板しか使えず、なおかつ体重によってさrに短い板を使うことが決められている。原田選手が使った板は253センチの板で、それには体重が61kgないといけないのに60.8kgしかなくて、失格となった。わずか200gの差、と本人はあっけらかんと言うが、プロとしてあるまじきことである。しかも原田選手は過去4回もオリンピックに出場している大ベテラン。まるで自己管理ができていない。過去に肝心のところで大ミスをしたりして、いつも何か緊張感の足りない競技をしている印象があって、マスコミが取り上げていても好きになれない選手であった。こんな選手を大事な国費を使って派遣するなんて税金の無駄遣いで、使った国費を返せ、といいたいくらいだ。おかげでか、日の丸飛行隊は大失速し、伊東大貴の18位が最高という不出来に終わった。
 開催前にどこか海外の機関が日本のメタル獲得数は3個と予想していたが、どうやら当たりそうな感じとなってきた。となると、本当に税金の無駄遣い、との声が出てきそうだ。
コメント
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